結婚の決め手はなんだった?男女の違いと結婚前に見るべきポイント

この記事の情報提供者:MKさん
MKさん
認定心理士の資格を保有。恋愛心理に関する情報を提供させていただきます。

あなたには今結婚したいと思っている恋人はいますか。既婚者に「結婚した決め手はなに?」と聞いても「なんとなく」とか「勢いで」といった答えが多いのではないでしょうか。

ここではパートナーシップ理論(SVR理論)をわかりやすく解説、さらに男性や女性が結婚の決め手としていることなど詳しくみていきましょう。

あなたはどの段階にいる?結婚に至るまでをSVR理論で解説

結婚に至る状況は人それぞれではありますが、まずは1972年にアメリカの社会心理学者、マースタインが提唱した「マースタインのSVR理論」というパートナーシップ理論で結婚に至るまでの人の心理に迫ってみましょう。

マースタインのパートナーシップ理論(SVR理論)とは

マースタインのパートナーシップ理論とは、結婚に至る未知の二人が出会い親密になる3段階のプロセスの理論のことです。それぞれの段階を表す言葉の頭文字をとってSVR理論と呼ばれています。この理論によると、第1段階と第2段階の二人は恋愛関係で、第3段階が結婚生活にあたります。

刺激(Stimulus)ステージ〜出会い

自分の好みの人なのか、顔や体型、しぐさや声などから相手を見極め、いわゆる「ビビッときた」と言われる出会いから、二人で何をしても何を見てもドキドキする付き合い始め1、2ヶ月くらいまでの恋人関係がここにあたります。

価値(Value)ステージ〜価値観の共有

付き合って3ヶ月も過ぎると付き合い始めのドキドキ感は薄れ二人の関係は安定してきます。その際、お互いの価値観が似ていることはとても重要な要因です。

価値観とは「何を基準に物事を考えるのか」や普段の休日の過ごし方、仕事に対する心構え、趣味など生きていく上で無意識に行っていることを含めた価値基準が共有できたり共感できることで二人の関係が安定してくるのです。

役割(Role)ステージ〜親密な関係

安定した関係からさらに発展すると、お互いに苦手な部分は補い合う関係に。二人の関係も落ち着き、お互いのいいところも苦手なところも知った親密な関係になり、同棲や結婚を考える段階です。

この段階になると感情面よりも生活する上でお互いが協力していけるのか、ということが重要になってきます。家事は苦手だから彼女だけにやってもらう、などこういった些細なことも積もり積もると二人の関係にヒビが入りかねません。

家事は等しく分担する、できない時はお互いに相談して決めるなど、やはり相手を思いやる気持ち、感謝を忘れない関係が長続きする親密な関係といえます。

女性が結婚相手を決める基準

男女ともに相手が恋愛中はいい人でも、一緒に暮らすと大なり小なりの我慢が必要になります。その時は我慢ばかりせず、その問題について互いの思いやりや理性的な話し合いができるかどうか、が重要です。

彼に尊敬できるところがある

価値観の共有や共感できる関係がいいことはパートナーシップ理論でも述べられていますが、女性には彼の尊敬できる一面が見つかると「この人を支えたい」という気持ちが生まれ、具体的な結婚を思い描くことが多いようです。

また彼が尊敬できる人であれば、何か納得のいかないことを仮に言われても、少し間をおくことができ、冷静に些細な問題も考えられる、といった利点もあります。

いつもお互い対等でいられる

「結婚する=家事育児を担うのは女性」というまだまだ古い考え方が根強い社会。同棲して彼に嫌気がさした、なんて話はあちこちにあります。その大半は「結婚もしていないのに私ばかりが家のことをしていてまるでお母さんの代わり?」とモヤモヤを抱えているのです。

仮にこの段階で彼に相談したとしましょう。その結果、彼が心を入れ替えしっかり家事分担してくれる、など具体的に協力してくれるのであれば、お互いが対等であることを忘れず、パートナーとして努力できることになりますから、結婚の決め手となるかもしれません

一緒にいると安心できる

男女ともにいえることですが、結婚すると今まで家族にしか見せていない、プライベートな部分をみられてしまう、ということです。その時、相手に心を許している相手かどうかで一緒にいると安心できるかどうか、もおのずとわかります

男性が結婚相手を決める基準

お互いの生活が順調に進むよう、補い合える女性が結婚にふさわしい相手だといえます。結婚相手を決める時、男性は何を意識しているのでしょうか。

苦手なことはお互い補え合える

男性は女性の前ではいいカッコしたい性分。でも結婚となればそうもいきません。彼が勇気を出して自分の苦手なことをさらけ出しても冷やかしたりがっかりせず、受け入れてくれる彼女なら「この人!」と思ってくれるはず。それぞれが得意なことや苦手なことを助け合っていける関係性だと結婚を意識するようです。

喧嘩しても仲がいい

喧嘩できる、ということは素の自分をさらけ出せる、ということ。喧嘩しても罵り合うのではなくお互いの意見をぶつけ合える相手だと喧嘩の後に仲直りしやすく、彼にとっては喧嘩しても歩み寄れる関係として結婚の決め手になるかもしれません。

やっぱり若い女性がいい?!

男性は本能的に若い女性を好む傾向があるそうです。というのも自分の遺伝子を伝える、という意味では、生殖可能期間にある女性に魅力を感じるようになっているからです。本人は無意識かもしれませんが、そういった意味合いで結婚相手を決める基準にしている可能性もあります。

結婚の決め手になったこと〜女性の場合〜

これまで結婚の基準を説明してきましたが、実際に最後に結婚の決め手となったのはなんなのでしょうか。具体的に見ていきましょう。

一緒にいてラクで楽しい

一緒にいてラク・楽しいという関係は心理学的には「自己開示」ができる関係性、ということです。自己開示とは相手に自分の話をすることですが、これは友人関係でもいえる関係性ですね。

話をされた人は信頼されていると感じ話した人に好意を持つ。さらに自分のことを話す、という行為を繰り返すことで親密度が増していきます。 安心して話せる相手=信頼できる相手なので結婚の決め手になるのも納得です。

経済力がある

日本はまだまだ一昔前の考え方が根強いので、どうしても男性に経済力を求めてしまう傾向にあります。というのも、女性が子どもを産んだ後も無理せず働き続けられる社会的なバックアップが整っているとはいえない状況だからです。

そういった意味では彼氏に経済力があれば結婚を考える決め手となるようです。女性は男性に比べ現実的な傾向がありますからこれも頷ける話です。

金銭感覚など価値観が似ている

価値観が共有できることは先に述べた通りです。中でも金銭感覚や結婚生活に対する考え方があまりにかけ離れていると、結婚したとしてもその後二人の関係に亀裂が入るかもしれません。そのくらい価値観は似ている方が安定した関係でいられるので女性の結婚の決め手の上位に上がります

家族や友人からの期待「そろそろ結婚?」が後押し

家族や友人などから「そろそろ結婚かな?」などと言われることは20代後半くらいの独身女性なら一度や二度は経験があるでしょう。付き合っている人がいる時はうまい具合に後押しとなることも。シングルだった場合でも相手を探す、という後押しになるようです。

自分の年齢、交際期間

女性の場合、子どもを産むことを考えると、自然に年齢的にそろそろ?と考えてしまうのは仕方のないことでしょう。彼氏との交際期間の長さによっても結婚を考え始めるようです。

結婚の決め手になったこと〜男性の場合〜

男性の場合も、結婚の基準を説明しましたが最後の決め手となったのはなんでしょうか。ここで具体的に説明して行きます。

彼女の性格と自分との相性

一緒に生活していく上で性格の相性は確かに重要な要素です。良い悪い、好き嫌いという単純な話ではなく、好きな人でもなんとなく反りが合わない、という経験をした人もいるのでは。

結婚する場合いくら好きでも性格が合わないと普段の生活でストレスがたまることが多くなりますから、ある意味男性のこの選択は賢明といえるでしょう。

外見より内面重視

世間一般的には男性は外見で相手を選ぶ、と思われがちですがそんなことはありません。男性は見た目よりも性格を重要視しています。 これはアメリカの心理学者ザイアンスによる「単純接触効果」といわれている心理学の理論にも当てはまります。

単純接触効果とは、人は接触すればするほど相手に好意を抱きやすくなる、という理論です。例えば毎日通うお店の店員と顔馴染みになれば挨拶を交わすこともあるでしょう。お互い笑顔で挨拶を交わしている相手には大抵いい印象を抱くものです。

これは恋愛にもいえることです。結婚相手が実は自分の好みの外見ではない、ということはよくある話。社内恋愛などがその典型かもしれません。相手の本質もよく理解して信頼し合える関係になる、ということですから結婚の決め手となります。

趣味や価値観が似ている

パートナーシップ理論の価値ステージでも述べたように、二人の関係を安定させるものは価値観の共有です。普段の生活で些細なこと、と思われているようなこともお互いの価値観が影響しているのです。

必ずしも全てで価値観が共有できていなくてもここだけは譲れないというもの、例えば趣味などに理解ある女性を伴侶に選ぶ決め手となっているようです。

自身の年齢、交際期間

女性と同様、男性も自身の年齢やどのくらい交際しているか、によって結婚を意識するきっかけとなっているようです。

仕事での環境変化

男性は社会的な側面を意識している人であれば、仕事での昇進といったことも結婚の決め手となるようです。また転勤しなければならない場合、その時付き合っている彼女がいれば結婚の決め手になることも。

結婚を決める時に見たほうがいいチェックポイント

結婚を決める時に見たほうがいいチェックポイントの一つに、その人の将来の姿が想像しやすい、親兄弟、姉妹との出会いがあります。良いか悪いかの判断するのではなく、結婚相手は家族と同じようにありたいのか否かを知ることは相手の結婚観を知る第一歩です。

どんな家庭像を思い描いているか

「子どもは結婚したらすぐにほしい」「子育ては二人で協力したい」「将来、田舎に帰って親の面倒をみたい」など、結婚を意識した頃からさり気なく相手の理想の家庭像を知っておくことは、結婚を考える上でかなり重要視した方がいいポイントです。

家事能力はあるか

家事能力もチェックしたいポイントです。男女問わず、掃除、洗濯、料理、家計の管理などそれぞれどれが苦手でどれが得意か、実際にやってくれるのか、は一人暮らしの人なら家に行った際によく観察してみるとわかります。

また実家暮らしだとなかなか見えない部分なので、あなたが一人暮らしなら家のことを手伝ってもらう、キャンプなどやらざるを得ないようなシチュエーションになってみることで相手の家事能力を知る、という手もあります。

非常時の対応

非常事態や困った時の態度は知っておいてほしいポイント。その人の素の部分が見えます。実際に3.11の震災後、非常時の時の行き違いが原因で離婚した夫婦が多かった、と聞きます。気持ちの余裕のない時でも相手を思いやれる人かどうか、不意の事態にどう対処するのか、をみるといいでしょう。

まとめ

どちらか一方だけが結婚を熱望しても叶うことは難しいのが結婚。こればかりは運を天に任せるような心境でしょう。お互いの結婚への距離が同じスピードで同じくらいの想いで近づいていることがとても大切。

女性の場合「子どもがほしい」となると、なかなかそのタイミングも期間も限られてきてしまうので焦ってしまう気持ちもわかります。

でも結婚にあまりこだわりすぎるとあなたも相手も自然体でいられる相手との出会いを見失う恐れが高くなります。あまり肩肘張らずに結婚と向き合うことが結果的に結婚への近道になるでしょう。