不倫妊娠、どうする?ケース別対処法、費用負担や慰謝料について

不倫という選択肢は人生の中で選択してはいけない道筋です。その中でも最も過酷な状況に追い込んでしまうことは間違いなく不倫相手の妊娠でしょう。今回は不倫をした相手が妊娠をした場合、いったいどのような対応をしたらいいのか、ケース別で考えていきましょう。

不倫して妊娠、出産するか?中絶するか?


不倫をして妊娠した場合、まず考えることはそのまま出産するのか、それとも中絶してしまうのかを考えます。これが想定内の人ならば、ある程度考えて行動できるでしょうが、はっきり言って不倫からの妊娠を想定通りとして動いている人はほとんどいません。高確率でパニックになります。

このような事態になったらまずは現実を直視しましょう。現実逃避が一番NGな行動ですし、きれい事で済まそうという行動ではもはや済まされる状態ではありません。まずは責任をどのような形でとるのかを考えましょう。そこで、疑問となってくるのが、この状態になった場合の責任とはいったいどのような形になるのかというものです。

はっきりと言えることは、数学のように答えがはっきりとしているわけではなく、すべての人が幸せになれるような回答は存在しないと言うことです。自分、不倫相手、妻の3人の大人がこれからの人生を考えて答えを出す必要があります。

パニックになる前に妊娠の事実は確認すること

妊娠をはっきりと確認しておらず、相手から妊娠をしていると告げられただけの場合はただ単に月経が遅れているだけの可能性もありますし、妊娠検査薬が誤作動しているケースも考えられます。

なので、まずは病院に行って確認をしてもらいましょう。病院ではっきりと正確に確認できるのは妊娠してから5週目以降なので、性行為をした時期から逆算して病院に行く時期も決めて下さい。

また、不倫相手も不安に思っているケースも非常に多いので、その人だけに確認させるのではなく可能な限り同行した方がいいでしょう。不倫がまだばれておらず、ほかの人たちにも知られていない状態ならば、上方の拡散を防ぐために、二人で普段なら行かないような生活圏外の病院を選んで行って下さい。そうすれば知り合いに見られるリスクも下がります。

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不倫相手が妊娠した場合


それではケース別に細かく別けて考えていきましょう。まず、自分自身が既婚者で、男性である自分が不倫をしていた女性に妊娠させてしまったというケースで考えていきます。

中絶する場合の注意点

中絶する場合タイムリミットがあります。それは22週目までです。それ以降は中絶をすることはできませんので、注意して下さい。ただし、遅くなればなるほど身体的な負担が急激に重くなりますので、そのリスクもしっかりと説明する必要があるでしょう。もちろん、医師からも指摘されます。

まず、中絶手術は麻酔をかなり使うので麻酔による副作用として嘔吐症にしばらく悩まされる可能性がありますし、無理矢理掻き出すことになるので子宮内に傷がついてしまう恐れもあります。最悪のケースは感染症によって発熱や腰痛に繋がりますし、子宮が大きく傷ついて子宮内膜が癒着して不妊につながるケースもあるのです。

このデメリットは精神的に大きな負担になりますので、このケアを行ってしまうと損害賠償請求をされることすらあります。必ず、精神的な負担も肉体的な負担も解消するように努力してください。
※相手の身体的、精神的負担について

中絶する場合の費用や慰謝料

この中絶にかかる費用は初診代や検査代金などを含めると20万円程度はかかります。20万円程度なら安いと考える人もいるかもしれませんが、中絶をする場合は経済的・身体的・精神的な負担が女性に大きくかかりますので、それらのケアをすることが義務となっており、それらを怠ると慰謝料請求に繋がってしまうのです。

この慰謝料がなかなかに高額で、200万円程度の精神的障害が認められたケースも存在します。もちろん、この費用は裁判の内容でいくらか上下することになりますが、100万円単位のお金が動くことになるのは変わりません。

出産する場合の注意点

中絶よりも最もきつい選択肢が、出産を選択することです。この場合、子供が将来的に確実に存在することになりますので、不倫をした事実は間違いなく多くの人たちにばれます。それ以外にも、子供を認知した場合、養育費なども支払う義務が発生してしまうのです。

要するに、金銭的にもこれから一生涯大きな出費が続くということと、対外的なイメージが一気に悪くなって、妻からも愛想が尽かされる可能性が劇的に上昇すると言うことです。悪いことしかありません。
※不倫がばれる可能性が高くなる

出産する場合の認知、養育費について

不倫によってできた子供の認知をする義務はありません。しかし、強制認知という認知を訴える方法が存在するので、最終的には認知請求をのむ必要があります。このように認知された子供の監護者、つまり不倫をした相手に対して養育費を渡す必要が出てしまうということは覚えておきましょう。

子供が成人するまでの間、月2~6万円といった出費が発生し続けるのはかなり金額的には大きいでしょう。もちろん、この養育費は年収によって変わってきますので、高収入の方はそれだけ出費も増えます。

不倫相手との今後の関係

不倫相手との今後の関係は、今の妻との関係をどうするのかで大きく変わってきます。相手が独身の女性であった場合、妻との離婚を考えて不倫をした女性とくっつくと言うことも考えられるでしょうが、はっきり言って離婚はそんな都合良くできるものではありません。この場合は、不倫を行った側が100%悪いので、色々と請求されることになります。それだけ今後の生活は困窮するでしょう。

妻と別れるという選択しがない人は不倫相手とは関係を断ち切る必要性が出てきます。はっきり言って中絶は大事なので、今後このままの関係を続けていくのは困難でしょう。出産をする場合は確実に周辺に知られることになるので一人一人に土下座をするしかありません。中途半端が一番いけないので、別れるのなら早めに別れを切り出して下さい。
※別れ方やタイミングなど

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不倫相手の子を妊娠した場合


今度は、自分が女性で不倫をしている相手の子供を妊娠したケースを想定して考えていきましょう。いわゆる、女性視点となります。

W不倫で中絶する場合

これがW不倫の場合、さらに事態は混沌とします。W不倫で妊娠をした場合、ばれないようにこっそりと中絶をするという方法もありますが、体への負担も大きく後遺症をもたらすケースも多々ありますので、その後遺症から発覚することも多々あります。また、妊娠発覚が遅れて13週以降の中絶となった場合は入院が必要になりますので、はっきり言って隠し通すは不可能です。

費用負担も大きく不倫相手が負担をしないケースもありますので、夫にばれずに入院費用や手術費用を捻出することになります。はっきり言ってほぼ不可能です。つまり、中絶であったとしても、発覚する可能性は高いので、ばれないようにする方法はほとんど無いということです。

よっぽど妻に無関心で、お金の管理もずぼらな人ならばごまかせるでしょうが、自分に対してある程度目をかけている夫をごまかしきることは高難易度であり、無理難題と考えた方がいいでしょう。
※費用負担や夫にばれないようにする方法

W不倫で出産する場合

W不倫で出産をする場合、その子供が不倫をして産んだ子供であるということを意識し続けて騙し続ける必要があります。つまり、子供の親を夫として育てるということです。もちろん、DNA鑑定をすればすぐにばれてしまうので、その時点で高確率で離婚となるでしょう。その覚悟は必須となります。

また、不倫をした相手と再婚して育てるという考え方もありますが、W不倫の場合は相手の家計もありますので、幸せの家庭にたどり着ける確率は非常に低いです。まず、離婚の段階で大きくもめるでしょう。

それ以外には、シングルマザーとして育てていくという考え方もあります。不倫相手からなんとか養育費をもらうことができれば育てられるようになります。ただし、離婚の時点で不倫を実行した側に非がありますので、慰謝料などの支払いも生じる可能性があります。こうなると金銭的に自分一人で育てることは不可能でしょう。ダメ元で実家を頼るしかありません。
※子供を夫の子として育てるのか?

女性が既婚者、男性が独身で中絶する場合

女性が既婚者で男性が独身で中絶する場合は、男性がある程度自由に動けてお金がある人ならば、その人の費用負担で中絶は実行することもできるでしょう。不倫は多くの方から信用を失う行為なので、独身男性側も火消しのためなら労力は惜しみません。

ただし、不倫による中絶は大事なので、男性側もこれに懲りて別れを切り出してくる可能性があります。女性側も今後のことを考えて話し合いをしましょう。

女性が既婚者、男性が独身で出産する場合

女性が既婚者で独身男性との不倫でできた子供を出産する場合、不倫相手の子供であることがばれる可能性が高いと考えましょう。その場合、高確率で離婚となります。

また、民法772条1項において「妻が婚姻中に懐胎した子は、夫の子と推定する』という法律が存在しているので、不倫をして身ごもった子供は血縁関係が一切無かったとしても、法律上は夫の子供という扱いになるのです。

このねじれを対処する方法は、離婚をした後に元夫に「嫡出否認の訴え」を起こしてもらい、親権を変更するというやり方です。ただし、これは訴えなので、裁判を起こしていることになります。
※離婚しても子供は法律上夫の子になる

女性が独身、男性が既婚者で中絶する場合

女性が独身で、男性が既婚者という状況での不倫は男性側に色々と負担が加わります。慰謝料・中絶費用・仕事ができない期間の補償など、いろんな出費が発生するのです。これらの費用はなかなかに馬鹿にできないので、確実に妻にばれるでしょう。
※慰謝料、中絶費用の負担、休業する場合の補償など

女性が独身、男性が既婚者で出産する場合

上記の状況で、さらに出産を選択した場合は、中絶費用ではなく認知後の養育費が発生するようになり、相手の妻が怒り心頭の場合は妻への慰謝料も発生してしまいます。特に、浮気が原因で別居や離婚に至った場合、慰謝料も200~300万円と高額になりますので、金銭的にも人生が大きく変わってしまうでしょう。
※認知、養育費について、相手の妻への慰謝料など

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夫の不倫で相手が妊娠した場合


最もメンタル的に大きなダメージを負うケースが、自分の信じている人に裏切られていることが発覚したときです。それが夫の不倫となります。このケースで、不倫相手が妊娠していた場合、どうなるでしょうか。

相手が中絶する場合

相手が中絶する場合、基本的には夫側が金銭面で負担することになるでしょう。しかし、気持ち的に夫を許せるのかどうかが問題となります。そこで離婚を考えている人は、不倫をされたと言うことで慰謝料請求も考えて行動して下さい。

相手が出産する場合

最もやっかいなのが、不倫をした相手が出産をするケースです。養育費などを支払う必要があるという情報は知っているでしょうが。ここで覚えておいてもらいたいことは認知をした場合、養育費の受け取り以外に、「相続権」が発生すると言うことです。つまり、将来的に夫との間にできた子供とその不倫相手の子供に相続権が発生するということなので、自分の子供が将来的に不利になってしまいます。
※認知すると相続権が発生するので自分の子に不利益

離婚しない場合の慰謝料

不倫をしたけれど離婚をしない場合、状況次第ではその不倫をしている相手に慰謝料請求をすることもできるのです。ケースバイケースなので一概には言えませんが、100~300万円程度は請求できると考えて下さい。特に、不倫によって別居をするまで夫婦仲が悪化した場合は請求額は高めになります。

離婚する場合の慰謝料

離婚をする場合の慰謝料は100~300万円程度は請求となるでしょう。というのも不倫による慰謝料は基本的に二人合わせての金額となるからです。ただし、離婚にまで至っているので、慰謝料は高めになります。

妻の不倫で相手の子を妊娠した場合


これは妻が不倫をしていることが発覚し、さらには子供までいることが確認された場合についてのお話です。ここは妻に不倫をされた夫視点となります。

中絶する場合

中絶をする場合、相手の男性側がその中絶で発生する費用等を負担することになりますので、それだけ相手の家庭も苦しくなるでしょう。人によっては中絶の費用を払わないと逃げることもありますが、その場合は弁護士を間に入れるしかありません。

出産する場合

出産をする場合は、前述したとおりそのままでは自分の子供という扱いをし続ける必要があります。はっきり言ってしまうと、血縁関係が一切無い子供となりますので、愛情は湧きにくいでしょう。

認知するためには、裁判の結果、元夫の嫡出子ではないと判断させる必要がありますので、この行動をとらない限りは育てる必要性があります。これに耐えられるかどうかで判断して下さい。

離婚しない場合の慰謝料

夫側が、妻の不倫相手である男性に慰謝料を請求することはできます。その場合は先ほど相場でも説明したように100~300万円程度です。

離婚する場合の慰謝料、養育費の負担

はっきりと離婚をする場合でも同じで慰謝料相場は100~300万円程度となります。ただし、離婚までしているので、慰謝料は300万円に近い値となるでしょう。また、できてしまった子供は「嫡出否認の訴え」を起こして不倫相手に認知をさせる必要があります。そうしないと養育費負担が発生してしまうのです。

裁判がいやだという人は家庭裁判所で「親子関係不存在確認調停」を申し立てることができれば、裁判を行わずに親権を渡すことができます。

まとめ


今回は不倫をして妊娠と繋がってしまったケースをひたすら調べ上げましたが、はっきり言ってどのケースでも不幸になっているパターンばかりでした。結論を言ってしまうと、不倫をするぐらいなら、はっきりと分かれて行った方が被害が少なくよっぽど平和的です。

特に、不倫相手の子供を現パートナーに内緒で育てるというのは一生後ろ暗い気持ちを持って生き続けることになりますので、かなり苦しい人生となります。皆さん、マイナスに繋がる行動はやはり減らして生きていきましょう。あまりにも辛い生き方です。