吹き出物の適切な治し方
吹き出物の原因を探る
吹き出物の原因を探ることで、原因に合わせたケアをすることが可能です。まずは吹き出物が出来た原因を、良く考えてみましょう。最近食生活は荒れていませんか?睡眠不足だったり、運動不足だったりしないでしょうか?生活習慣の乱れによって吹き出物が出来る事は多々ありますので、まずは吹き出物が出来たであろう習慣を変えることが大切です。
吹き出物の原因がよく分からないという場合は、生活習慣ではなく、スキンケア商品や、ストレス、環境の変化や水が合わないなどの原因が考えられます。無意識のうちに普段と変わったことが無いかどうか、自分の胸に手を当てて、良く考えてみることが大切です。
下手に触って悪化させない
吹き出物は存在感が強いので、ついつい触っていじりたくなってしまいますが、触れば触るほど悪化してしまい、吹き出物がどんどん大きくなる場合もあるでしょう。吹き出物を悪化させないためにも、必要最低限触らないように心がけて、下手に悪化をしないように、きちんとケアを行って下さい。
洗顔の際にも、ゴシゴシとこするような事をせずに、出来るだけ刺激を与えない事が大切です。髪の毛が長い方の場合は、吹き出物が悪化してしまうので、髪の毛を触れないようにすることも重要でしょう。
体の中からケアをする
吹き出物は、体内に毒素が溜っている事で起きる事が多く、体が自然と毒素を体外に排出しようとした結果、吹き出物という形で表れる事が少なくありません。毒素をため込まない体質になるためにも、体の中からしっかりとケアをして、吹き出物対策をする必要があるでしょう。
例えば、日頃から便秘がちという方は、便秘を改善する事で、自然と吹き出物も無くなっていきます。また、喫煙を辞める、アルコールの過剰摂取を控えるなども、体に毒素を溜めないポイントです。ストレスも毒素となって体に蓄積しますので、ストレスが蓄積しないように、適度に運動をしたり、睡眠時間をタップリ取るようにすることが重要になります。
洗顔をしすぎない
吹き出物が気になるからと言って洗顔をしすぎると、肌に必要な皮脂ばかりを洗いながすことになり、吹き出物が悪化する傾向があります。吹き出物の量が増えてしまったり、乾燥肌になることも多いため、吹き出物が気になったとしても、洗顔は1日2回までに留めて起きましょう。
もちろん、洗顔をしないのも問題ですので、最低1日に一回は洗顔の習慣を取り入れて下さい。出来れば1日2回、朝起床をしたときと、お風呂の時とで、洗顔をすると良いでしょう。朝起きたての肌も、帰宅してからの肌も、非常に皮脂まみれ、雑菌まみれで汚いので、しっかりと洗顔をしないと、逆に吹き出物を増やしてしまいます。
吹き出物ごとに違う治し方
1:黒ニキビ
中の芯がぽつっと黒い、黒ニキビ。サイズは小さいことが大きく、黒いのは、ニキビの中に雑菌が溜っていたり、汚れが溜っているので黒く見えるとして知られています。この黒ニキビは、洗顔を丁寧にして、衛生的な状態をキープしておけば治ることがほとんどです。
ただし、角質のようにニキビの線をふさいでしまって、なかなか芯が出てこないという場合は、綺麗な手で潰して、芯を取りだしてしまっても良いでしょう。自分で取り出すのが不安な場合は、皮膚科などで取り出して貰うのも1つの方法です。取り出した後は患部を水で洗って、放置しておけば元の肌の状態に戻ることが多いでしょう。
2:白ニキビ
白ニキビも、角栓のように中身が詰まっており、押し出すとにゅるにゅると、ニキビの穴から皮脂などが飛びだします。こちらはサイズによっても異なりますが、有る程度洗顔等を行って、ニキビが小さくなってきたら、中の芯が固まって出てこないというようであれば、黒ニキビと同様に、綺麗に洗った手や綺麗なピンセットを使って、押し出してしまうと良いでしょう。
こちらも自力でケアをするのが怖いという場合は、病院に行けばやって貰えます。有る程度芯が固まってからで無いと、中に芯が残ってしまうので、注意して下さい。
3:黄ニキビ
皮脂等が溜って黄色くなっている黄ニキビですが、こちらは下手に触ると、アクネ菌が増殖してしまう可能性が高いニキビなので、大人しく洗顔のケアなどをして、刺激しないようにしましょう。ニキビケアクリームなどを使ってケアするのも1つの方法です。清潔な環境をキープし、髪の毛などが触れないように気をつければ、赤ニキビに悪化する事も無く、自然とニキビを治すことが出来るでしょう。
4:赤ニキビ
赤ニキビは、アクネ菌が炎症を起こしている、最も厄介なニキビですので、1にも2にも触れないように、アクネケア洗顔などを丁寧に行って、炎症が治まるのを待って下さい。下手に炎症を起こしているところに刺激を与えてしまうと、肌荒れが悪化してしまう可能性が高いでしょう。
赤ニキビの場合は特に、ニキビ跡になりやすいタイプのニキビですので、根気よくアクネケアをしつつ、いざとなったら病院で薬を貰うことが大切です。
吹き出物が治らないときは
市販薬の使用を止める
市販の薬を塗って様子を見ている方も居るかもしれませんが、市販の薬を塗っていることが原因で、ニキビが悪化しているケースも多いので、出来るだけ余計な物を塗らずに、様子を見てみましょう。
皮膚科に相談
様子を見てもまるで治る兆しが無いという場合は、早めに皮膚科に相談する事もおすすめです。皮膚科に相談する事で、ニキビの種類によってはその場で潰されて綺麗に処置をされたり、薬を貰ったりすることが出来ますので、色々と相談して見ましょう。
塗り薬や飲み薬など、市販の薬に比べると、より自分の症状に合っているタイプを使う事が出来ますので、おすすめです。
肌を乾燥させないようにする
乾燥した肌は、ニキビにとって絶好の畑となります。肌を乾燥させないようにスキンケアをしっかり行うことはもちろん、スキンケア商品によっては、刺激が強いタイプがありますので、出来るだけ低刺激の化粧水などを使う事が重要です。
また、スキンケア商品では無く、スチーマーなどで肌に潤いを与えるのも良いでしょう。
まとめ
吹き出物は顔の印象を変えるため、出来るだけ早めにどうにかしたいものです。早めに皮膚科に行って相談をするというのも1つの手ですが、自力で治すという場合は、洗顔方法や普段の生活を見直すように心がけて、少しずつケアをしていくと良いでしょう。
出来るだけ刺激を与えないようにすることも大切ですが、ニキビの種類やニキビの状態によっては潰してしまった方が早いという場合もあります。