顎ニキビができる原因と皮膚科での治療方法とは?

気がつくと顔のあちこちにできているニキビ。とくに顎まわりにできるニキビは外から見ても非常に目立つため、女性でも男性でもできれば隠したいものです。

しかしながら、ただたんに隠すだけでは根本的な解決になりませんし、症状をさらに悪化させてしまうことにもなりかねません。目立たせたくない顎ニキビへの原因と正しい対処法、皮膚科の現場で取り入れられている最新の治療法について御紹介します。

顎ニキビができる原因

ストレス

「ストレスは万病のもと」とよく言われます。とくに、いわゆる「大人ニキビ」の原因の半分以上は慢性的なストレスにあると考えられており、ストレスのない生活を心がけるだけでニキビがきれいにおさまった、というケースも少なくありません。

何かと忙しい現代人にとってストレスはなかなか切り離せないものかもしれませんが、毎日の暮らしに5分でもリラックスタイムを盛り込むことで少しずつ心が安らぎ、ニキビのできにくい体質に変わっていく、という効果が期待できます。

食事内容

ニキビケアにおいて、日頃の食生活が与える影響は決して少なくありません。とくに便秘の解消はニキビケアにかぎらず、あらゆるタイプの体調不良改善に役立ち、正常な肌のターンオーバーを維持するためにも大きな意味があると考えられています。

便秘がちであるということはつまり体内の老廃物が排出されずにとどまっているということですから、老廃物をうまく外に出すサイクルを取り戻すことによって皮膚の新陳代謝を促し、ニキビ予防にもつなげることができます。食物繊維を多く含む食品を意識的に摂取し、健康的な排便サイクルを取り戻しましょう。

乾燥

お肌の大敵が乾燥であることは、美容に敏感な女性でなくても知識として知っているのではないでしょうか。皮膚が過度に乾燥をすると本来なら皮膚表面を保護してくれるはずの皮脂膜が不足し、お肌が刺激にさらされやすくなります。

それによって雑菌が皮膚表面にとどまりやすくなり、ニキビや肌荒れなどの皮膚トラブルが起こる原因がそろってしまうのです。乾燥を防ぎ、お肌を適度な保湿状態に保つことで皮脂膜をつくり、ニキビの原因菌をシャットアウトすることができます。

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紫外線

紫外線は細胞の奥深くまで入り込みDNAを傷つけるという意味で、人体にとって有害な側面があります。紫外線の浴びすぎで皮膚細胞が傷つけられると免疫力が著しく低下し、ニキビなどの皮膚トラブルが起こりやすい土壌がととのえられてしまいます。

もともと色白な女性は皮膚が弱い傾向にあり、たとえ短時間紫外線を浴びただけでも重度の日焼け状態になり、ニキビ跡がさらに目立ちやすくなります。外出時には極力肌の露出をおさえた服装を心がけるなどの工夫で皮膚への刺激を減らし、皮膚トラブルの原因をとりのぞきましょう。

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ホルモンバランス

ホルモンは通常、体内で微妙なバランスを保っており、バランスが少しでもくずれると皮膚トラブル以外に自律神経失調症などの内科的な疾患が起こりやすくなります。ホルモンバランスは生活習慣の乱れなどちょっとしたことでもくずれやすく、それに皮膚の弱さなど体質的な問題が重なるとニキビや肌荒れなどに直結してしまいます。

まずは規則正しい生活を心がけ、負担のないライフスタイルを意識することでホルモンバランスが自然と正常化し、ニキビもできにくい体質に変化していきます。

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皮膚科での顎ニキビ治療

外用薬

外用薬はニキビの治療薬として比較的イメージしやすいのではないでしょうか。いわゆる塗り薬にはいろいろなタイプがありますが、おもに炎症を抑える作用と再発をふせぐ作用に分けられ、このふたつの作用をバランスよく組み合わせることでニキビのできにくい皮膚環境をととのえていきます。

外用薬の中にはステロイド系薬剤もふくまれており、ステロイドアレルギーをふせぐためにも、まずは自分自身の体質を細かくチェックし、弱いレベルの薬からはじめてみるなどのステップが必要となります。

飲み薬

ニキビケアにおける内服薬の役割はおもに、不足している栄養分を補い、体内のバランスを正常化に導くことです。とくにビタミンCの積極的な摂取はニキビ予防に大きな意味があり、なおかつ、カゼやインフルエンザを遠ざけることにもつながります。ただ、サプリメントへの過剰な依存はかえって体内バランスの乱れを招き、ニキビなどをできやすくしてしまうため注意が必要です。

レーザー

ニキビへの物理的なアプローチとしてレーザー治療があります。なかなか消えないニキビをレーザーによって焼ききるというもので、治療が短時間ですむというメリットがあります。

ただし、レーザーとはいえ体に少なからず傷をつける行為のため、場合によっては手術跡が目立ってしまったり、ニキビの源を切除しきれないこともあります。施術にあたっては担当医のスキルを慎重に見きわめ、入念なカウンセリングを繰り返して納得したうえで治療を受けましょう。

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ケミカルピーリング

ケミカルピーリングとは、グリコール酸やサリチル酸などをふくむエキスを皮膚に塗り込み浸透させることで、古くなった角質を除去するスキンケアのアプローチです。角質は本来数週間周期で新しいものに生まれ変わるものであり、そのサイクルが乱れると角質がいつまでも毛穴にとどまってしまい、ニキビや肌荒れの原因となります。

以前はエステサロンでも実施されていましたが、現在では医療行為として正式に認められ、認可を受けた病院以外では受けられないようになっています。

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顎ニキビケアの注意ポイント

食事内容を見直す

食生活の改善、などというと堅苦しく感じられるかもしれませんが、要するにバランスのとれた食事を心がけるということで、とくに食物繊維を多くふくむ食品を積極的に摂取することによって栄養バランスが保たれ、皮膚トラブルが起きにくくなります。

便秘解消も大切なキーワードのひとつであり、食物繊維の摂取によって排便リズムを規則的にすることによって老廃物の代謝が促進され、ニキビや肌荒れのリスクも最小限にとどめることができます。

保湿・洗顔をする

薬を使う前段階でも、日頃の暮らしのなかでできる予防的アプローチはたくさんあります。その代表例が肌の保湿であり、こまめで丁寧な洗顔なのです。こまめな洗顔は皮膚の清潔を保つだけでなく、肌のほどよい保湿にもつながります。

なお、顔を洗う際には肌に刺激を与えないよう適度なぬるま湯を使用するようにし、あまり力を入れず円を描くようにゆっくりケアするようにしましょう。

まとめ

目立つ場所にできるので困ってしまう顎ニキビ。さまざまなアプローチが考えられ、外用薬、内服薬、レーザー治療など、肌質に合った方法を選ぶことができます。体質改善によってもニキビをできにくくすることは可能で、ストレスの少ない生活を心がけ、バランスのとれた食生活をつづけることで薬なしでもニキビをおさえられるケースがあります。

*本文中の「アンチエイジング」とは「年齢に応じた潤いのお手入れ」を意味します。若返り効果を意味するものではありません。
*本文中の「美白」とは「メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐこと」「メーキャップ効果により肌を白くみせること」もしくは「日やけによるしみ・そばかすを防ぐこと」を意味します。
*本文中の「シミ」や「小じわ」「毛穴」のケアに関する文言は、いずれも「シミやシワ、毛穴を目立たなくすること」を意味します。シミやシワの改善や治療効果を標ぼうするものではありません。
*記事内で特定商品の効果を紹介する場合、該当の記載は「すべての人に対して同じ効果があること」を保証するものではありません。
*記事内で特定商品がパッチテスト済みであることを紹介している場合、該当のテスト結果は「すべての人に対して、同じ効果があること」を保証するものではありません。