年の差婚とは?メリット・デメリット・円満の秘訣を紹介します

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IANO28さん
心理学検定1級を取得しております。日頃は心理系のセミナーに参加するなどして知見を深めています。

芸能人の年の差婚が時折話題になりますが、一般の方でも年齢が離れている相手との結婚を決断するカップルは少なからず存在します。今回は心理学に詳しいIANO28さん提供の情報を基に、年の差婚について掘り下げていきますので、興味のある方はぜひ以下の内容をチェックしてください。

年の差婚と感じるお互いの年齢

年齢が離れていると感じはじめるのは、少なくとも5~6歳以上からというのが一般的なようです。小学校や中学校といった学校生活でもまったく被らないと、世代が違うという意識が強まると考えることができます。

心理学では青年期や成人期、壮年期、老年期といった具合に区切り、各時期で乗り越えるべき課題を抱えているという考え方が存在します。近年では、大人になってからも人は生涯成長し続けるという考え方が主流です。

さまざまな区切り方があるため一概にはいえませんが、その点から見てもやはり10歳違えば物事や人との接し方などにズレが生じてくると考えられます。そしてそのズレが、交際や結婚生活に影響を及ぼすのです。

年の差婚をするメリット

年齢が離れている相手と結婚をするのは、年下の側にも年上の側にもメリットがあります。すでに結婚している方も、まだ交際中の方も、実感していることがあるのではないでしょうか。主なメリットを4つピックアップしましたので、順番に見ていきましょう。

年上が年下の相手を導いてあげられる

年の差婚をするメリットのひとつは、お互いのライフステージが異なる場合、年上の側が年下の相手を引っ張ってあげられる点でしょう。たとえば年下の側が20歳である場合、その人はまだ青年期にあり、自分とは何者なのかというアイデンティティと向き合うステージにいます。一方、年上の側が25歳であればその課題はクリアして前成人期という、ひとつ上のステージにいるのです。

一段階上のステージにいるために、悩んでいる相手を支えてあげることもできますし、自分の人生経験に基づいたアドバイスもできるでしょう。そうすれば、人生の先輩として頼り、頼られるという良好な関係を築くことができるはずです。

大喧嘩になりにくい

年齢が同じ、または近いと対等な立場なのだという意識が強く、なにかと相手に張り合おうとしがちです。しかし、年齢が離れていると年上のほうが人生経験が豊富なため、年下としては張り合おうとしたところで敵わず、あまり対抗しようとはなりません。

さらに年上のほうが大人なために折れてくれたり、いなしたり、諭したりもできます。

若さを保ちやすい

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年上の側としては、老けて見られたくないという心理が働いて、若くいられるように意識しやすいです。まわりから見て相手と釣り合っていると思われるように美容やファッションに気を遣ったり、付いていけない話題がないようにとアンテナを張ったりします。そうすれば、結果的に心身共に若々しくいられるメリットが、年上の側にはあるのです。

家計が安定しやすい

一般的に、年齢が高いほど平均年収は高くなります。それと同程度、またはそれを超える年収の相手、大きな財産を築いている方との年の差婚であれば、困窮する心配は少なくなるでしょう。経済的余裕が精神面の余裕にも繋がるのですが、この点も喧嘩になりにくい理由のひとつになります。

年の差婚をするデメリット

何事にもメリットもあればデメリットがあります。年の差婚についても例外ではなく、年齢が離れていればいるほどに、実感しやすいデメリットがあります。とくに押さえておきたい点を以下にまとめましたので、チェックしておきましょう。

同じ悩みや葛藤を共有できない

お互いのライフステージが異なると、年下が抱えている課題を年上はすでに乗り越えています。その場合、渦中にある年下に対し年上が上から目線で注意してしまうなどすれば、年下は不満を感じたり、愛情が薄れたりしやすいといえるでしょう。

とくに女性は共感を大切にするため、男性が気持ちをわかってくれないのは非常に大きなショックであり、ダメージになります。パートナーより同級生のほうが共感してくれるという状況になれば、心が揺れてしまうことにもなりかねません。

子どもの頃・若い頃の話が合わない

お互いの年齢が離れていると、学生時代などに流行した音楽や漫画、ドラマや映画などに違いが出ます。過去の話になったときには話題が合わず、会話が続かなくなりやすいです。

そうしてジェネレーションギャップを感じがちなのが、年の差婚のデメリットのひとつといえるでしょう。

介護のタイミングが早まる

相手の年齢が上であればあるほど、相手の親の年齢も高まります。高年齢であると、介護が必要な状態になるリスクが高まるのはよく知られている話です。同い年や年齢が近い相手との結婚に比べて、早期に相手や相手の親の介護をしなければいけなくなりがちなのは、年の差婚のデメリットのひとつといわざるを得ません。

妊娠の可能性が低くなる

年上の側になるのが女性の場合には、高齢出産のリスクを意識すると子作りに対して焦りがちです。一方の年下男性が若くまだ早い、子どもを持つ覚悟ができていないとなると、妊娠の可能性は低くなりやすいでしょう。

また、年上の側が男性になると、年齢の高まりによる精力減退によって、妊娠の可能性が低くなりがちです。

年の差婚でよくある出来事・あるある

とくに結婚する男性と女性の年齢が大きく離れている場合に、ありがちな問題が存在します。それを受け入れ軽く流せるか、周囲の理解を得られるかで苦悩している方は少なくありません。具体的には以下のとおりです。

常識が噛み合わない

年齢が離れているのが顕著にあらわれるは、やはり育児に関することなど深刻な問題に直面したときでしょう。お互いに年齢が離れていれば、お互いの親の年齢にも差が生じがちです。

たとえば男性が年上であれば、その男性の親世代は女性は子どもを生んで当たり前、そして家を守るものだという考えが主流だったかもしれません。

その家庭で育った男性も、同じ価値観に影響されているのはよくある話です。年下の女性や女性の両親からすると「今時そんなこと押し付けないでよ……。」となってしまいます。

親子と間違われる

あまりにお互いの年齢が離れていると、まわりからは親子に見えてしまいがちです。実際、仲が良い親子として見て「娘さんと仲が良くて羨ましい。」などと悪意なく声をかけてくる方がいます。そうしてリアクションに困る経験は、年の差婚をした方のあいだではあるあるのひとつといえるでしょう。

裏があると思われる

中高年の方に対し相手が若い場合、年上の側の財力が非常に高いと年下の側がお金目当てで近づいてきて交際し、結婚したのではないかと思われがちです。本人達は真剣に愛し合っていても色眼鏡で見られてしまうのは、年の差婚でよくある出来事のひとつといえます。

周囲に反対される

結婚をするにあたっては多くの場合、相手の家に挨拶をしに行きます。そして、交際や結婚を親に認めてもらう流れになるわけです。その際、あまりに年齢が離れていると世間体や常識、今回ご紹介したような年の差婚のデメリットが、親としてはとくに気になりがちではあります。

そして、これらのせいで交際や結婚を認められにくいというのが、年の差婚のあるあるのひとつといえるでしょう。

年の差婚の注意点

せっかく出会い、お互いに恋愛感情を持つようになったのに、別れてしまうというのは避けたいものです。ここでは、年の差婚や年齢が離れている相手と交際していく上で、円満な関係を続けていくためのヒントをご紹介します。

価値観を押し付けあわない

心理学では、人間の記憶は青年期から成人前期のいわゆる子どもから大人になっていく時期が最も色濃く残ると考えられています。これは高齢になればなるほど顕著にあらわれるため、若いうちはさほど気にならなかったことも、年齢を重ねると段々に頑固になると共に「あの頃はこうだったのに……。」という価値観が夫婦でズレはじめることもあるかもしれません。

とくに子どもが成人する頃には、親である自分達も歳をとっています。そのときに「昔はこうだった。」と価値観を押し付け合い、子どもの将来の方針でモメてしまわないように注意が必要といえるでしょう。

まわりの夫婦と比較しない

人はないものねだりをしてしまいがちです。たとえば年下の男性と結婚して、その方が少々頼りない方としましょう。その際、男性が女性をぐいぐい引っ張っているなど、自分達とは異なる夫婦の姿を見せられると、羨ましくもあり自分のパートナーに対する不満がわきあがりがちです。そのような気持ちになったときには、相手のマイナス面にとらわれず、プラス面を見るのが良いでしょう。

無理をしない

ジェネレーションギャップを埋めようとして、頑張り過ぎてしまうと疲れてしまうのがオチです。そのためあまり無理はせず、関わるなかでお互いに違いがある部分については、否定的ではなく肯定的にとらえるのが良いです。そうして年の差婚を思いきり楽しむのが、上手くいく秘訣のひとつといえるでしょう。

まとめ

最後に、年の差婚はそうでない場合に比べ、離婚率が高いという調査結果も報告されています。年齢差が大きくなると、今回あげたようなマイナス面が別れる理由になるのかもしれません。

年の差婚になるかもしれない相手との交際、結婚を現実問題として抱えている方は、後悔しないためにもお互いの幸せについて相手と話し合ってみることをおすすめします。