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【雑学】豚の体脂肪率は15%前後、モデル並みってホント?

「豚に真珠」「一竜一猪」「豚児」など、“豚(ブタ)”の文字を使ったことわざは、一般的に侮蔑的な意味合いが込められます。それらは教訓や知識の表現にとどまらず、肥満体型など容姿を指摘する際にも。しかし、実際のところ豚の体脂肪率は15%

豚の写真

出典:PIXTA

豚の体脂肪率は15%前後

少し昔ですが、フジテレビのバラエティ番組『ホントにすごい雑学』にて、帝京科学大学 小動物栄養学研究室の大辻一也教授によって豚の体脂肪率が紹介され、話題になりました。

体重を占める脂肪の割合を示すのが体脂肪率。豚の体脂肪率15%前後を人間に例えると、スタイル抜群モデル体型のお姉さんに相当するのだとか……。(皮下脂肪と内臓脂肪は考慮していません)

女性は男性よりも筋肉量が少ないため、一般的に多め。それでも体脂肪率20~25%の範囲が女性の「普通」として位置づけられます。(男性は15~20%)

「肥満」はそれぞれ、女性が30%以上男性が25%以上。そのため15%は人間の女性にとっての「痩せ」。体脂肪率に限ると、「ブタブタブタ」と人間が罵り、小馬鹿にできる数値ではないのです。

モデル体型の女性

※イメージです(体脂肪率15%の女性ではありません)
出典:IvanMikhaylov / iStock. by Getty Images

ちなみに、豚の語源は統一した見解は存在しないとのことですが、その太った見た目から由来している説があります。

豚の語源には種々あって統一した見解はない。諸説の中で信頼性のあるものは、ミフトリハダ(身肥肌)、ヰブト(猪太)などであるが、この動物が太って肉がブタブタしていることからブタと称したようである(清水・1988)。

出典:那覇出版社「豚・この有用な動物」(1996年)

豚によっても体重と肉質はさまざま

豚の肉は大きく7部位「肩」「肩ロース」「ロース」「ヒレ」「モモ」「ソトモモ」「バラ」に分けられます。肩やソトモモ、ヒレなどはタンパク質でほとんど脂肪分がありません。意外と筋肉質な豚ちゃん。(豚トロと呼ばれる部位は、ほほ肉が中心)

豚の部位イラスト

出典:PIXTA

イノシシを改良して家畜化した豚の品種は300種以上。用途によって加工用・脂肪用・生肉用に分けられ、それぞれ赤肉と脂肪の割合も異なります。最後に代表的な品種を紹介します。

ヨークシャー(Yorkshire)

ヨークシャー

出典:tytyeu / iStock. by Getty Images

イギリスのヨークシャー地方で改良された白色ブタ。大、中、小の3型がある。日本には中ヨークシャーが輸入されている。中ヨークシャーは早熟、強健で繁殖・哺育能力にすぐれ、成豚で体重200~250kg。肉質がよく、生肉、加工に適する。

出典:世界文化社「改訂新版 世界文化生物大図鑑 動物」(2004年)

ランドレース(Landrace)

ランドレース

出典:stigua / iStock. by Getty Images

デンマークの在来種に大ヨークシャーを交配してつくりだされた品種。白色のブタで、成豚は体重約300kg。欧米諸国を中心に飼育されている。産肉能力がたかく、生後6ヵ月で約90kgになる。肉質もすぐれた加工用の優良品種。

出典:世界文化社「改訂新版 世界文化生物大図鑑 動物」(2004年)

デュロック(Duroc)

デュロック

出典:ACM1988 / iStock. by Getty Images

アメリカ産の赤褐色のブタで、体重は成豚で250~450kg。強健で、強健で繁殖・哺育能力にすぐれている。肉質は比較的脂肪にとむ。北アメリカで飼育がさかん。

出典:世界文化社「改訂新版 世界文化生物大図鑑 動物」(2004年)

バークシャー(Berkshire)

イギリスのバークシャー地方で改良された黒色のブタで、顔、四肢端、尾端部が白色。早熟、強健で哺育能力にすぐれる。肉質はやや脂肪が多いものの、生肉、加工ともに適する。世界各国で飼育され、日本にも明治以降導入されている。

出典:世界文化社「改訂新版 世界文化生物大図鑑 動物」(2004年)

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