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2017年11月02日 更新

「今まで、グッときた共演者は?」 満島ひかり、ファンの質問に答える

2017年10月27日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて上映された第30回東京国際映画祭「Japan Now 銀幕のミューズたち」部門の『愚行録』(ぐこうろく)トークイベントに石川慶(いしかわけい)監督と女優・満島ひかり(みつしまひかり)さんが登壇。司会進行を務めた安藤紘平(あんどうこうへい)さんや観客からの質問に応じました。

東京国際映画祭でトークショーを行う満島ひかりさん

(c)2017 TIFF

東京国際映画祭でトークショーを行う石川慶監督(愚行録)

(c)2017 TIFF

映画『愚行録』とは

満島ひかりさん

写真撮影:FEELY

映画『愚行録』は、直木賞候補になった貫井徳郎さんによる同名小説が原作。週刊誌の記者が迷宮入りとなった一家殺人事件の真相を追いかけ、人間誰しもに隠れ潜む「愚行」を描き、実像を暴いていく群像ミステリー映画です。

ポーランド国立映画大学で演出を学んだ石川慶さんの長編監督デビュー作品。主演は妻夫木聡さん、満島ひかりさんが務め、小出恵介さん、臼田あさ美さん、市川由衣さん、松本若菜さん、中村倫也さん、眞島秀和さん、濱田マリさん、平田満さんらが出演しています。全国公開は2017年2月18日。

妻夫木聡さんを「お兄ちゃんだと思っている」

満島ひかりさん

写真撮影:FEELY

「妻夫木さんの力がすごく大きくって」

本作の主演は、妻夫木聡さんと満島ひかりさん。兄妹役を演じました。

2010年に公開された映画『悪人』(あくにん)でも共演した2人。兄がいないという満島ひかりさんは、「プライベートでも兄妹みたいにしてもらってる」と妻夫木さんとの関係性をあらためて口にします。

「本当に、妻夫木さんのことをお兄ちゃんだと思っているような感じで。そんな中でお芝居ができたから、新しく人を知ろうとする時間とか、映画のために愛そうとする時間が必要なかったことはすごくラッキーでした」

映画ならではの演出に石川監督「満島さんにもっと壊してほしい」

満島ひかり

写真撮影:FEELY

試写会鑑賞後に「新しい自分の映画の始まりを感じた」と、作品の第一感を述べた満島ひかりさん。

撮影では、原作・脚本にはない即興シーンが多く含まれていたと撮影中のエピソードを明かします。

この意図について石川慶監督は、「そうですね。いっぱいありましたね…。満島さんが現場に入った時点で、ちょっと変えたほうがいいなっていう感覚があって。満島さんにもっと壊してほしい。たぶん、それでエチュードっぽくなったのかもしれない」と、思い描いていた作品世界を説明します。

「かわいそうって感性が好きじゃない」

満島ひかり

写真撮影:FEELY

「私、『かわいそう』って思う感性が好きじゃないんですけれど」

満島ひかりさんが演じたのは、親から虐待を受けた過去があり、また娘を衰弱死させた疑いで逮捕される母・田中光子。

光子の役については、「彼女(光子)に対して“悲しい”とか、“かわいそう”とかできるだけ思いたくないし。“愛おしい”も思わないように。だから、もうやっている最中は、本当に綱渡りで」と、役に同情したくない思いとの葛藤があったそう。

満島ひかり

写真撮影:FEELY

たびたび劇中に登場し、光子の物語をリードする精神鑑定の舞台。

とくに、光子が畳みかけるように「ひとり語り」を行う長台詞のシーンは圧巻。見る者の心に緊迫感を与えました。

精神科医と会話する場面は、石川慶監督と緻密に作り上げたと振り返り、また、リアルな役を追求する難しさを話します。

満島ひかり

写真撮影:FEELY

「精神がおかしいようにみえすぎると、精神鑑定ものじゃなくなってしまうから。『ちょっとこの人、違和感があるな?』ってみせなきゃいけなくて」

「違和感の正体も、誰もつかめないままじゃなきゃいけなくて。その場合って、私もつかんじゃいけなくて。それがすごく難しくて…」

「監督と話し、精神科医と喋るときは、できるだけ目に映った景色とか、自分の人生で起こったことを、鏡みたいにして、ただ映ったことを自分の学んできたままの言葉で喋ってるだけにしたいと」

満島ひかり

写真撮影:FEELY

石川監督も「『同情とか、かわいそうっていうことはないですね』っていうのは最初の最初から(話)していましたよね」と同調。安藤紘平さんは、「観ている側としては、愛おしく、切なく、ぼろぼろになったお人形さんのよう」と観客の思いを代弁しました。

ファンからの質問「今までグッときた共演者は?」

「舞台・映画・ドラマ…今まで共演した人で、満島さんにとってグッときた女優・俳優がいたら、教えてください」

質疑応答のラストで飛んだ質問。「なかなか難しいですけれど…」と前置きした満島ひかりさんは、心惹かれた人物の名前を挙げました。

「できれば、角度を変えないでみても、『うわー!』って思う人と共演し続けたい。角度を変えてみたら、みんな自分以上に素晴らしいことってどの世界にもあって。パッと感じた衝動で『うわ! おもしろい!』って思った人のところに。最近あったのは、共演者ではないけど、オザケンさん(小沢健二)が」

笑顔をみせる満島ひかりさん

写真撮影:FEELY

『愛のむきだし』で共演した安藤サクラさんを語る

さらに、満島ひかりさんがヨーコ役を演じ、出世作となった園子温監督『愛のむきだし』(2009)の共演者・安藤サクラさん(コイケ役)の第一印象を感慨深げに話しました。

「一番最初に俳優をやって、『えーすごい!』って思ったのは“サクラ”。『愛のむきだし』の作品のときに、監督のワークショップをやって、圧倒的演技力っていうの?」

「『すごーい! なにこの人!』って。なんか青いジャージ着て。髪がすっごい長かったサクラの姿を今でも覚えていて。同級生にこんな子いるんだって、なんか得体の知れない、怨念を感じるくらいのパワーだった」

「一番最初に大きい作品で、彼女と共演できたことが今でも宝物になっている気がします」

安藤サクラ

写真撮影:FEELY

共演者との思い出を無邪気に語る満島ひかりさん(動画)

満島ひかりさん、トークイベント写真

満島ひかり

写真撮影:FEELY

満島ひかりさん

写真撮影:FEELY

満島ひかりさん

写真撮影:FEELY

満島ひかりさん

写真撮影:FEELY

満島ひかり

写真撮影:FEELY

満島ひかり

写真撮影:FEELY

笑顔をみせる満島ひかりさん

写真撮影:FEELY

満島ひかりさん

写真撮影:FEELY

満島ひかり

写真撮影:FEELY

【同日行われた『海辺の生と死』トークイベントの模様は以下より】
「私の中に奄美大島の血がある」 満島ひかり、ルーツに立ち返る

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