共依存恋愛とは?陥りやすい人の傾向・特徴・解決方法まとめ

恋愛の形はひとそれぞれ。とはいっても日常生活や仕事に悪影響を与えてしまうような不健康な恋愛は避けたいという人が多いでしょう。しかし、自分には無関係と考えるのは早計です。

今回は、

  • 恋愛における共依存の意味・定義
  • 共依存恋愛をするカップルの傾向9選
  • 共依存恋愛をする女性の特徴
  • 共依存恋愛をする男性の特徴
  • 共依存恋愛の解決方法

と、多くの人が陥りがちな恋愛の落とし穴、共依存恋愛について傾向や特徴、さらに解決方法をまとめました。

恋愛における共依存とは?


共依存恋愛とはお互いに依存しあって離れられなくなる状態。共依存が進行すると相手に無茶な要求をしたり、逆に何でも聞き入れてしまったりと精神的肉体的負担が大きくなってしまいます。

共依存とはどのような状態なのか、どんなリスクがあるのか紹介します。

お互いに精神的に寄りかかっている状態

依存という言葉からどのようなイメージがわいてくるでしょうか。アルコール依存症やギャンブル依存症のように場合によっては病的なほど何かに執着したり、やめられなくなったりというイメージを持つ人が多いでしょう。

共依存も同じように過剰に依存して、依存しあうことで自分の存在価値を確認したり相手をコントロールしたりすることを言います。

依存はエスカレートして借金・DVなどの不幸を招くリスクがある

依存の問題点は、依存しすぎることで自分自身をコントロールできなくなって、行動がエスカレートしまうことにあります。

初めは普通だったのに、相手からの要求が次第に増長して過剰になっていくことで、お互いに泥沼化していきます。借金やDVなどの不幸に発展するケースも考えられるでしょう。早い段階で依存に気づいて対処する必要があります。

共依存恋愛をするカップルの傾向

共依存恋愛をするカップルには共通する傾向があります。また違う人と恋愛しても共依存恋愛を繰り返してしまうという人もいるでしょう。共依存恋愛をしてしまうカップルにはどのような特徴、傾向があるのでしょうか。

常に優先順位は相手が一番

共依存の恋愛に陥ってしまうと、常に優先順位は相手が一番になってしまいます。

客観的に見て不健康な状態だとしても相手がいつも最優先なので人の意見を聞き入れることはありません。また恋愛にかける比重が大きくなってしまうため、学業や社会生活に影響を及ぼしてしまうこともあるでしょう。

お互いに相手を支配しようとしている

共依存というと片方が相手をコントロールしている状態とみられがちです。しかしそれは表面的な状態。実際にはお互いに相手を支配しようとする結果が共依存です。

暴力をふるう相手に対して従属するような関係では、暴力をふるう側が主導権を握っているように見えます。ところが、従属する側もあえて従属することで、無意識に自分無しではいられないように支配しているのです。

不適切な献身ぶりが相手をどんどん堕落させる

尽くすタイプといえば、たいていポジティブなイメージでとらえられます。しかし、過剰なほどの献身は相手を堕落させる原因にもなります。

アルコールに溺れる人に酒を買ったり、借金を繰り返す人にお金を貸したりする行為は相手を泥沼にはめる行為。間違った献身ぶりによって、加速度的に相手をダメにしてしまいます

相手のひどい仕打ちに耐える


相手からひどい仕打ちを受けた場合、多くの人は距離を置くか法的手段に訴えます。しかし、共依存の場合は相手のひどい仕打ちに対抗したり逃げたりすることはありません。

ただ黙って我慢してしまいます。我慢してしまうと、相手も行動がエスカレートしてしまいます。結果として後に引けなくなってDVや借金などにつながることあるでしょう。

相手を振り回していることへの自己嫌悪がありながらも制御できない

暴力をふるうなど相手を振り回す側は好き勝手にふるまっているように見えますが、悩みを抱えていないわけではありません。

共依存関係の多くは振り回す側も、相手を振り回す自分に対しての嫌悪感を持っています。しかし、一度そのような共依存関係が構築されてしまうと、自己嫌悪しながらも相手を振り回すことをやめられなくなってしまいます。

2人の関係が悪化すると大量飲酒・服薬などの問題行動で日常生活に支障をきたす


共依存関係は早期に抜けることができれば、時間をかけて元の自分に戻ることも可能でしょう。しかし、共依存関係が強くなってから2人の関係が悪化すると、日常生活を送ることさえ困難になります。

喪失感から薬を大量に服薬したり、食欲が大幅に増減したりすることで体調不良になることもあるでしょう。また異性関係の乱れや心身の不調など生活に支障をきたします

2人の関係を引き裂こうとする存在はすべて敵とみなす

共依存関係になる前に友人や家族が異変に気付くというパターンもあるでしょう。共依存恋愛は常に相手を優先するため、友人関係や家族関係をおろそかにしてしまうこともあります。

それが原因で忠告や反対を受けるかもしれません。しかし、共依存関係にあると周囲の反対が気になりません。それどころか関係を引き裂こうとする人を敵とみなして、関係を断ち切ってしまうこともあります。

まわりの忠告を無視して孤立する

何があっても相手が優先になってしまうと、友人や職場、学校などの人間関係にも亀裂がはいります。またそのような状態に対して忠告してくれる人がいても無視してしまうでしょう。

その結果として、周囲からは孤立してしまいます。孤独感から以前よりさらに共依存恋愛にのめりこむという悪い恋愛サイクルにはまってしまうのです。

新たな依存対象が出てくればあっさり破局をする


強い恋愛や執着の感情で結ばれているように感じる共依存恋愛ですが、実は破局はあっけなかったなんてことも少なくありません。

例えばどちらかが新しい依存対象を見つけてしまったという理由であっさりと別れることもあります。ただし、これは同じ恋愛パターンを繰り返してしまうだけです。多くの場合は根本的な解決にはならないでしょう。

共依存恋愛をする女性の特徴

共依存恋愛に陥る女性の多くは、出会う相手の問題だけでなく自分自身の内面にも問題を抱えています。

共依存恋愛なんてしないと思っている女性も実は内面に同じ悩みを抱えているのではないでしょうか。共依存恋愛しやすい女性の特徴をまとめました。

自分の感情をストレートに出すことに対して脅えている

共依存関係に陥る女性の特徴として挙げられるのが、自分の感情をはっきりと表に出さないという点です。

そのため相手がすることに不快感や嫌悪感を持っていても、ストレートに口に出すことはありません。嫌なことがあったとしてもただ黙って我慢します。すると相手は増長して行動もエスカレートしていきます。

自分は無価値と思っている


共依存恋愛に陥る女性の共通点は、自己評価が低くて自分に自信を持っていない点です。自分に価値を見出せないことで、余計に相手を神格化してしまう傾向があります。

相手の夢を信じてお金を都合し続ける女性はその典型です。そのような女性は自分に自信がないからこそ相手の成功を通じて自分の価値を証明したいという心理があります。

相手に対し献身的に接することで必要とされようとする

自己評価が低い女性は誰かに必要とされることで自分の価値を確認します。相手に対して献身的に尽くすという女性は多いでしょう。

尽くす女性の多くは相手に喜んでほしいという理由なので問題ありません。しかし、共依存になると相手に尽くさないと捨てられてしまうと思い込んで、無理をしてでも相手に尽くしてしまうのです。

何事も「自分が悪い」と自分を責めてしまう

共依存状態になった女性は、不幸になる原因も自分にあると考えてしまいます。相手の態度が変わったり、DVを受けたりする原因が自分の行動や至らなさにあると考えてしまうのです。

もともと共依存になる女性は、優柔不断で自分の意見を言うのが苦手です。相手が明らかに悪いような場合であっても、相手を責めるのではなく自分を責めてしまいます

相手の成功やチャンスを喜ばない

相手の夢を信じてお金を渡すなど共依存恋愛は尽くすという形でもあらわれます。しかし、相手の成功を望んでいるとは限りません。

場合によっては相手の成功を喜ばず、それどころか障害となって成長を邪魔することもあります。これは相手が成功すると自分から離れていってしまうのではないかと不安になってしまうことが原因です。

一緒にいないとお互いに生きていけないと思っている


共依存恋愛中は相手がいないと自分は生きていけないし、相手も同じだと思い込んでいます

もちろんあくまでそれは思い込みですが、実際に相手がいなくなることで無気力になってしまったり生きていけないと思い悩んだりすることもあります。そのような女性は他の依存先を見つけて同じ恋愛を繰り返すかもしれません。

共依存恋愛をする男性の特徴

共依存恋愛をしてしまう男性は成人として未成熟なことも多いでしょう。

うっかりそれを許してしまう、悪い意味で相性ピッタリの女性に出会うと改善せずに悪化してしまいます。共依存恋愛をしてしまう男性にはどのようなタイプがいるのでしょうか。

お酒やパチンコなどに依存している


共依存恋愛をしてしまう男性はもともと依存しやすいタイプの人が多いのが特徴です。そもそも男性は一つのことにのめりこみやすいため、恋愛でもその性質が出てしまいます。

ギャンブルやアルコールなどでなくても仕事に集中しすぎてしまうという人に心当たりはないでしょうか。仕事依存の人も一つのことで頭がいっぱいになりがちなタイプと考えられます。

自分は特別な人間という意識を持っている

共依存恋愛をする男性の中には、どこかで自分は特別な人間だから崇拝してほしいと感じている人もいます。

しかし、社会の中で自分が思うように扱われないこともあるでしょう。このような男性が、自己評価が低い女性と出会うとズルズルと恋愛の深みにはまっていきます。

暴言・暴力のあとに謝罪・優しくなるの繰り返し


共依存している男性は女性が傷つくようなことも平気ですることがあります。DVなどの暴力に発展して女性が逃げていくこともあるでしょう。

しかし、このような男性は暴言や暴力の後に謝罪して優しくなるため、女性がほだされてしまいます。ただしこれは一時のこと。また時間が経てば同じような行動を繰り返してしまいます。

大きな夢を語るけれど叶える努力は大してしていない

夢を追いかける男性の多くはナルシストです。ミュージシャンや役者などの夢を語りますが、実際にはそれほどの活動をしていません。

このような男性は自分がダメなことに気が付いていても、そこから目を背けたいと考えます。そこで自分を崇拝してくれる女性に依存するようになるのです。

自分に非があるのに相手のせいにする


共依存の男性は自分に非があったとしても、それを素直に認めることはありません。女性側の言ったことや些細な行動をあげつらってまるで自分は悪くないように責任転嫁してきます。

自分に非があることをわかっていて責任を押し付けている場合もありますが、本当に自分が悪いとは一切思っていないこともあります。

物事に責任を負う・求められた見返りに応えることを嫌う

共依存恋愛に陥る男性は子どもっぽい面があります。例えば社会的に責任を負うことを嫌がったり、誰かの期待に応えなければいけなかったりする場面を嫌います。

また自分が失敗しても、誰かが尻拭いしてくれると思っている節があることも特徴でしょう。借金を返済せずに肩代わりさせる男性はこの典型的なパターンだといえます。

相手にしてもらって当たり前の感覚でいる

女性から尽くされる男性がそれに感謝しているかというとそうとは限りません。多くの場合は、相手が尽くしてきたり、自分のせいで負担を被ったりしても謝罪や感謝をしません。

共依存恋愛を繰り返す男性は基本的に罪悪感が薄いのが特徴。相手に尽くしてもらっても、それを当たり前と考えています。

共依存恋愛の解決方法

共依存恋愛は、自分が置かれている状況や考えを冷静に見つめることで解決することができます。

また物理的に距離を取ったり、誰かの手を借りたりするのも手段のひとつでしょう。共依存恋愛を解決する方法を紹介します。

会う・連絡する頻度を低くする

共依存を脱却するためには、まず相手から距離を置くようにしましょう。一緒に暮らしているのであれば引っ越し、そうでなければデートの頻度を減らしてください。

当然、LINEなどのやり取りも必要最低限のことだけにしましょう。相手と離れた時間を持つことで自分の考えや相手のことを冷静にとらえることができます。

自分だけで過ごす時間を楽しめるようになる


相手から離れる時間ができたら、次は自分だけで楽しむことができる何かを見つけましょう。共依存恋愛のカップルは多くの場合視野が狭くて相手のことばかりを考えてしまいます。

散歩したり、読書や絵をかいたり、好きな方法で楽しみ方を探します。見つけられないという人は子どものころに好きだったことを思い出してもう一度チャレンジしてみましょう。

自分だけが見返せる日々の出来事の記録を付ける

自分の現状や考えをまとめるには、日々の出来事を書いてまとめるといいでしょう。紙に書いてもスマホのメモなどに書いてもどちらも問題ありません。

あくまで自分と向き合うためのツールなので人には見せないようにします。起こった事実と、それに対する考え、自分がそのことに対してした行動などを分けて書くことで、自分の考えのゆがみに気づくことができます。

親しい人に相談する

共依存恋愛は自分ではなかなか気づくことができません。そのような場合は客観的な第三者に相談してみましょう親や友人など親しい人に自分の現状や考えを伝えてください。

誰かに伝えるという形で自分の気持ちを声に出すだけでも、今の状況を整理する手掛かりになるはずです。また相談する中で、自分の本当の気持ちを知ることもあります。

同棲を解消する

共依存恋愛が続いてしまう原因の一つが同棲。していると、生活の中でも相手と一緒にいるため冷静に自分を見つめる時間が取れなくなります。

また相手はどうせ同じ家に帰ってくると思ってしまい、距離を開けるタイミングを見失ってしまいます。別れようとしても結局元の木阿弥になることもあるでしょう。冷静になるためには引っ越しをしてでも同棲を解消するようにおすすめします。

心療内科で受診する


自分のしている恋愛や考え方のゆがみに気が付いたら、専門家に相談することも考えましょう。ゆがみに気がついてもそこから改善するためには、人に手が必要なこともあります。

身近な友人よりも、専門家のいうことの方が受け入れやすいかもしれません。一人で思い悩むよりも専門家に相談してみてください。

まとめ

共依存恋愛は一度はまってしまうと抜け出しにくくなってしまいます。それはどちらかの性質に原因があるかもしれませんが、共依存恋愛しやすい組み合わせもあるほか、知らず知らずのうちにそのようなタイプを呼び寄せてしまうこともあります。

自分が共依存しやすいタイプに当てはまるかどうか、相手はどうか、一度関係を整理して考えてみましょう。