男女の友情は成立する?その答えや成立のためにできるコトまとめ

この記事の情報提供者:MKさん
MKさん
認定心理士の資格を保有。恋愛心理に関する情報を提供させていただきます。

男女の友情が成立するのかしないのかはよく議論されるテーマですが、アナタはどちら派でしょうか。今回は認定心理士の資格を持つMKさん提供の情報を基に、感情論ではなく男女の友情について解説します。

  • 男女の友情が成立しにくいのはなぜ?
  • 男女の友情が本当に成立することはある?
  • 男女の友情が壊れる原因は何?
  • 男女の友情を成立させるには?

上記の中に気になる点がある方は、ぜひチェックしてみてください。疑問をスッキリ解消できるような内容にまとめました。

男女の友情が成立しにくい理由

相手に対して感じる好意や性的魅力、また自身の頭へのすり込みによって男女の友情の成立は難しくなっています。以下に具体的な内容をまとめましたので、参考情報としてお役立てください。

恋愛関係に発展しやすい

男女で友達関係にある場合、すでにお互いの意見や行動においてプラスの評価があり、心地良い間柄にあります。そのため、単なる友達関係から特別な関係、つまり恋愛関係に発展しやすく、男女の友情は成立しにくいと考えられるのです。

その裏づけとなるような過去に行われた研究に、ホマンズやニューカムによるものがあります。ホマンズはアメリカの社会学者、ニューカムはアメリカの社会心理学者です。また、アメリカの社会心理学者であるザイアンスによる別の研究もあります。

ホマンズやニューカムによる研究

人間は男女問わず、相互に作用するほどお互いが好きになります。たとえば、お互いの行動や意見が似ていたり一緒だったりするとしましょう。すると、自分を受け容れ、その存在を認めてほしいという自己是認欲求がたやすく満たされます。これが恋愛関係に発展しやすい理由のひとつです。

ザイアンスによる研究

相互作用がなくても相手を好きになる研究結果が、ザイアンスによって出されています。単なる接触の効果といい、相互作用がなくても単なる接触を繰り返すだけで好きになるというものです。たとえば、何度も同じ人の顔を見たとしましょう。すると、ただ何回も顔を見ただけなのに好意を抱くようになるというのが、単なる接触の効果なのです。

友情関係が続いていると、多くの場合は何度も顔を合わせるわけですので、相手への好意も抱きやすくなるのは無理もありません。これが、恋愛関係に移行しやすくさせているもうひとつの理由です。

性的関係に発展しやすい

アメリカのウィスコンシン大学の研究チームによる報告が存在します。それによると、男女共に異性の人に対して持つ友情は、多少なりとも性的魅力による部分があるというのです。

研究では、女性に比べて男性のほうが相手に対して性的魅力を感じやすいという結果が出ています。自分の恋愛する相手の有無とは無関係に異性として見て、デートしたいなどの思いを強く抱くという結果が出ているのです。

一方の女性は、相手に対して性的魅力は感じるものの、男性とは感じ方の特徴が異なります。デートしたい以上の願望は自分の恋愛する相手と順調にいっていないとき、またはフリーのときのみ持つという結果が出ているのです。

お互いに性欲が高まるタイミングで会って一線を越えると、それまでの友達関係ではいられなくなってしまいます。これが、男女の友情が成立しにくい理由のひとつです。

男女の友情が成立しないと思い込んでいる

オーストリアの精神医学者・精神分析学者・精神科医であるフロイトが発見した、潜在意識が関係します。自分自身の経験や友人などから聞いた話、メディアから得た情報などによって、男女の友情が成立しないと頭にすり込まれてしまっている人もいます。はなから男女間の友情はあり得ないと認識しているため、そのような人は異性に対して懐疑的なため、友達関係を築きにくいといえるでしょう。

男女の友情が本当に成立することはある?

友達関係にある男女が恋愛関係に移行せず、長く男女の友情が成立している人は少なくありません。お互いがどういう状態にあれば上手く付き合いが続くのか、見ていきましょう。

お互いが好きではあるけれども愛ではないと感じていれば大丈夫

人に好意を抱くときには、はじめに好きという感情から入ります。その後、友達という友情関係になり、さらに愛という感情を抱いて恋愛関係に発展するのが標準的な流れです。ただ、必ず好きな相手に愛の感情を抱くとは限りません。

人間関係は2人だけで成り立つわけではなく、それぞれの家や職場など、集団での立場も巻き込みます。その中で、相手のことは好きではあるけれど愛ではないとお互いが認識していれば、友情のままの関係が継続すると考えられるでしょう。

それぞれの恋愛する相手に理解があれば可能性アリ

男女がお互いに愛ではないと認識していて、さらにそれぞれの恋愛する相手も同じ認識であれば、長く男女の友情が継続しやすいでしょう。女性側のパートナーや男性側のパートナーも含めて仲良くなるような、素敵な関係を築ける可能性も十分にあります。それぞれが結婚して子どもが誕生し、家族ぐるみでの付き合いをしている人もリアルな話、珍しくありません。

男女の友情が壊れるきっかけ

喧嘩

それぞれに恋人ができたとき友情関係にある相手に対し愛の感情を持つようになったとき、キスやセックスをしたときに男女の友情は壊れがちです。これらのことについて、ここでは掘り下げていきます。

それぞれに恋愛する相手ができたとき

友情関係にある相手や自分自身に恋人ができたとします。その場合、それぞれの恋愛スタイルや、それぞれの交際相手の恋愛スタイルによって、男女の友情が壊れてしまう可能性があります。

たとえば、友情関係にある相手や自分自身が友達より恋人を優先する考え方であれば、連絡や会う機会がなくなり、疎遠になる可能性が高めです。別れたあと友情関係が復活する見込みは十分にありますが、また恋人ができれば疎遠になるという繰り返しになりやすいでしょう。

また、友情関係にある相手は友達を大切にしたいと思っていても、その人の交際相手が嫉妬深く束縛する、男女の友情はあり得ないと考える人だと難しくなります。友情関係にある相手が交際相手に合わせていると、そのまま疎遠になってしまうでしょう。

相手に愛の感情を持ったとき

お互いに愛の感情を持ったときには恋愛関係に進展するため、素晴らしいことでしょう。問題になるのは一方だけが相手に対し、愛の感情を抱いた場合です。もう一方にその気がいっさいないと、思いを伝えたところで成就しません。フラれた側だけでなく、告白された側も友達だと思っていたのにとショックを受けてしまいがちです。結果、連絡をとったり会ったりしなくなってしまいます。

キスをしたり性的関係に発展したりしたとき

そのあと何事もなかったかのように振る舞うのが難しくなりがちです。そのまま恋愛関係に進展するような良い意味での友情の壊れ方もありますし、中にはいわゆるセフレ要素が加わっただけと平然と受け入れられる人もいるでしょう。これらのいずれかの形で起こったことを消化できなければ、そのまま気まずくなるなどして疎遠になってしまいます。

男女の友情を成立させるための考え方や注意点

中にはとくに何も意識せず、努力も要さずに友達関係を続けていける人もいます。しかし、揺らぎそうな人は以下の内容をチェックし、実践すれば男女の友情を成立させられる可能性はアップするでしょう。

ジェッカーとランディの研究

心理学では好きな人だから献身的にするのではなく、献身的にするから好きになると考えます。人のために何かをしてあげると、その人に好意を抱く傾向を人間は持っているのです。アメリカの心理学者であるジェッカーとランディは、実験を通してこの問題について結果をまとめています。

相手が頼るタイプの場合、嫌いではないために引き受ける場面は多いでしょう。それを繰り返すうちに、愛に変わってしまう可能性があると考えることができるのです。逆もまた同じ考え方をすることができます。この法則をもとに、男女の友情を成立するにはどうするか考えてみましょう。

友達の枠組みを出ないために努力する

恋愛関係など友達関係とは違った関係になっても構わないのであれば、無理強いはしません。しかし、そうでないのであれば、相手の好意をわき上がらせるような援助を求めるのは控えるのが賢明な判断です。

また、性的関係に発展しないよう、性欲が出てくるようなシチュエーションは避けるのが良いです。2人きりで会わない、一緒にいるとき飲酒しない、泊まりで旅行に出かけないなど、できることはいろいろあるでしょう。

そのほか、恋バナなどを通して友達とそれ以外のボーダーラインのすり合わせをしておくのも良いでしょう。手をつなぐ、キスをする、セックスをするなど、越えてはいけない一線は人によって違います。

相手の恋愛に理解を示す

友情関係にある相手が誰かと恋愛をはじめたら、自分は一歩引く姿勢をとるのが賢明な判断といえるでしょう。これまでと変わらず相手が接してくるようであれば、それに合わせる形をとるのが良いです。

これを実践すれば、変に友情関係にある相手の恋人に嫉妬されたり、浮気を疑われたりする心配がありません。独占欲むき出しで友情関係にある相手に自分と恋人のどちらが大事なのかなどと詰め寄るのは、関係を壊すだけなのでやめましょう。

まとめ

人間関係は千差万別で、絶対に男女の友情は成立しない、するとは断言できません。しかし、男女の友情を成立させるのは全体的に見るとどうやら難しいというのが、研究などによって示されているのは事実です。失いたくない大切な異性の友達がいる人で、友情関係のままを望む人は、今回ご紹介した内容を参考に良好な関係を継続してください。