マックのポテトでハゲが治る!?→勘違いする人が続出

髪がなくなる――。誰もが一度はいわゆる「ハゲ」や「髪の毛が薄くなる」ことについて考えたことがあるのではないでしょうか?
しかし、いつかはカツラや植毛に頼らなくていい日が来るのかもしれません。先日、アメリカの『Newsweek』誌が日本の横浜国立大学の研究発表について以下のような報道をしています。

揚げ油に含まれる科学物質が救世主に!?

実はこれ、ポテトを揚げる油の泡立ちを防ぐために使われるジメチルポリシロキサンというシリコンが、毛の再生に有効だという内容なのです。

毛髪再生に必要な毛包原基を大量に作り出すには培養器の原基に何を使用するかが重要なポイントになりますが、今回シリコンの一種であるジメチルポリシロキサンを使用したところ、一度に大量の毛包原基を作製することができたそう

このニュースには「髪が気になっている方たち」も飛びつきました。

「ポテトを食べときゃいいんだな!」

そしてこんな心配をする人も……。

しかし、です。冷静な方ならもうおわかりのことと思いますが、マクドナルドのポテトをドカ食いすれば脱毛症が治るということではなく、あくまでポテトを揚げる油に含まれるジメチルポリシロキサンが有効だということに過ぎません

あくまで主役は油に含まれる化学物質

『Newsweek』誌の記事に堂々とポテトの写真が掲載されたので、非常にまぎらわしいのですが、とにかく、「ポテトを食べて脱毛症を治す!」などといったことはあまり意味がありません。

一見、「ポテトを食べれば…」のような内容に思われますが、世の中そんな簡単に物事は進まないもの。
ですが、今回の研究でこのジメチルポリシロキサンが毛髪再生に有効な科学物質だとわかったことだけでも、脱毛症治療に大きな影響を与えることは間違いありません。

先ほどの『Newsweek』によれば、植毛などを含む毛髪治療分野の市場は60億ドル(6000億円)規模に及ぶといいますから、今回の研究によってこの市場にどう影響するかも注目ですね。