鼻の毛穴に黒ずみが起こるのはなぜ?
小鼻の黒ずみには皮脂の過剰分泌や角栓の酸化、メラニン色素、産毛などいろいろな原因が考えられます。原因によって対策も変わってきますので、まずはなぜ黒ずんでしまう原因について紹介します。
皮脂の過剰分泌
皮脂が過剰に分泌することで、鼻の黒ずみを起こしている可能性があります。毛穴の中で皮脂がたまりやすくなり、その皮脂が毛穴を押し広げ黒く変色するからです。
生活習慣の乱れや過度の緊張などストレスによって、皮脂の過剰分泌の起きることもあります。
角栓の酸化
古くなった角質や不要な皮脂が塊になって毛穴に詰まったものが角栓で、それが酸化によって黒ずんでいる可能性が高いです。
また角栓によるつまりで毛穴が広がって、クレーターのようになるために黒ずみを起こしていることも考えられます。指で触ってざらざらしていれば、この原因と思ったほうがいいでしょう。
メラニンの蓄積
メラニンが蓄積されると色素沈着を起こして、黒ずむことも考えられます。紫外線や、肌をこするなど刺激を与えることでメラニンが蓄積しやすくなります。
もし黒ずんでいるところを指で触った時にざらざらしか感触がなければ、このタイプの黒ずみでしょう。
産毛が黒く目立っている
鼻に産毛が生えていることで、黒ずんだような状態になります。産毛が生えていることで、小鼻が黒っぽく変色しているためです。
黒ずみが気になっているのであれば、鏡で鼻をよく確認しましょう。薄く短い体毛が生えていれば、それが黒ずみの原因の可能性は高いです。
こんな習慣はNG!鼻の毛穴の黒ずみを生む行動
毛穴の黒ずみの原因を見ると、無理なダイエットをする、睡眠不足、ストレス、無理に皮脂をとろうとするなど日常の行動が関係しているケースが多いです。
そこでここでは、毛穴の黒ずみを引き起こす生活習慣についていくつか紹介します。
無理なダイエットをしている
過度なダイエットをすると、小鼻の黒ずみが起こりやすくなります。男性ホルモンが優位になって、皮脂の分泌が活発になってしまうからです。
過激なダイエットをすると女性ホルモンの分泌が悪くなって、相対的に男性ホルモンのほうが多くなります。
疲労・ストレスを抱えている
慢性的な疲労感がある、過剰にストレスをため込んでいるのも黒ずみにはよくありません。女性ホルモンの黄体ホルモンが増加するためです。
黄体ホルモンには皮脂の分泌を活発にする傾向があり、毛穴を押し広げ、角栓ができやすくなります。
慢性的な睡眠不足に陥っている
慢性的な睡眠不足に陥っている場合も、黒ずみが起こりやすくなります。睡眠不足の状態が続くと自律神経に変調をきたすためです。
すると皮脂の分泌が活発になります。また肌のターンオーバーがうまくいかなくなって角質が厚くなって、毛穴をふさいで黒ずんでしまうのです。
汚れ・メイクを十分に落としきれていない
メイクを十分落としきれないことで毛穴をふさいでしまい、毛穴の黒ずみを引き起こすこともあり得ます。
毛穴がふさがれると皮脂や汚れなどがたまってしまい、それがいずれ酸化して変色するのです。
皮脂の落とし過ぎによる過剰分泌を招いている
洗顔のし過ぎで、黒ずみを招くこともあります。洗顔をこまめに行って皮脂を落としすぎると、体が防御反応から過剰に皮脂を分泌してしまうからです。
すると皮脂が毛穴に詰まりやすくなって、黒ずみに変化する恐れがあります。1日に何度も洗顔をする必要はありません。
長時間の化粧で毛穴をふさいでいる
長時間メイクしたままにしていると、毛穴の黒ずみを誘発する可能性があります。長時間メイクの原料で毛穴をふさいでしまい、皮脂の出ていき場がなくなってしまうからです。
また長時間化粧をしたり、メイク直しをして化粧が厚くなったりすると、毛穴をしっかりふさいでしまいます。
指で押し出す・ピンセットでつまみ取る
皮脂が気になって指で押し出したり、ピンセットで摘み取ったりするのも黒ずみの原因になります。いずれも肌に対して大きな負担をかけてしまうからです。
肌がダメージを受けるとターンオーバーがうまくいかなくなって、角質がたまり毛穴をふさいでしまいます。
鼻の毛穴の黒ずみを解消するには
鼻の毛穴の黒ずみは自宅でも簡単にケアする方法があります。動画で紹介されていた、オリーブオイル・塩とレモン・歯ブラシなどを使った対処法について紹介します。
オリーブオイルを使った鼻の毛穴の黒ずみ対処法
自宅にあるオリーブオイルを使って黒ずみ対策を行うことも有効といわれています。オリーブオイルと綿棒を使って毛穴の黒ずみを除去します。
皮脂とオリーブオイルは非常に似た性質を持っているので、毛穴の奥に詰まっている皮脂が溶け出して除去しやすくする効果が期待できるのです。
レモンと塩を使った鼻の毛穴の黒ずみ対処法
レモンと塩を使って毛穴の黒ずみを除去する方法もネットなどで紹介されています。大さじ1杯の塩・小さじ半杯のレモン汁を大さじ1杯の水に混ぜます。
それを鼻の黒ずみの気になるところに円を描くようにやさしくなじませてください。そのまま10~15分放置した後に冷水ですすぎましょう。
歯ブラシを使った鼻の毛穴の黒ずみ対処法
歯ブラシと歯磨き粉、ベーキングパウダースプーン1杯、少量のお湯だけで黒ずみ対策するという方法です。歯磨き粉とベーキングパウダー、お湯を使ってパックの材料となるクリームを作り、黒ずみの気になる箇所に塗ります。
この時新品の歯ブラシを使って毛穴の奥にクリームに入れるような感覚でこすり、お湯に浸したタオルでクリームを取り除くだけです。
オーソドックスな鼻の毛穴の黒ずみ対処法
毛穴の黒ずみの対処法としてオーソドックスといわれているのが、洗顔をしてからピーリングを行って、毛穴パックをする方法です。洗顔せっけんではさっぱりタイプを使用してください。
ピーリングのペースは週に1回程度、2週間に1回程度に毛穴パックをしましょう。基本は洗顔、それでもダメならピーリング、これでもダメなら毛穴パックという考え方です。
鼻の毛穴の黒ずみ予防法
鼻の毛穴の黒ずみは、予防することも可能といわれています。栄養バランスの取れた食生活を意識する、日焼け対策をしっかり行う、産毛の処理を行うなど原因によって対策も変わってきます。主だった予防法についてみていきましょう。
適切なクレンジング・洗顔で清潔に保つ
クレンジングと洗顔は鼻の黒ずみ対策の生命線ともいえるものです。クレンジングは乾燥しにくい、油分が多いため、汚れをより浮き立たせるクリームタイプのものをおすすめします。
洗顔をする際には、普通の洗顔せっけんを使用すると肌への刺激も少ないでしょう。
皮脂の分泌抑制のためにビタミンB2を摂取する
ビタミンB2を多く含む食べ物を意識して摂取すれば、皮脂の分泌を抑制できるでしょう。レバーやノリ、ウナギ、納豆などに多く含まれています。
ビタミンB2は水溶性ビタミンのため、長時間水につけると溶けだしてしまうので、ささっと水洗いするのがおすすめです。
皮脂の酸化防止のためにビタミンEを摂取する
ビタミンEには皮脂の酸化を防止する働きがあるので、黒ずみ予防に効果的でしょう。
落花生やモロヘイヤ、赤ピーマン、自然薯などに多く含まれています。肌のくすみなどの対策も同時に行えるといわれています。
皮脂の過剰分泌を避けるため脂肪分・糖分を摂りすぎない
脂肪分や糖分には油分が多く含まれているので、たくさん摂取すれば皮脂の分泌が活発になります。その結果、皮脂の毛穴つまりを誘発して黒ずみになりやすくなるのです。
脂身の多い肉料理や揚げ物、スイーツなどはできるだけ控えましょう。
メラニンの蓄積を防ぐため紫外線対策を徹底する
紫外線対策をしっかり行うことも黒ずみ対策で重要です。メラニンの蓄積による色素沈着も原因の1つだからです。
日中外出する際には、帽子や手袋、日焼け止めクリームを塗る習慣をつけましょう。夏場はクリームを塗っても汗で流れてしまいがちですから、こまめに塗りなおしてください。
産毛はサロン・クリニックで処理する
産毛が原因の黒ずみの場合、脱毛すれば問題解決できるでしょう。自分で処理するのは難しいため、脱毛のサロンやクリニックで施術を受けてみてください。
最新鋭の機器を使っているところであれば、産毛でもしっかり除毛できるでしょう。
まとめ
鼻の毛穴の黒ずみは、意外と自分の日常的な行動が関係している可能性は高いです。黒ずみは自宅でも簡単にケアできますし、生活習慣を見直せば予防も期待できます。
ここで紹介した黒ずみ対策をできることから実践してみてくださいね。