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超大陸パンゲアって知ってる? 1つの島が6つに分裂した2億年の旅

およそ45億年の果てしない時間を過ごしてきた地球。今でこそ6つの大陸に分かれていますが、約2億年前までは1つの大陸だっとか。ドイツの気象学者アルフレッド・ウェゲナーによって発表された「大陸移動説」では、かつてパンゲア大陸と呼ばれていました。

※パンゲア大陸が存在したころの世界地図
パンゲア大陸が存在したころの世界地図

出典:PIXTA

パンゲア大陸のビフォーアフター

出典:PIXTA

パンゲア大陸とは20億年前に地球上に存在していた1つの大陸のこと。大きさは地球の5分の2を覆うほどの面積。これが2億年の時を経て分裂し、現在の地図で目にするような形になったそうです。

2億年前の地球には、ただ1つの巨大な大陸しかなかった。それは、アルフレッド・ウェゲナーが“パンゲア”と名付けたものである。このパンゲアは砂漠、塩水湖、山脈、熱帯の湿地、森林と灌木地帯からなる広大な大地であり、そこには初期の動物を含む原始的な爬虫類が生息していた。

出典:西武タイム(1984)『ライフ地球再発見シリーズ 移動する大陸』

2億年かけて分断していった過程

(約2億年前)パンゲア大陸が南北に分断される

分裂した大陸

出典:PIXTA

赤道あたりに生じた亀裂からマグマが湧き上がり、その重さに耐えられなくなった地面が沈んでバンゲア大陸が南北に分かれたことから、超大陸が分解し始めます。

(約1億6700万年前)北アメリカ大陸からグリーンランドが分離する

グリーンランド

出典:PIXTA

アメリカ大陸の東側に広がる大西洋が北上し、現在のカナダとグリーンランドの間に境目ができました。

(約1億6500万年前)南アメリカ大陸とアフリカ大陸、オーストラリア大陸、南極大陸が誕生

大西洋

出典:PIXTA

大西洋は南にも広がり、南アメリカ大陸とアフリカ大陸を分断しました。

そして先ほど離れていったグリーンランドでは西側に亀裂が入り、ヨーロッパの島々ができてきます。

一方南極大陸では、現在のニュージーランドにあたる島に続き、オーストラリア大陸が離れ、それぞれの大陸が誕生しました。

(約4500万年前)インドが北上 そして数々の山脈ができる

エベレスト

出典:PIXTA

ユーラシア大陸の鍵を握るのは現在のインドです。

バンゲア大陸が分裂し始めたとき、インドはなんとアフリカ大陸と南極大陸の間にありました。

それが1億4500万年の長い月日をかけて北上。そして、ついにチベットと衝突したのです。

衝撃でプレート同士がせり上がり、ヒマラヤ山脈を形成。地上8848 mの世界一高い山ができました。

(約1500万年前)地中海が完成していく

今でこそ人気の観光地と知られる地中海も大陸移動によって大きく変化をしました。

地中海

出典:PIXTA

約2400万年前、アフリカ大陸の東端がユーラシア大陸のアジア地域が結合し、西側から大西洋の海水を取り込む形の地中海が誕生。

しかし約1500万年前、現在のスペインがアフリカ大陸に押し付けられ、地中海の西側も大西洋から分断されてしまいました。そうすると、水が入らなくなった地中海は干ばつ。深さ3000mの深い谷となってしまいました。

そして600万年前になると、大西洋と地中海を隔てていた山が崩壊。再び海水が入るようになった地中海は100年かけて満水になり、現在の姿を完成させました。

(約350万年前)現在の世界地図が完成

火山活動

出典:Vershinin-M / iStock. by Getty Images

最後に太平洋側の火山活動がパナマ地峡を押し上げたことで北アメリカ大陸と南アメリカがつながったことで、現在の世界地図のように大陸が並びました。

世界地図

出典:Gal_Istvan / iStock. by Getty Images

バンゲア大陸が分裂し始めたをきっかけに、どんどん気温が上がり陸に住む生物も激増し、約500万年前にはやっと人間も誕生しました。そして驚くことに、オーストラリア大陸は今でも動き続けていて、1994年から2016年までの間に1.5mも位置が変わっているそうです。

パンゲア大陸ができていく過程を動画で説明しています。(なんとなく微生物の分裂に似てる)

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