挙式までにしておくべき結婚準備
婚約指輪を2人で選んだり、お互いの両親へ挨拶に行く必要があります。結納のお店を決める、両家のしきたりの確認、上司への報告など挙式までにする準備は意外に膨大です。一つずつ確認していきましょう。
1.婚約指輪の購入
婚約の証として購入する指輪です。絶対に必要なものではありませんが、女性としては欲しいですよね。婚約が正式に決まった段階で購入することが多いです。かつては給料の3ヵ月分、と言われていましたが、現在では1.5ヵ月分くらいが目安です。
2.プロポーズ
プロポーズは、お互いの結婚の意思を確認しあうためにも必要です。正式な結婚の申し込みでもあるため、省くことはできないプロセスですね。一般的には男性側からプロポーズをすることが多いですが、最近では女性からプロポーズすることも増えています。
3.お互いの両親への挨拶
挨拶に行くときは、当然2人で揃っていきます。結婚相手をそれぞれの両親に紹介し、結婚する旨を伝えます。結婚の許しを得るための挨拶、という意味もありますね。両親への挨拶に行くときは手土産も必要となるので、きちんと用意していきましょう。
4.結納のお店の選定&予約
結納のお店を選ぶときは、両家の中間地点くらいにあるお店を選ぶのが基本です。ただ、このあたりは明確なルールはないので、両家で話し合って決めるのが良いでしょう。大安のようななるべく吉日を選んで日取りを決め、予約してください。
5.両家のしきたりの確認
結婚に関するしきたりは地域によって大きく異なります。また、家によっても違ってくるので、事前に確認しておく必要があります。しきたりを無視してしまうと、スムーズに結婚できなかったり、結婚したあとの生活に影響を与えてしまうことも考えられます。
6.結納品や結納金・家族書などの準備
結納品は、関東式と関西式に分けられます。地域によって違いがあるので注意しましょう。事前に相談したり、結納の専門店で相談するのもおすすめですよ。結納金は50万円や100万円などのキリの良い数字で揃えることが多いですね。家族書は家族構成を記した書状となります。
7.婚約記念品や結納返しの準備
婚約記念品とは、要するに婚約指輪のことと思って差し支えないでしょう。時計やアクセサリーなどを婚約記念品とすることもあります。結納返しは新郎からもらった結納に対する新婦側からのお返しとなります。結納返しの金額も、30万円や50万円などキリのいい数字が多いですね。
8.結納
結納には、正式結納と略式結納があります。略式結納にも仲人がいるケースといない場合があります。結納を行う会場ですが、レストランやホテル、女性側の家で行うことが多いです。両家でじっくり話し合って決めましょう。
9.上司への報告
職場の上司に報告するタイミングですが、挙式の3~4ヵ月くらい前には伝えるようにしましょう。祝福してもらえるかどうかも報告の仕方次第なので注意が必要ですね。今後の職場での立場や、働き方に関わってくる可能性もあります。
10.親戚への報告
結婚するという親戚への報告は、親からするのが一般的です。もちろん、自分で報告しても構いません。普段から付き合いの多い親戚や従妹がいるのなら、自ら報告したほうが喜ばれるでしょう。伝え方については事前に親と相談しておいてください。
11.同僚や知人への報告
まずは上司に報告していることが前提です。先に同僚に伝えてしまうと、上司の機嫌を損ねてしまう恐れもありますよ。上司から先輩、同僚という流れで報告すれば問題ないでしょう。友人や知人への報告が遅れると、友情にヒビが入る恐れもあるので注意が必要です。
結婚式の準備
まずは、結婚式の予算を決めなくてはなりません。どんな結婚式にしたいかを決め、日取りを決めましょう。ブライダルフェアに参加して情報収集したり、結婚式場の条件を洗い出すといった作業も必要ですね。
1.結婚式にかけられる予算の決定
今では結婚式も多様化していますし、さまざまなタイプの結婚式があります。結婚式のスタイルによって予算が大きく変わってくるので注意が必要ですね。結婚式の予算は、300万円前後が相場と言われていますが、ゲストの数でも大きく違ってきます。
2.どんな結婚式にしたいかを決める
身内だけで質素にやりたい、日本式にしたい、海外で挙式したいなどいろいろな考えがあると思います。どのような結婚式にするかで、予算も変わってくるので覚えておきましょう。人前式や神前式、教会式、仏前式などが代表的ですね。
3.結婚式の日取りの選定
結婚式の日取りは、縁起の良い日を狙います。大安や友引などが挙式にふさわしい日とされていますね。また、ゲストを招待することを考えると、暑い夏や寒い冬は避けたほうが無難です。同様に、年末年始や連休も避けましょう。
4.結婚指輪の選定
結婚指輪の相場は、だいたい20万円前後と言われています。婚約指輪と違い、普段から身につけるものなので、着け心地やデザインにこだわるケースが多いですね。既製品から選ぶこともあれば、セミオーダー、フルオーダーするケースもあります。
5.ブライダルフェアに参加して情報収集
ブライダルフェアは、主に結婚式場が主催しているイベントです。ウェディングドレスの試着ができたり、料理の試食が無料でできることもあります。実際の会場を見てイメージできますし、スタッフの対応なども間近で見ることができます。
6.結婚式場の条件を洗い出す
結婚式場に何を求めるかはカップルによって違ってきます。アクセスの良さや料理の質、雰囲気など会場によって違ってくるので、慎重に吟味したいですね。条件をピックアップし、優先順位をつけていくと選びやすくなりますよ。
7.結婚式場の決定
ゲストの数を決め、条件にマッチする会場が見つかったらそこで予約します。会場のタイプも、レストランやホテル、専門の結婚式場などがありますが、それぞれの特徴や条件と照らし合わせながら決めてください。予約は電話でもできますが、直接足を運ぶケースが多いようです。
8.ドレスや衣装の選定
結婚式で着用するウェディングドレス、衣装を決めていきます。ドレスを選ぶときは、自分の体型や雰囲気にマッチしたものを選びましょう。スタンダードなAラインやプリンセスライン、マーメイドラインなどが代表的ですね。
9.前撮りの撮影
前撮りは、結婚式の当日とは別の日に結婚写真を撮影することです。スタジオ撮影とロケーション撮影の二つに分けられます。最近では海岸や観光地などでロケーション撮影をするカップルも多いですね。年賀状や結婚報告のハガキにも使えますよ。
10.結婚式でやることをリストアップする
結婚式では、新郎新婦がホストとなり、ゲストを迎えることになります。新郎新婦がやることも意外とたくさんあるので、段取りよく式を進めていく必要がありますね。やることを事前にリストアップしておくと、当日の流れを把握しやすいです。
11.招待状を作成し送る
ゲストに送る招待状を作成して送ります。封筒に招待状と返信はがき、会場地図を同封してください。招待状を送るタイミングとしては、挙式の約2ヵ月前くらいが多いですね。返信はがきの期限は挙式から約1ヵ月前の大安に設定することが多いです。
12.結婚式に必要な物を準備する
新婦だとブライダルインナーやホワイトカラーのストッキングなどですね。新郎はインナーシャツや靴下などが挙げられます。結婚指輪や白いハンカチ、手作りのウェルカムボードなども忘れないでください。チェックリストを作っておくと便利ですよ。
13.席順など細かな調整を行う
結婚式での席順ですが、新郎新婦にもっとも近い席が上席となり、遠い席が下座となります。上席から順に主賓、上司、恩師、先輩、同僚、後輩、親戚、両親のようになります。両親はゲストをもてなす立場となるため、末席になることがほとんどですね。
14.お礼やお心づけ・お車代を準備
お心づけは必ずしも必要なわけではありませんが、感謝の気持ちとして渡すカップルも多いです。ただ、式場によっては心づけを受け取らないこともあるので注意しましょう。遠方から来てくれる人へはお車代を出すことが多いですが、だいたい3000~10000円くらいになることが多いです。
結婚準備の注意点
結婚準備をしていると、結婚への実感も湧いてきますし、幸せな気持ちと同時に不安が湧き上がってくることもあります。いわゆるマリッジブルーですね。ここでは、結婚準備における注意点についてまとめたので、ぜひ目を通しておきましょう。
お互いの負担割合を考える
結婚式の負担割合は、両家で折半するというケースが多いです。かかった費用を単純に二分割することもあれば、それぞれの招待客で分けても良いでしょう。お金のことなので、事前にきちんと話し合っておかないと後でトラブルになるかもしれません。じっくり話し合って確認しておきましょう。
マリッジブルーに考慮する
結婚式準備へのストレスや変化への不安、彼を選ぶことへの迷いなどがマリッジブルーの原因と言われています。マリッジブルーが酷いと、急に結婚を取りやめたくなったり、結婚に対して否定的になることもあるようです。好きな気持ちを思い出し、2人でしっかり話し合うことがマリッジブルー解消になりますよ。
お互いが納得いくまで話し合って決める
結婚するということは、生涯を共にするということです。お互い助け合って生活し、最期のときまで寄り添うことになります。納得せずに結婚してしまうと、早い段階で離婚となってしまうことも考えられるので、じっくり話し合って決断しましょう。お互いが納得するため、一時的に距離を置く、というのも考えとしてはアリです。
不満を溜めず早めに解決する
不満を溜め込んでしまうと、結婚してから爆発してしまう恐れがあります。その結果、挙式から1ヵ月も経たないうちに離婚、ということも考えられます。真正面から不満も言えないようでは、これから先の結婚生活も思いやられますよね。早めに解決しておきましょう。
まとめ
結婚式の準備についてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。意外にやることがたくさんあって、驚いた方もいるかもしれませんね。ここでご紹介した通りに進めなくてもいいのですが、だいたいの流れとしてはこうなります。しっかりと準備しておけばスムーズに挙式できるので、じっくりと時間をかけて準備を進めてください。