「植物にいい言葉をかけると、キレイな花が咲くのですか?」夏休みこども科学電話相談
今回話題となった質問は「植物にいい言葉をかけると、キレイな花が咲くのですか?」
回答者は甲南大学で特別客員教授を務める田中修先生です。
ぜひ、田中修先生の切れ味鋭い回答をお楽しみください(笑)
小学生の女の子:「植物にいい言葉をかけるとキレイな花を咲かせるんですか?」
田中修先生:「どこで知ったのかな?」
小学生の女の子:「お母さんから聞いた」
田中修先生:「植物に汚い言葉をかけても普通に育つよ」「植物は触られると、茎が太く、短く、たくましく育つ性質がある。だから、良い言葉で良く育ったと言い張る人は、よい言葉を掛けながら触っていたのではないかな」「菊は実験しやすいから、やってみて。苗を2つ買って、一つは『普通に育てる』、もう一つは『ヒドイ言葉をかけつつ撫でて育てる』。撫でられた方がたくましく育つから」
いかがでしょうか。田中修先生の植物学者としての矜持を持った名答。
続けて「植物は自分が支えられる重さの花をつけるから、太く、短く、たくましくなったら、大きな花をつけることがある」とも。なるほど、単に「そんなのは嘘」とぶった切らず、何故そういう心理に陥ってしまうかまで解明されていて、目から鱗。素晴らしすぎる回答。 #夏休み子ども科学電話相談
— Kawase Takaya (@t_kawase) 2016年7月22日
いい言葉、悪い言葉で植物の成長具合は変わるのかという質問。変わらないと田中先生ぶった斬り。それでもいい言葉をかけたら、よく育ったという人には、撫でてなかったか?と聞いてみてと。植物は触られると、茎が太く短く逞しくなる とのこと。#夏休み子ども科学電話相談
— おがわ (@ogawa30umi73) 2016年7月22日
ちゃんとした大人が、こうして疑似科学をばっさり切り捨てるのはとても重要なことだと思う。(この場合、さらに簡単にできる実験を促しているあたりが流石プロという回答) / “『植物にいい言葉をかけるときれいな花を咲かせるんですか?』へ…” https://t.co/oOPIlNbVDp
— 伊坂一馬 (@Ithaca_Chasma) 2016年7月22日
植物は触られると元気になる。植物の成長のカギは言葉がけより触れ合い。
罵倒しながら触る、やってみるか。
どんなツンデレだよ。 #夏休み子ども科学電話相談— ははだばだ (@hahadabada) 2016年7月22日
俗説をバッサリと切ってしまい、なぜそう考えてしまうのか?までわかりやすく説明した田中先生は、ネット上でも絶賛されていました。女の子にとっては、とてもユニークな自由研究になりそうですね!