失恋した気持ちを引きずる原因
失恋をすると、多くの人が落ち込みます。それどころか、しばらく引きずってしまうケースも多いでしょう。なぜ、気持ちを引きずってしまうのでしょうか。
一人になることへの不安
それまでは、彼氏がいて当たり前の日々を過ごしていたことでしょう。ですが失恋すると、突然一人になってしまいます。
気兼ねなく会話をする人がいない、相談相手がいない、人肌恋しい、急に訪れた孤独な時間に不安感を覚えてなりません。
自分を否定されたことへのショック
あなたを良しとしているのであれば、わざわざ別れる必要はありません。にもかかわらず失恋に至ったということは、見た目や性格、行為が、気に食わない、好きになれないなどと、相手に否定をされたのでしょう。
自分の良しとしている部分を好きな人にけなされることで、大きなショックを受けてしまいます。
彼への依存心が強かった
同じ失恋を経験した女性でも、引きずる度合いは人それぞれです。なぜなら、依存心の強弱によって違ってくるためです。
彼氏がいなければ生きていけない、それほどの意識で付き合っていたとなれば、それこそ生きていけないほどに落ち込み引きずってしまうでしょう。
恋愛中でも自分は自分としっかり割り切っていられれば、比較的早く気持ちを切り替えられます。
失恋を引きずりやすいのはどんな人?
前述で、依存的な人が引きずりやすいとご紹介しましたが、他にもそういったタイプの特徴を挙げることができます。
以下の条件に当てはまる人は、心の準備をしていた方がいいかもしれません。
一途な恋愛をしていた人
例えば、他の男性には目もくれず、一途な恋愛をしているケースです。彼以外の男性を見ていなかったにもかかわらず、別れが訪れるわけですから、孤独感はかなりのものでしょう。
ましてや人生初めての彼氏であったからこそ夢中になっていたともなれば、大きな喪失感に陥るはずです。
思い出を大事にする人
思い出を大事にする人は、別れに至っても彼氏と過ごした日々を数多く記憶していることでしょう。楽しかった思い出やつらかった思い出、すべてが懐かしく思い出されるはずです。
そんな日々がもう戻ってこない、そう思えば思うほど、悲しみがこみ上げてきます。逆に思い出よりも瞬間瞬間を大事にするタイプであれば、切り替えるのも早いかもしれません。
相手と長く付き合っていた人
数年間にわたり付き合い続けた、それこそ熟年夫婦のような仲の良さにすらなっていた、そんな一緒にいる時間が長い恋愛であればあるほど、別れるときのショックは大きいものです。
突然一人になったという感覚も、短期間の恋愛と比べるとかなり大きく感じられるでしょう。
相手と結婚を考えていた人
結婚を考えていたということは、人生で最後の恋愛にしよう、そんな決意のもと付き合っていたはずです。付き合っている最中も、すでに二人の結婚生活を意識していたかもしれません。
思い描いていた幸せな日々が突如実現不可なものになってしまうことによるショックの大きさに、なかなか立ち直ることはできないでしょう。
失恋から立ち直るための基本ステップ
失恋して死ぬほどのショックを受けた、もう二度と立ち直れない、ご飯も喉を通らない、そんな絶望的な気持ちになったとしても、諦める必要はありません。
適切な手順を踏むことで、また新たに前向きな気持ちを取り戻すことができます。まずは、基本のステップを知っていきましょう。
まずは失恋した現実をしっかり受け止める
引きずるということは、まだ相手のことを諦められずにいるのかもしれません。突然家を訪れてくれるかもしれない、電話やメールをくれるかもしれない、心のどこかでそんな期待を抱いている可能性もあります。
ですがそれでは、なかなか気持ちを切り替えることができません。失恋した現実を、しっかり受け止めましょう。
気持ちをリフレッシュさせて失恋の痛みを忘れる
失恋が現実のものとはいえ、いつまでも重く受け止め続ける必要もありません。現実が理解できたら、次は心の痛みを忘れることに力を注ぎましょう。
新たな趣味を見つける、旅行へ行く、贅沢をするなど、自分なりのリフレッシュ方法を考えてみてください。ある主の現実逃避ではありますが、これもまた前を向くための努力に他なりません。
失恋から学び次の恋愛に活かす
失恋は、デメリットばかりの存在でもないでしょう。引きずるほどの大事な恋愛を経験した、失恋のショックを味わった、振られる側の苦しみを知った、それは人生における大きな学びとなるはずです。
その経験を活かして、次の恋愛をより良いものにできるよう意識してみてください。彼と出会えてよかった、いい経験ができた、むしろ失恋できて良かった、そんな前向きな考えに至れるかもしれません。
失恋から立ち直るためにしたいこと
失恋のショックで立ち直れないと、仕事や勉強、プライベートまで何かと身が入りません。
大事な人生の時間を無駄にしないためにも、以下の方法を活かしてスムーズに立ち直れるよう工夫してください。
気が済むまで思いきり泣く
失恋から立ち直るためには絶対に泣いてはいけない、強い気持ちを持つ人は、そんな風に自分を奮い立たせるかもしれません。
ですがそれでは、より一層悲しみを長引かせてしまう場合があります。気の済むまで思いっきり泣けば、気分をスッキリさせられます。
それこそ、泣き飽きるほど泣いた頃には、悩んでいる自分が馬鹿らしくすら思えてくるかもしれません。
恋愛が上手くいかなかった原因を紙に書き出す
前述の通り、失恋の苦しみは次の恋愛に活かそうと考えることで、前向きに捉えられます。そこで、自分の何がいけなかったのか、紙に書き出してみてください。
その内容をひとつひとつ振り替えることで、過去の恋愛ではなく未来の新たな出会いに向け、より良い自分になるため頑張ろうと思えてきます。
とにかく感情を吐き出す
辛さは心に留めたままにするからこそ、深刻化していきます。溜まった感情は、思いっきり吐き出した方が早く忘れられます。
恋愛話を心おきなくできる親友や、人生の先輩にあたる人物に相談したり、またベッドやお風呂の中、カラオケボックスなど大きな声で喋っても人に聞かれないような環境で一人で吐き出したりしても良いでしょう。声に出すことが、気分転換につながります。
自分の良いところを紙に書き出す
失恋で落ち込んでいるときは、つい自分を責めてしまいがちかもしれません。あの言動がいけなかった、あの行動が勘違いに繋がった、視野が狭まっていたなど、自分の非の部分を考え出すといくらでも出てくることでしょう。
そこで紙と書くものを用意して、自分のいいところをできる限り書き出してください。自分の良さを見つめ直すことで、ポジティブな気分になれます。
女友達とお酒を飲んで騒ぐ
女の恋愛を分かってくれるのは、やはり女友達でしょう。同じ目線を持つ同性だけに、こちらの辛さも親身に受け止めてくれるかもしれません。
気の置けない女友達を呼んで、お酒を飲んで騒いでみてはいかがでしょう。失恋時くらい、思いっきりハメを外しても構いません。効果的な気分転換になるでしょう。
夢中になれる趣味に没頭する
前述でも触れている通り、趣味に没頭する方法は気持ちの切り替えに有効です。失恋で落ち込んでいるのは、元彼のことばかり考えているからでしょう。
その点、趣味で頭を満たすことができれば、元彼を考える時間も徐々に少なくなっていくはずです。音楽や映画、スポーツ、資格勉強など、夢中になれるものを見つけてください。
友人や家族など自分を肯定してくれる人と会って話す
ネガティブな気分の解消には、自分を肯定してくれる相手と会う方法が理想的です。自分のいいところを紙に書くやり方以上に、気持ちが楽になるでしょう。
特に、その相手が気の置けない友人や自分を一番に思ってくれる家族であればなおさらです。失恋の悩みを言葉にして吐き出す効果も合わさって、スムーズに前向きな気持ちを取り戻せるかもしれません。
運動で汗をかき気分転換する
趣味による気分転換の中でも、スポーツは特におすすめです。夢中になれることに加えて、全身を動かし汗をかけるためです。心身ともに、リフレッシュ効果が感じられるでしょう。
少し無理をするくらいだと、失恋を思い出す余裕がないくらい頑張らなくてはならないため、より一層効果的です。ケガをするほどの無理は禁物ですが、目標を高めに設定すると良いでしょう。
自分を磨いて自信をつける
失恋したということは、自分を否定されたともいいかえられます。自分が自信を持っていた部分が通用しなかった、その事実もまたあなたを傷つける要素となっていることでしょう。そこで、次の恋愛に繋げる意味でも、自分磨きに励んでください。
ダイエットやファッション、スキルアップなどでさらなる自分を目指しましょう。自信をつけることにより、前向きな気持ちになれます。
引っ越しや転勤など環境を変えてみる
長期間付き合っていた彼と別れたともなれば、家や近所また職場などにたくさんの思い出が残っているでしょう。そうなると、ただそこにいるだけでも、辛い気持ちがこみ上げてくるかもしれません。
引っ越しや転職をすれば、彼に関係のないまた新たな環境で生活を始められます。費用や職場など準備も必要になってきますが、実現できれば気分転換に効果的です。
新しい出会いを探す
恋愛で傷ついた心は、同じく恋愛で癒すことができるでしょう。新しい出会いを見つけて、辛さや寂しさ、孤独さを埋めてみるのも良いかもしれません。
ただ、別れてすぐの段階で新たな出会いに没頭しようとすると、誰でもいいから付き合いたいといった気持ちになってしまうでしょう。一定時間を開けて、一呼吸おいてから新しい出会いを探すようにしてください。
まとめ
失恋のショックは、仕事や日常生活における失敗や友達との喧嘩による落ち込みとはわけが違ってきます。一途な恋愛をしていた、長期間付き合っていた、結婚すら意識していたともなるとなおさらでしょう。
今回特集した立ち直るためのコツを役立てて、早い段階で前向きな気持ちが取り戻せるよう工夫してみてください。