なぜ世の中には、感動・頑張る障害者像があふれるのか?
『バリバラ』は2012年、障害者のための情報バラエティー番組としてスタート。感動するな!笑ってくれ!のコンセプトを掲げています。
対する24時間テレビは首尾一貫して感動をテーマに掲げており、同じ対象をそれぞれが別角度から捉えています。
【放送予定】8月28日のバリバラは生放送!テーマは「検証!障害者×感動」の方程式。「なぜ世の中には、感動・頑張る障害者像があふれるのか?」Twitterで視聴者ともつながり大討論! #baribara
— NHKバリバラ (@nhk_baribara) 2016年7月31日
以前も、障害者差別解消法の認知を広めるべく、ダンスユニット「エグスプロージョン」を起用したプロモーション動画が話題となりました
『24時間テレビ』に対抗してか、この日ばかりはNHK Eテレ『バリバラ』も生放送をするとのこと。
放送テーマは「検証!障害者×感動」の方程式。
NHK Eテレ『バリバラ』は「なぜ世の中には、感動・頑張る障害者像があふれるのか?」と、『24時間テレビ』の番組構成に疑問を投げかける内容が予想されます。
この企画に対する視聴者の反応はどのようなものでしょうか?
@nhk_baribara バリバラはマジでいい番組。「障害者=カワイソウ」を取っ払ってくれてる貴重な番組。これからも頑張って生き残ってほしいと心底思う。
— Sakura.kenji (@bebotaken) 2016年8月1日
@nhk_baribara 軽度だけども発達障害を持ってる俺としてはこの番組にはものすごく興味がある
— 特急大和㌠@matsutake0217 (@projekt_brake) 2016年8月2日
放送時間をぶつけた点などにもNHK Eテレ『バリバラ』の本気さを感じるとのコメントが書き込まれています。
○○時間テレビ
→障害者が遠い存在に感じるバリバラ
→障害者が身近な存在に感じられるこの違い…
— *かぎしっぽ*スマホ不調により低浮上 (@kagishittpo) 2016年8月2日
Twitterの反応を見てみると、意外にも障害者の方からの評価が高いことがうかがえます。もちろん「24時間テレビ」は募金など実際のアクションを呼び起こす点で評価されています。しかし、障害者を感動モノとして消費することにクエスチョンマークを灯したNHK Eテレ『バリバラ』への関心が高まっているのも事実。
@nhk_baribara 障害者を伝えるのに、御涙頂戴の感動は必要か?ってことだよね。
— マーボー@ダヨーさんマジ天使 (@ovan_dusk) 2016年8月1日
NHK Eテレ『バリバラ』の放送時間は28日19時。
はたして、どちらの姿が視聴者から共感を得られるのか? 障害者像が変わるきかっけとなるのか?
2016年8月28日はNHK Eテレ『バリバラ』と日本テレビ『24時間テレビ』障害者について本気で考えさせられる日になりそうですね。
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