夫婦の離婚してしまう原因ランキング!2位は浮気、気になる1位は?

離婚問題は今や、夫婦だけの問題ではありません。詳しい離婚原因を細かく分析することで、社会一般に通じるコミュニケーションの在り方を探ることにもつながります。ここでは、日本の夫婦のおもな離婚原因をピックアップすることで、現代の夫婦問題の背景および本質について考察していきます。

夫婦の離婚原因ランキング

第1位:性格の不一致

夫婦の離婚原因で多く見られるのが「性格の不一致」です。とくに若い夫婦にその傾向が強く、恋愛中は見えていなかった相手の悪い面が目立つようになり、「やっぱり性格が合わない」ということで離婚に至るケースが一般的なようです。一方で最近は性格の不一致による熟年離婚も増えてきており、妻のほうが長年にわたってずっと我慢してきたけれどあるきっかけでついに我慢しきれなくなって離婚を切り出す……というパターンが多くなっているようです。いずれのケースでも、いったん夫婦間で生じた性格的なずれを修復することは非常に難しく、どちらか一方がそのまま我慢して過ごしているといずれ取り返しのつかないトラブルにつながりかねないため、性格の不一致を感じたら無理をせずに離婚を検討したほうが良いとされています。歴史的経緯をさかのぼってみると、「お見合い結婚」が主流であった昭和初期までよりも、いわゆる「恋愛結婚」が一般的になった現代のほうが性格の不一致による離婚件数は増えています。恋愛結婚では相手の性格を見きわめる時間がたっぷりあるはずなのに、なぜこのような不思議な逆転現象が生じるのでしょう。もちろん、時代ごとの価値観も深く関係していると思われますが、お見合い結婚では相手のことをほとんど知らないまま夫婦になる分、「性格が合わなくて仕方ない」という意識が双方にあったのではないでしょうか。相手について何も知らないからこそ、相手の良い面を重点的に見るようになり、結果として結婚生活が長続きする、という風にも分析できます。もちろん、だからといってお見合い結婚に戻るべきだ、という話ではなく、性格の不一致を感じたとしても、まずは相手のどの性格が合わないと感じるのか、相手にどう改善してほしいのか、などについて冷静に見つめ直すことが重要だと言われています。

第2位:パートナーの浮気

おそらく、夫婦の離婚原因と聞いて客観的に思い浮かべるのがパートナーの浮気ではないでしょうか。確かに、浮気や不倫は最もわかりやすい離婚原因であるだけにドラマなどでも実際に取り上げられていますが、現実にパートナーの不貞行為が原因で離婚に至るケースはそれほど多くありません。また、実際に浮気が原因で離婚に踏み切るとしても、ドラマでよく描かれているように相手に浮気の証拠を直接突きつけ修羅場に持ち込む……というようなケースはむしろ稀で、ほとんどの場合は離婚カウンセラーや調停の監査委員などの仲裁のもと、トラブルのないかたちで離婚へと移行します。浮気を見つけるのは圧倒的に女性に多く、男性側が妻の浮気を理由に離婚……という例はあまり見られません。背景としては男女間のプライドの違いが関係していると見られますし、女性のほうには夫の浮気を理由にできるかぎり多くの慰謝料を受け取って離婚後の生活費の足しにしたい、という現実的な理由もあるようです。仮にパートナーの浮気を疑ったとしても直接証拠を突きつけると相手が逆上して予期せぬトラブルに発展する恐れがあるため、まずはできる範囲で客観的な証拠を集めつつ、離婚カウンセラーなどのプロフェッショナルに仲裁を依頼しておきましょう。

第3位:束縛・DV

妻側からの離婚申し立ての場合、夫による束縛やDV問題もまたよく見られる離婚理由のひとつです。どこまでを束縛の範疇に含めるかは個人によって判断が分かれるところではありますが、たとえば「妻のスケジュールを逐一把握しようとする」、「妻の携帯電話を毎日没収する」、「妻を一歩も外へ出さない」などは束縛行為であると同時に明らかな人権侵害ですので、調停では明確な離婚事由として認められ、悪質な場合は高額な慰謝料の対象となります。束縛行為からエスカレートして深刻なDVに至るケースも決して稀ではありません。束縛したがる男性は配偶者への独占欲が非常に強く、妻が思い通りの行動をとらなければ大きなストレスを感じます。これに本来の暴力性がくわわるとDVの危険性がよりいっそう高まりますので、夫からの束縛に悩んでいる場合は自分だけで解決しようとせず、離婚カウンセラーなどの相談窓口を確保するようにしましょう。

第4位:借金

精神的な理由だけでなく、現実的な理由から離婚を余儀なくされるケースもあります。その代表例が夫の度重なる借金であり、生活苦にたえきれずに離婚を決意する女性はいつの時代も一定の割合で存在します。借金苦がさらに進むと心理的にもゆとりがなくなり、DVなどの二次的な事案に発展する可能性があります。家の事情や世間体を気にしてどうしても離婚することができず、夫の借金を返すために妻が泣く泣く風俗店に勤める、というケースもカウンセリングの現場では多く寄せられています。夫がそのことを暗に許容しているのだとすればそれは広い意味での人身売買と同じですので、そのような極端なケースに至る前に然るべき相談窓口を確保し、離婚にむけた準備を進めておきましょう。

第5位:義実家問題

今の時代、嫁ぐ、相手の家と結婚する、という意識は希薄になっているようですが、それでも、結婚をひかえている女性は姑などとうまく付き合えるかどうかということを不安に感じているようです。いわゆる「嫁・姑問題」は昭和の時代からありましたが、現代では介護の問題がより深刻化し、核家族化によって介護の負担が妻のほうに集中することもあり、姑との関係性もまた大きく変わりつつあります。ドラマなどでよくあるように姑があからさまに嫁いびりをするようなケースはむしろ少なく、事あるごとに同居をほのめかす、夫婦同士のケンカに口を出す、孫の顔が早く見たいとしつこく繰り返すなど、言葉にならないところで嫁にプレッシャーを与える行為がトラブルにつながっているようです。

第6位:浪費癖

借金問題とつながってくるのですが、配偶者の浪費癖も離婚理由としてよく寄せられるパターンのひとつです。男性の場合、浪費癖というとブランド品よりも女遊びにつぎ込むケースが多く、放っておくと浮気問題として長期化する可能性があります。女性が注目するのは浪費癖そのものよりも「多額のお金をどこに使っているのか」ということであり、そこに浮気の可能性がちらついているからこそ、女性は必死になって原因をつきとめようとするのです。浪費癖とまではいかなくても、金銭感覚のずれが離婚につながるケースはめずらしくないため、交際中のうちに相手の金銭感覚をきちんと見きわめるようにしましょう。

離婚原因一位「性格の不一致」とは?

正反対の

性格で合わない

夫婦は似た者同士のほうが結局はうまくいく、と昔からよく言われています。心理学的には「類似説」というかたちで証明されており、夫婦関係においては自分と共通点の多い相手のほうが愛着がわき、お互いを尊重しようという気持ちが高まる、ということです。一方で、心理学には「相補説」という理論もあり、自分にはない要素をもっている相手を選んだほうが結婚生活はうまくいく、と言っています。一見すると矛盾したことを言っているようですが、実はいずれも一面の真理を突いており、実際にはバランスをとって「似ている部分も違う部分もある相手のほうがうまくいく」というかたちで理解されているようです。ただし、まるきり正反対の性格の相手と無理をして付き合ってもストレスが溜まるだけですので、どうしても相手と性格が合わないと感じる場合は我慢をせずに離婚を視野に入れたほうが良いケースもあります。

癖や習性が我慢できない

「あばたもえくぼ」と昔から言われます。惚れた弱みは一生消えぬ、などというのは落語の世界ですが、現実にはまったく反対に、相手の細かい癖のひとつひとつがすべてストレスの源となり、離婚に至る夫婦が少なくありません。女性がとくに嫌がる男性の癖のパターンとしては、「食事の時にくちゃくちゃと音を立てる」、「ところかまわずおならやゲップをする」、「お金に極端に細かい」、「家の中を裸に近い恰好でうろつく」などが挙げられ、これらをひとつのカテゴリーにまとめると「デリカシーの欠如」ということになるようです。また、癖というほどではありませんが、第三者の前で妻をお前と呼ぶ、自分の母親のことを特殊な愛称で呼ぶ、などの一見何気ない行為も女性には嫌われがちなようです。心から愛し合った相手ですから「坊主憎けりゃ袈裟まで」ということにならないように、新婚当初からお互いの距離感を大切にしたいものですね。

子供が関係する離婚原因

育児方針の相違

子供が引き金で離婚を検討しはじめる夫婦は少なくありません。とくに両親の間で育児方針が大きく異なる場合、それがやがて修復不能な溝となり、夫婦仲そのものが悪くなってしまう可能性も否定できません。育児方針の対立は、子供が幼いうちから見えはじめます。「子供を保育園に預けるべきか」、「小学校は私立か公立か」、「家庭では勉強を優先させるべきか」など、子供のライフイベントに合わせて諸々の問題がその都度持ち上がってきます。しつけ方針の違い、というのも深くかかわってくるでしょう。ここで大切なことは、夫婦間の対立をできるかぎり子供に見せないことです。険悪な雰囲気を子供に見せてしまうと、子供は敏感に感じ取り、両親が実際に離婚した場合、「自分のせいで親が別れた」と思い悩むことになります。できれば子供を授かる前に夫婦の間で育児方針について話し合っておき、子供の前では極力言い争いをしないようにしましょう。

どちらかの不妊

平成の時代になっても、「子供が授からずに離婚に至る」ケースはめずらしくありません。それは、農家や伝統芸能の家元など、後継ぎを期待される家柄の場合だけでなく、「どうしても子供がほしい」と強く望んでいる夫婦間でも同様の問題が発生し、不妊治療を試みた結果離婚という道を歩むケースは多いようです。この場合、不妊の原因を相手に押しつけてしまうと問題がよりいっそうこじれ、修復するのが困難になります。仮に、然るべき検査によって夫婦のどちらか一方に不妊の原因が見つかったとしても、それはある意味で時の運であり、本人自身に責任があるわけではありません。現代では医学が進歩し、昔なら妊娠が不可能であるとされてきた年齢でも子供を授かることができる時代になりました。また、自然妊娠が目的でなければ代理出産という選択肢もあります。希望や可能性にチャレンジすることなく安易に離婚という道を選ぶのは早計と言わざるを得ません。

できちゃった結婚

結婚前に子供を授かったらそのまま夫婦になるのが順当な流れですが、現実には、子供ができたことを理由に別れてしまうカップルが少なからず存在します。別れる理由はさまざまで、未成年同士のカップルの場合は予期せぬ妊娠によってパニックになってしまい、その後の生活に不安を感じて男性のほうが逃げてしまう、というケースが多いようです。また、これは少数派ではありますが、不倫関係にある男女の間に子供ができた場合、配偶者に知られることを恐れてそのまま一方的に関係を断ち切ってしまう、というケースもあるようです。あるいは、非常に悲しいことですが、生まれる子供に障害が見つかったことで妻や夫を責めるようになり、離婚に至るパターンもないとは言い切れません。いずれのケースでも、いちばん不幸なのは生まれてくる子供です。離婚が子供に与える影響を慎重に考え、望まない妊娠は絶対にしない覚悟で交際をつづけましょう。

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別居して離れてみる

離婚を決断する前に一定期間別居して冷却期間を置いてみると、相手の性格を客観的に見つめられるようになり、夫婦として再スタートしてみようかという気分になることがあります。一緒に生活しているとお互いの悪い面ばかりを責めることになりがちですが、物理的に距離を置くことで、相手の良い面と同時に自分の至らなかった部分を俯瞰で見直す時間をもつことができ、改善策が浮かんでくることがあるものです。また、結果的に離婚という選択肢をとることになったとしても、半年から一年の冷却期間を置くことでお互いに冷静さを取り戻し、離婚にむけた話し合いがスムーズに進むことが多いと言われています。

冷静に話し合う

離婚にむけた話し合いで最も避けるべきなのは感情的になることです。少なからず相手に不満をもっているから別れるのですから感情をぶつけたくなる気持ちも理解できますが、最後の最後まで感情的になってしまっては親権問題や面会日の設定など、調停での話し合いで不利になることがあります。離婚したからといってその次の日から赤の他人になるわけではありません。子供がいる場合は養育費の相談や面会などで定期的に顔を合わせることがありますし、夫婦そろって同じ職種だった場合、仕事の席でうっかり同席することもないとは言い切れません。その際に気まずい思いをしないためにも、離婚にむけた話し合いでは双方ともに冷静さを保ち、建設的なゴールを設定できるように努力しましょう。

過度な期待をしない

新婚当初は誰でも理想の塊のようなもので、「こんな夫婦にしたい」、「こんな家族になりたい」といろいろなビジョンをふくらませがちです。もちろん、結婚生活にむけて明るい理想をもつことは悪いことではありませんが、相手への期待が過剰になってしまうと後々それが実現できなかった時に不満やストレスというかたちで表れてしまい、さらに慢性的なフラストレーションとなって一気に噴き出すことがあります。スタート時点から相手の性格やキャパシティを正確に見きわめ、過剰な期待を避けることで時間が経っても失望することなく、いつまでもお互いを尊重しつづけることができます。

できるだけ夫婦の時間を作る

結婚生活も長い年月が過ぎると、夫婦でいることさえ忘れてしまい、ただ一緒に暮らしているだけの存在になってしまうことがあります。それはすなわち空気のような存在ということで理想とされていた時代もありましたが、「個」を大切にする現代にあっては、たとえ夫婦であっても個人の時間を尊重し、同時に夫婦としての時間を大切にすることが円満の秘訣だと考えられるようになりました。それは子供が大勢いたとしても、また夫婦そろって白髪の目立つ年代にさしかかったとしても同じことです。夫婦の時間を大切にすることはとりもなおさずそれ以外の時間、つまり夫婦それぞれのプライベートを確保することでもあり、その意味でも夫婦だけの時間を意識することは意義のあることなのです。

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まとめ

夫婦が離婚に至る原因はさまざまです。「性格の不一致」と一言でいったとしても、その背景には複雑な要因が隠されています。離婚を検討する前にまずは夫婦の関係性をじっくり見つめ直し、本当に改善の余地がないのかを考えてみましょう。女性の場合はとくに、離婚後の暮らしについて具体的にシミュレーションしておくことも重要です。