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2017年05月18日 更新

5年の俳優人生を噛みしめた東出昌大の受賞スピーチが謙虚で、誠実で、格好いい

俳優・東出昌大さんが第26回日本映画批評家大賞の授賞式にて助演男優賞を受賞。

受賞スピーチでは、これまで歩んだ俳優人生を振り返り、NHKドラマ『ごちそうさん』にて兄妹役で共演した女優・高畑充希さん(新人女優賞)との思い出話を披露。最後は新たな決意を示しました。

東出昌大さん

撮影:FEELY

撮影:FEELY

受賞作『聖の青春』は鬼の思い、対局は殺し合いだった

受賞作品である映画『聖の青春』(主演は松山ケンイチさん)で東出昌大さんが演じたのは、がんを患い29歳の若さで亡くなった天才棋士・村山聖のライバルである羽生善治役

羽生善治さん本人の眼鏡を着用し、にらみつける眼光の鋭さ、こめかみを押さえる仕草など東出さんの驚異的な役作りが審査員からも評価された作品でした。

東出昌大さん

撮影:FEELY(第29回東京国際映画祭)

「村山聖の人生が苦しいのはわかっているけども、『ぺしゃんこにしてやるんだ』という鬼のような思いで撮影に臨みました」

昨年11月に行われた東京国際映画祭の舞台挨拶では、生きる時間を削ってでも羽生善治を倒しにきた村山聖について、2人とも将棋に人生を懸けており、敗北は人生を否定されることを意味すると説明。相当の覚悟を伴う作品だったと明かしています。

東出昌大さん

撮影:FEELY(第29回東京国際映画祭)

5年の俳優人生を振り返る 朝ドラ『ごちそうさん』秘話も…

「え〜。今日はほかのところではしない話をしたいなと思います」

トロフィーを手にした壇上でこう切り出した東出さんは、新人女優賞を受賞した高畑充希さんと共演したNHK朝ドラ『ごちそうさん』の思い出を語ります。

スピーチで話す東出昌大さん

撮影:FEELY

「僕らは……あれ、4年前、3年前? 『ごちそうさん』というNHKのドラマで兄妹役をやっていました。放送が始まる前、大阪の淀川に自転車でこぎ出して、たこ焼きだったり、コンビニでおにぎりを買って、川辺で釣れるか釣れないかわからない釣り糸を垂らしながら、くだらない話してて……」

かつて東出さんと共演した新人女優賞:高畑充希さん

撮影:FEELY

「彼女は今日、新人女優賞を受賞し、それ以降、僕は共演は1つか2つさせていただきましたが、本当に素晴らしい女優さんだと前から知っていました」

東出さんのスピーチを見守る高畑さん

スピーチをじっとみつめた高畑さん

撮影:FEELY

飛躍成長を重ね「(自分は)何者かになれたんじゃないか?」

感慨をこめて当時を振り返った東出さん。

ややしみじみした様子で、こみ上げる思いを続けます。

東出昌大さん

撮影:FEELY

「ただ、今日こうやって(高畑充希さんと)会場で会うと、あの頃に戻れるし。なんか、本当にこういう栄誉ある賞をいただけると、自分が何者かになれたんじゃないか? とか、なってしまったんじゃないか? っていう危機感も抱くんですけれども……」

「本当にあの頃は何者でもなかったし、実際のところ、今も何者でもないんだと思います

東出昌大さん

撮影:FEELY

決意を新たに

ファッション誌『メンズノンノ』、パリコレでのモデル活動を経て俳優デビューしたのは2012年に公開された映画『桐島、部活やめるってよ』。

「役者になって5年が経ちました。たった1回目の俳優人生なので、経験則から語れることはなく、今後どういう役者になればいいのかっていうのは、予測と若干の希望的観測からしか予想できないのですが、謙虚な気持ちと日々を感謝する気持ちをもって、今後もおごりをもたずに進めればと思います」

東出昌大さん

撮影:FEELY

「全力で銀幕に存在したい」

受賞スピーチのラストは映画への想いで結んだ東出さん。爽やかな笑顔で受賞を喜びました。

東出昌大さん

撮影:FEELY

「映画の現場は大好きです。ただ、毎回毎回どの作品でもクランクイン前日は胃が痛くて、晴れやかな気持ちで現場に入ることはできないんですけども、全力ではあったと思うので、今後とも全力で銀幕に存在したいと思います」

東出昌大さん

撮影:FEELY

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