おかえりヒッキー、
宇多田ヒカルさん、再旋風。
復帰アルバム『Fantome(ファントーム)』は、iTunes全米最高位3位(日本人女性ソロアーティスト初)を記録、そして日本を含めた世界10カ国・地域の主要配信サイトで1位を獲得しました。また、今どきの音楽シーンでは珍しい購入者特典を付与しない販売手法が「かっこいい!」とネット上でも話題になっています。
写真:FEELY
(現在は、イギリス・ロンドンを拠点としてアーティスト活動を行う宇多田ヒカルさん。NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』の主題歌に『花束を君に』、深夜のニュース番組『NEWS ZERO』のエンディングテーマに『真夏の通り雨』が使用されています)
ZERO村尾キャスターと対談
10月20日(木)に放送された『NEWS ZERO』では、宇多田ヒカルさんとメインキャスターを務める村尾信尚さんが対談。村尾さんが、生活者としての宇多田ヒカルさんに迫りました。
今夜は「宇多田ヒカルさんと村尾キャスターの対談企画」第2弾をお伝えします。歌詞の変化や創作秘話、ロンドンでの生活、そして子育てについてなど、宇多田さんがたっぷりと語ってくれました。お楽しみに! pic.twitter.com/nGAGYZUNa9
— NEWS ZERO (@ntvnewszero) 2016年10月20日
一番の変化は歌詞
活動休止の前後、一番の変化は“歌詞”。その理由は「6年いろいろあったし、いろんな人に思いを馳せることができた」と宇多田ヒカルさんは語ります。
有名人(見られる側)になってからの十数年、どんどん自分が見えなくなっていってた。全然自分のこと理解できてなかったし周りの人たちのことも「知ろう」としてなかった。苦しい、さびしい生き方をしてました。まだ若いうちに気付けてよかったです。みんなに感謝(*´(エ)`)
— 宇多田ヒカル (@utadahikaru) 2012年2月12日
宇多田ヒカルさんの子育て感
日常が生まれた
また、記事冒頭でのセリフ“ただの母親になれる”と明かしたように日常が生まれたと振り返ります。
生後5ヶ月の息子の屁がまじで臭い
— 宇多田ヒカル (@utadahikaru) 2015年12月9日
赤ちゃんのキンタマの美しさにビビる
— 宇多田ヒカル (@utadahikaru) 2016年1月30日
毎朝六時半起きの生活なんて大学中退して以来、15年ぶりだ。「親」業には週末も休日も体調不良による欠勤もないと自分が親になるまで気付かなんだ、、、かあちゃんになって初のおはようございくまぼんじゅーる(=(エ)=)ノ彡☆
— 宇多田ヒカル (@utadahikaru) 2015年11月30日
素朴な疑問
イタリア人男性と再婚、2015年に第1子となる長男を出産。ロンドンでの子育て生活にテーマが及びます。
村尾キャスター:
「ロンドンでの子育てはやりやすいですか? お母さんにとって」
宇多田ヒカルさん:
「日本で子育てしたことないので認識が間違っているかもしれないですけど、東京で生活している友達の話を聞いていると… 東京って、なんて子育てしにくそうなんだろう! って、びっくりしてます」
「外で赤ちゃんが泣いてたら、すごく嫌な顔をされるとか…。ベビーカー持って外で乗り物に乗ると周りが全く協力してくれない上に“なんだよこんな時間に”みたいな視線を投げかけられたり、実際になにか嫌なこと言われたりという体験談をけっこう聞くんですよね」
出典:Brad Barket/Getty Images
赤ちゃんが生まれるから国が成り立つ
宇多田ヒカルさん:
「赤ちゃんが生まれて国が成り立っていくのに、その赤ちゃんが将来の自分の年金を払う人になるのに、なんでちょっと泣いてるくらいで嫌な気持ちになるんだろう…とかすごく不思議です」
「ロンドンで一番いいなって思ったのが、とにかくお母さんと赤ちゃんがそこら中にいるんです。公園だろうが、レストランだろうが、お店だろうが。授乳するにしても、レストランでも嫌な顔されないんです」
自分が目にした日常生活と、人間の寛容さを紐づけて語った母・宇多田ヒカルさん。 その示唆に富んだ発言には、ネットでも考えさせられたの声が拡がりました。
「日英どちらが子育てしやすい?」と聞かれた宇多田ヒカル。「日本では育てたことないけど」と前置きしつつ「英国では電車にもレストランなど街に子連れがあふれている。日本では友人がベビーカーを邪魔にされたり……なんでだろう、年金とか自分たちの将来の支えるのは子供たちなのに」
— 伊丹和弘@マリサポ兼記者 (@itami_k) 2016年10月21日
zeroのインタビューでの宇多田の赤ちゃんに対する発言。私も姪っ子がいるから思うが、日本は子育てに関しては、海外よりしにくいと思う。特に働きながらは。彼女の発言を揚げ足取る人いるけど、なら子育てしてみろ、と言いたい。ここで「そうなんだ。」と思える人が多いといいな。まだ救いがある。
— mari (@kuro0205) 2016年10月21日
※『SONGS』(NHK)に出演した際の感想
宇多田ヒカル@NHK
子育てをしてる中で自分の生まれた後の記憶のない空白の時間が埋まっていく気がした本当にすごいな、この言葉本当にすき
— にこり (@niko5055) 2016年10月1日
「子育てを通じて(人生の疑問や悩みなど)様々なことが腑に落ちていく」
うむ。
子育てのことで宇多田ヒカルに共感する日が来るなんて、人生って分からんもんだ。本当に。
— (U_T)y- (@Hiro_LDN) 2016年9月27日
自分に子どもができたら母親との関係が修復されたって話を最近よく聞く。
宇多田ヒカルも子育てする中で「物心つく前の記憶にない頃、自分も母親にこうやって世話してもらったんだ」と思ったら、なんか一気に繋がった感じがしたと言っていた。それが「道」という歌になった。— アヤ先生 (@_aya_sensei) 2016年9月30日