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2017年08月31日 更新

【接し方に悩む人へ】札幌市が作成した『発達障がい支援ポイント』がわかりやすいと話題に

「特性が理解され、適切にサポートされることで、本来持っている多彩な能力が引き出されます」

札幌市が、発達障害を持った人たちがもっと活躍できる社会をつくるために作成した『虎の巻』シリーズがTwitter上で話題になっています。

わかりにくい障害特性や当事者と周囲で感じるギャップ、対応法について丁寧に紹介されています。

【職場での接し方】

発達障がい者の人の就労をサポートするために提供された支援ツールです。

見本を示せば完成度アップ

発達障害の方が職場で働くイラスト

イラスト提供:札幌市保健福祉局保健福祉部障がい福祉課

「適当に」に戸惑ってしまうけど、「こうやって」だとグッドジョブ!

「ちゃんと」「しっかり」も苦手。

期限がわかれば集中力倍増

発達障害の方が職場で働くイラスト

イラスト提供:札幌市保健福祉局保健福祉部障がい福祉課

「はやめに」の曖昧なニュアンスが想像できませんでした。

「15時までに」でグッドジョブ!

ルールがわかれば模範社員

発達障害の方が職場で働くイラスト

イラスト提供:札幌市保健福祉局保健福祉部障がい福祉課

「素敵なファッションだね」の皮肉は通じません。

「ほめられた」と勘違いしてしまいます。

規定服装の「ルール」を説明しましょう。

「自閉症」や「アスペルガー症候群」「注意欠陥」「学習障害」といった言葉。これらはすべて発達障害の一部。

この虎の巻は、特に自閉症などの広汎性発達障害を持つ人と周囲の人の間で起こった経験談をもとに、認識違いによって生じやすいトラブルを「ギャップ」、その解決の糸口となるポイントを「チェンジ」、解決した状況を「グッジョブ」という言葉を使って、誰が見ても理解できるよう工夫されています。

【日々の暮らしでの接し方】

ほかにも様々な生活シーンにおいて、紹介されています。

感覚過敏

発達障がいのある人たちへの支援ポイントを紹介した「虎の巻」シリーズのイラスト

イラスト提供:札幌市保健福祉局保健福祉部障がい福祉課

「大声を出せば圧迫感が減ると思ったんだよ」

家族だけで悩みを抱えずに、相談員にアドバイスを貰いましょう。

その結果、音に過敏に反応する“感覚過敏”の特性を知りました。

【学校での接し方】

学校の教室の中には目にみえない悩みを抱えている子どもがいます。

実演と説明のひと手間

教室で悩みを抱える発達障害を持った子ども

イラスト提供:札幌市保健福祉局保健福祉部障がい福祉課

「ぞうきんはこうやって絞るんだよ」のひと言。

作業における自分の役割を知り、道具の使い方を学んだ結果、みんなのお手本になりました。

【子どもとの接し方】

幼児の成長・発達には違いがあります。

二手先明示

イラスト提供:札幌市保健福祉局保健福祉部障がい福祉課

「もう帰る時間だよ」の声かけを「あと一回お山をつくったら、おしまい」に。

先の見通しがつけば、遊びの切り替えもスムーズに。

Twitter上では「新人教育にも有効」「障害とか関係なくみんなやってほしい」「本来、上司はこうあるべき」といったコメントが多く上がりました。

なぜ、このような表現に? 札幌市に聞いてみた

この『虎の巻』シリーズの取り組みについて、障がい福祉課の方にお話をうかがいました。

--きっかけは? いつから始まったのでしょうか?

「平成17年度に施行された<発達障害者支援法>に伴い、市町村で理解を図る取り組みができないか検討を重ねました。子ども向けはあるが、大人の方に向けた理解を促す取り組みが少なかったのが当時です」

「『虎の巻』プロジェクトはこれまでに5パートを作成しました。『職場』は平成22年、『暮らし』は平成23年、『学校』は平成25年、『続・学校』は平成26年、『子育て』を平成27年に公開しています」

--なぜ、イラストで表現したのでしょうか?

「なるべく手にとっていただきやすいように、多くの方に知ってもらいたいとの思いからマンガ風にしました」

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