バスター・ムーン(コアラ)声優は内村光良さん
内村光良さんが声優を務めた主人公のバスター・ムーン(コアラ)は、倒産寸前の劇場を立て直すために開催した歌のオーディションを開催。歌にかける希望や夢を捨てきれない動物たちの才能を見極め、スターを発掘します。
超楽観的な性格ですが、ショーへの情熱は人一倍強いのがバスター・ムーン。問題児ばかりの動物たちをまとめあげるひたむきな姿に共感を覚える鑑賞者も。
これまで、お笑い芸人でいながら、俳優や映画監督としてもマルチに活躍してきた内村光良さんですが、初めて挑戦したハリウッド映画の吹替えは「やっぱり声優さんって違うな、プロって違うな」「でも勉強になりました」と振り返り、「(長澤)まさみちゃんが上手いですから、私は素人ということで観てください」とコメントし、長澤さんを困らせていました。
バスター・ムーンを演じるにあたり、彼のテンションの高さに気をつけたという内村光良さん。確かにオリジナル版では、ハリウッド俳優マシュー・マコノヒーが演じているバスター・ムーンが甲高い声でハイテンションにしゃべっています。
オリジナル版はマシュー・マコノヒーが務める
映画『SING/シング』オリジナル版では、アカデミー賞俳優Matthew David McConaughey(マシュー・デヴィッド・マコノヒー)が主人公バスター・ムーンの声優を担当。
(C)Universal Studios
※アフレコ風景の映像
マシュー・マコノヒーは「最後には劇場の存続ではなく、友情や歌への愛がすべてになる」と映画を振り返っています。
(C)Universal Studios
内村さんのバスター・ムーンは運命的
ポジティブすぎて周囲の動物を振り回すこともあるけれど、お茶目で憎めないキャラクターのバスター・ムーン。
彼が全身を泡だらけにしてモップ代わりに洗車するコミカルな姿や軽快な話ぶりで口喧嘩を制する姿、「もう行き先は1つしか無い!」とみんなの背中を押す行動には、「内村さんと重なる!」という声が多数上がっています。
ピンチでも前向きに夢を追い続ける姿勢、そしてコミカルな動きと軽妙な会話でみんなを引っ張っていくその姿がぴったりと重なり、バスター役は内村光良さん以外に考えられないほど。
「バスター・ムーンは、わがままだけど誰のことも否定しない」
中には、内村光良さんが監督・脚本をつとめた映画『ボクたちの交換日記』のストーリーにも触れ、内村さんがバスターの声優を担当したことが「運命的」と評する人もいました。
『SINGシング』日本語吹き替え版バスター・ムーンを内村光良さんが吹き替えているのもわしには運命的。内村さんは監督として「ぼくたちの交換日記」という作品で夢をあきらめるという決断をする切なさを物語にされていましたから。長澤まさみさんも出演されていた。
— 椿原 敦一郎 (@teamokuyama) 2017年3月20日