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2017年11月24日 更新

福原愛、東京五輪についてお願い「人生かけて卓球しています」

リオ五輪「卓球女子団体」にて銅メダルを獲得した福原愛選手。日本の期待を背負い、多くのドラマを届けてくれました。福原愛選手は、2016年8月17日(水)に「リオを終えて。」と題したエントリでブログを更新しました。

愛ちゃん「朝9時から夜9時以上練習しないと練習した気がしなかった」

ブログ冒頭で感謝の気持ちを述べた後に続けた言葉は、リオ五輪に挑戦するまでの過程、本番で感じた苦しみ。

ロンドンからリオへの四年間本当に苦しかった。怪我や体調不良などひとつクリアしたら次、ひとつクリアしたら次と重なり毎日苦しい日々が続きました。

でもこの二週間は苦しかった四年間より更に苦しかったです。

おなかが空くこともなければおなかがいっぱいになることもなく、何を食べても味がしない。

勝つことでしか満足を得られることができず、練習している時だけ安心感を覚えました。

リオオリンピックに向けての合宿もしんどかった。

朝9時から夜9時以上練習しないと練習した気がしなくて、やりすぎだとわかっていても倒れるまで練習していました。

(中略)

初めて最年長として出場したオリンピックは今までにないくらい長く苦しく感じました。

でも支えてくださっている皆さんの喜んでる顔が見たいから、頑張ってきた自分に後悔だけは残したくないから、最後まで頑張り抜くことが出来ました。

はやく銅メダルを皆さんにお見せして感謝の気持ちをお伝えしに参りたいです。

出典:福原愛オフィシャルブログ Powered by Ameba

福原愛選手が赤裸々につづった複雑な心境。今回のリオ五輪・銅メダルはまさに重圧に苛まれた中で掴みとった結果であることが伝わってきます。

そしてブログの最後で、ある一つのお願いをしました。

「生半可な気持ちで決断できない」

福原愛選手が気になった質問。それは東京五輪の去就について。

最後に、東京は?2020年は?という質問がとても多くあります。

リオオリンピックが始まる前からありました。

正直な気持ちを話させていただくと、私はまだ昨日試合が終わったばかりです。

生半可な気持ちで決断できることではありません。

人生をかけて、卓球をしています。

終えたばかりで私も私の気持ちにまだ全く向き合えていないのが現状です。

ですから私にきちんと考える時間を頂ければと思います。

色々なことを考慮した上でじっくり納得のいく答えを出したいと思っています。

自分と向き合い、答えが出たらまた皆さんにご報告したく思っております。

今はリオオリンピックを無事に終えた安堵感と銅メダルを獲得できた余韻、そして皆さまへの感謝の気持ちに浸らせていただければ幸いです。

二週間、毎日時差があるのにも関わらず応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました!!

心から感謝の気持ちでいっぱいです。

出典:福原愛オフィシャルブログ Powered by Ameba

リオにかぎらず五輪を終えた後の選手に、次の目標について問いかけるのは恒例の質問になっています。ましてや、次回は東京開催。五輪に対する日本人の期待が高まっています。

マスメディアの役割は、世間の関心ごとを届けること。東京五輪への質問が出るのは仕方ありません。しかし、強い決意が伴わないと4年間の凌ぎに打ち勝てない現実もあります。

アテネ五輪・男子柔道100kg超級の金メダリストであり、北京五輪で日本選手団の主将を務めた鈴木桂治さんは、スポーツ総合雑誌『Number』のリオ五輪・特集号にて次のような言葉を残しています。

Number(ナンバー)907号 Rio 2016 Preview 黄金の魂を。

出典:amazon.co.jp

「五輪は楽しむ場じゃない」

楽しくないんですよ、五輪って。記憶もほとんど残ってない。金メダルを取ったアテネ五輪でも、うれしかったという気持ちはあっても楽しかったというのはない。

(中略)

実際に五輪で人生変わるんですから。

井上監督が『人生をかけて戦っていい舞台。決して損はしない』と言っていたけど僕もそう思います。

「オリンピックは楽しくない」と振り返る鈴木桂治さんのメッセージは、福原愛選手のインタビューでの回答「苦しいオリンピックでした」の生々しい言葉と重なります。昨日も俳優・コメンテーターの坂上忍さんが、出演したTV番組「バイキング」(フジテレビ系)にて「吉田沙保里選手に対して東京のことは質問はしないで欲しい」と苦言を呈した場面がありました。

視聴者が受け取る一瞬の感動の裏には、選手の強い覚悟、4年前の決断があります。大会の結果を踏まえ、達成感や充足感、責任感、喪失感、悔しさ……といった感情と向き合います。ぜひ、観る者が競う者への心情を慮り、そっと決断の第一歩を見守ることができたらいいですね。

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