小鼻の毛穴が目立つ理由
小鼻の毛穴の目立つ原因はいくつかあって、皮脂の過剰分泌やターンオーバーの乱れ、乾燥肌など考えられます。
適切な対策を講じるためにも、そもそもなぜ小鼻の毛穴が目立つのかについて紹介しましょう。
皮脂の分泌量が多い
小鼻が目立つ原因として、皮脂の過剰分泌が考えられます。皮脂が過剰分泌されると脂が塊になって角栓になり、毛穴を詰まらせてしまうのです。
皮脂は外部から皮膚を保護する役割がありますが、ストレスや肌のターンオーバーがうまく機能しないことで過剰に分泌されます。
肌が生まれ変わるサイクルが遅い
肌のターンオーバーの乱れが、小鼻の毛穴の目立つ原因かもしれません。ターンオーバーが狂うと古い角質がいつまでも残り、角質が分厚くなって毛穴を詰まらせてしまうからです。
また皮脂の分泌もうまくいかなくなって、酸化して黒ずみを引き起こします。
肌の乾燥
乾燥肌も小鼻の毛穴の目立つ原因となりかねません。肌が乾燥すると皮脂の分泌が活発になって、毛穴を押し広げてしまうからです。
毛穴が広がると、皮脂だけでなく汚れも詰まりやすくなり黒ずみにもなりえます。
こんなことしてない?間違った小鼻の毛穴ケア
小鼻ケアの対策を自己流で実践している人も多いかもしれません。しかし、実はそれが間違っていて逆効果になっているとも考えられます。
角栓取りパックの頻繁な使用、ピンセットや指などで角栓を絞り出すなどNG行為について詳しく見ていきましょう。
角栓をはぎ取るパックの使用
角栓トリノパックがドラッグストアなどで販売されていますが、こちらで無理に皮脂や角栓をとるのはおすすめできません。
角栓を無理やりはがすと、私たちの体が「皮脂が不足している」と認識してしまいます。その結果皮脂の過剰分泌を招き、ますます小鼻の毛穴が目立ってしまいかねません。
角栓プッシャーで押し出す
角栓プッシャーなどを使って無理やり角栓を押し出すのもおすすめできません。角栓プッシャーを使用すると肌に強い摩擦を引き起こし、ダメージになってしまうからです。
酸化して黒く変色した角栓は目立って気になってしまいますが、無理やり取り除かないようにしましょう。
ピンセットを使って角栓つまみ取る
ピンセットで角栓を摘み取るという人もいるでしょうが、これもNG対策です。ピンセットを使った場合、肌に目に見えない小さな傷を作るからです。
繰り返しピンセットで角栓を取り除くと、毛穴の開きや炎症を逆に招いてしまいます。
指・爪で角栓を絞り出す
もっと原始的な方法で、指や爪で角栓を絞り出すのもいけません。肌が傷つくのはもちろんのこと、指や爪にはたくさんの雑菌がついているからです。この雑菌が小鼻の毛穴に移って、炎症を起こす危険性も高まります。
洗顔のしすぎ
皮脂を何とかしたくて、こまめに洗顔をしている人もいるでしょう。しかしこれもNG行為です。
洗顔を何度もすると皮脂が洗い流されてしまって、皮脂の過剰分泌を招いてしまいます。顔をきれいにするつもりが、逆に角栓のできやすい環境に自ら持って行ってしまっているのです。
小鼻の毛穴トラブルの正しい対処法
小鼻の毛穴トラブルに対処するためには、クレンジングや洗顔、保湿など基本的なケアをしっかり行いましょう。
しかしそのやり方が間違っていると、逆に皮脂の過剰分泌を招くなど逆効果になりかねません。そこでここでは正しい対策についてみていきます。
クレンジングはたっぷり使う
メイクをした際にはクレンジング剤をまず使用するでしょう。ケチらずにたっぷり使用するのがおすすめです。そうするとオイルで滑らかになって肌の摩擦が少なくなるからです。
肌の過剰な摩擦はダメージを与えてしまいます。ただしクレンジングでメイクが落ちたら、できるだけ速やかにすすいでできるだけクレンジング剤を肌にとどめないでください。
洗顔前に蒸しタオル・ホットタオル
洗顔する前に蒸しタオルやホットタオルを顔の上にのせる方法がおすすめです。蒸しタオルを当てることで、毛穴が開くため角栓も除去しやすくなります。蒸しタオルの作り方は簡単で、濡れたタオルを電子レンジでチンするだけです。
洗顔は正しい方法で行う
正しい洗顔の方法は1日2回・朝と晩に33~36度のぬるま湯で洗い流すというものです。これ以上の頻度で洗顔をするとやりすぎで、皮脂の過剰分泌を招きます。
温度も重要で冷水だと毛穴を引き締め汚れが出にくく、熱いお湯を使用すると必要な皮脂を洗い流してしまうのです。タオルで水をふき取る際にゴシゴシこすらずに、軽く押さえてタオルに水分を吸わせましょう。
洗顔後は十分に保湿ケアをほどこす
洗顔後には保湿ケアを行って、肌の水分量が失わないようにしてください。洗顔後は肌の水分が失われ、乾燥肌になりやすいです。
特に小鼻は皮脂の分泌量がもともと活発なので、過剰分泌を招きやすいといわれています。
炭酸のパック・酵素洗顔・ピーリングを取り入れる
たまには炭酸パックや酵素洗顔、ピーリングをしてみるのも有効とされています。炭酸パックには肌のターンオーバーを促す効果が期待できるからです。
酵素洗顔は角栓のもとの1つであるたんぱく質を分解する効果があるといわれています。ピーリングを行うのも角栓をとるのに有効ですが、刺激が強いため、毎日行うことはおすすめできません。
エステサロンでのケア・クリニックでの治療を受ける
エステサロンやクリニックでプロの施術を受けるのも有効な方法といえます。エステサロンのフェイシャルケアやクリニックではレーザーなど、自宅ケアではできない手法で対処してくれるからです。
セルフケアではなかなか悩みが解決できないときに利用を検討しましょう。
小鼻の毛穴トラブルを予防する生活習慣
栄養バランスの取れた食生活を意識する、ストレスをできるだけため込まない、夜更かしをしないなど規則正しい生活習慣を意識することで毛穴の目立ちは予防できるでしょう。
日頃気をつけておきたいポイントについてまとめました。
生活リズムを整える
規則正しい生活習慣を意識しましょう。規則正しく生活すればホルモンのバランスも整い、肌のターンオーバーも正常に機能しやすくなります。
古くなった角質もどんどんはがれるので、毛穴のふさがりも防げるでしょう。
十分な時間・質の良い睡眠をとる
しっかり睡眠時間を確保することが大事です。睡眠不足や夜更かしの習慣があると、肌のターンオーバーが乱れてしまうからです。
何もすることがなければ、できるだけ早く床に着くように心がけましょう。
ストレスを抱え込まずに適度な運動・趣味で発散する
ストレスを発散する自分なりの方法を編み出しておくのも予防法として効果的です。ストレスを過剰に抱え込むと男性ホルモンの働きが活発になって、皮脂分泌が活性化されてしまいます。
趣味の時間を作ったり体を動かしたりするのがおすすめです。
刺激物・カフェイン・アルコールの摂取を控える
辛い刺激物やカフェイン、アルコールの過剰摂取は控えたほうがいいでしょう。これらの食事を頻繁にとると、皮脂の過剰分泌を招いたり、肌のターンオーバーがうまく機能しなくなったりするからです。
一切摂ってはいけないわけではありません。ほどほどにしましょう。
禁煙に取り組む
喫煙者に小鼻の毛穴の悩みが発生しやすいです。タバコを吸うことで毛穴が開き、煙によって皮脂腺が刺激されてしまうからです。
そのほかにもいろいろな病気の原因となりかねないので、禁煙に取り組んでみてください。
脂質・糖質を摂り過ぎない
資質や糖質を過剰摂取しないように心がけることも有効といわれています。いずれも油分を多く含むため、たくさん食べると皮脂の分泌が活発になってしまうからです。
揚げ物、インスタント食品、スナック菓子、スイーツなどは量を抑えることを意識しましょう。
ビタミンA・C・Eを積極的に摂取する
ビタミン類を意識して摂取するのもおすすめの予防法です。特に肌の健康を維持するビタミンAや脂溶性のビタミンE、美白効果があるとされるビタミンCを摂取しましょう。
野菜を意識して摂取することを心がけてください。
鼻をさわる癖を直す
皮脂が気になって鼻をよくさわる人は、その癖を直しましょう。
さわるとそれが肌にとって不断になりますし、手についている細菌が肌に付着してしまうおそれがあるからです。
紫外線対策を怠らない
紫外線対策を行うことが毛穴ケアにもつながっています。紫外線を浴びると肌にあるコラーゲンやエラスチンが破壊されてしまいます。
これらの成分が失われると肌の弾力が失われてたるみ、毛穴も引っ張られて開いてしまうからです。
まとめ
小鼻の毛穴の悩みは生活習慣や間違ったセルフケアによってもたらされることが多いです。毛穴が気にならなくなれば、自分に自信も持てるでしょう。
正しい肌ケアや洗顔の方法も大切ですが、大切なのは生活を見直すことです。規則正しいやバランスの良い食生活を送るように努めましょう。