赤ニキビができた場合の効果的な治し方・ポイント!

赤ニキビはニキビの中でも比較的進行した状態であり、いわゆる「ニキビらしいかたちをしたニキビ」とも言えます。ほとんどの場合は自然治癒が見込まれますが、対処法を誤ると炎症がさらに拡大したり、かなり目立つニキビ跡になったりします。場合によってはその部分から化膿してしまうこともあるため注意が必要です。

ニキビがなかなか治らない、ニキビが目立つ場所に繰り返しできて困る、とお悩みの女性のために、赤ニキビの原因や効果的な対処法、早く治すためのポイントについてまとめました。

赤ニキビになる原因

皮脂が毛穴に詰まる

健康な状態であれば肌のターンオーバーが正常に保たれ、古くなった皮脂や角質は自然と新しい細胞に入れ替わっています。

これを半永久的に繰り返すことで肌の免疫力は維持されているのですが、何らかの原因によって皮脂が毛穴に詰まり行き場を失ってしまうとそこから雑菌が繁殖し、汗や汚れと混じり合ってニキビが形成されます。ニキビは初期段階では透明ですが進行するにつれて色が濃くなり、最終的には内部に膿が溜まって黄色がかって見えます。

赤ニキビは膿が溜まる前段階であり、周辺を指で軽く押すと痛みが生じることがあります。夏場など汗を大量にかく季節では毛穴に皮脂が詰まりやすく、また、何日も入浴をしないなど皮膚を不潔にすることも原因となりやすいため、夏場だけでなく1年を通して皮膚を清潔に保ち、古い皮脂がすみやかに排出されるサイクルをととのえるようにしましょう。

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アクネ菌が増殖し炎症となる

ニキビのもととなるアクネ菌は、健康な状態では免疫力によって無毒化されるためほとんど悪さをすることはありません。しかしながら、慢性的なストレスなどによって少しでも生活習慣が乱れると皮膚の免疫力が著しく低下し、それまで息をひそめていたアクネ菌が一気に活発化しはじめます。これがニキビのできる原因です。

言い換えれば、このアクネ菌を初期の段階でたたくことができればニキビの早期治療にもつながり、一部の洗顔石けんにはアクネ菌に直接はたらきかける「アクネシューター」というアプローチが採用されているものもあります。

アクネ菌は健康な時にはほぼ無害な常在菌であるため、規則正しい生活によって免疫力を保ち、ストレスをあまり溜めないようにすればあまり恐れる必要はありません。

赤ニキビを早く治す方法

正しい洗顔をする

毎日の洗顔によって皮膚を清潔な状態に保つことは赤ニキビ対策の第一歩です。ただし、誤った方法で洗顔をつづけていてもかえって皮膚を傷つけるだけで、正しいニキビケアとは言えません。洗顔のポイントとしては「やさしく円を描く」ことで、汚れを落とす、というよりも水分や洗顔フォームを、時間をかけてなじませる、といったほうがイメージに近いかもしれません。

この時、ニキビそのものを強く刺激するのは厳禁で、とくに進行したニキビをつぶすと内包した膿が周囲にとびちる可能性があるため、ニキビの周辺を軽く指でなぞる程度にとどめましょう。洗顔フォームの種類も幅広く用意されているため、自分の肌質をきちんと把握したうえで刺激の少ないものを選びましょう。

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肌に水分と油分を与える

ただ皮膚に水をつけただけでは保湿にはなりません。ほとんどの洗顔フォームには油分がふくまれているため、高い保湿効果が期待できます。肌に潤いがあるということは充分な栄養素がつねに供給されているということであり、それによって皮膚の正常な新陳代謝が促され、古い皮脂が毛穴にとどまることもなくなり、ニキビの原因菌が暴れまわるリスクを最小限にとどめることができます。

ただし、オイリースキンをもつ女性が保湿効果の高い洗顔料を安易に使用すると油分の過剰供給になってしまい、かえって皮脂を詰まりやすくしてしまう可能性があります。

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ニキビを悪化させないポイント

肌への刺激を少なくする

皮膚は私たちが思っている以上にデリケートにできており、少しでもとがった爪で皮膚をこすってしまうと表面が傷ついてしまい、その部分から雑菌が入りやすくなります。肉眼では傷ついていないように見えても、ミクロのレベルでは細かい傷がついており、その状態が繰り返されるとニキビの原因となるアクネ菌の温床となってしまうのです。

とくに、皮膚が敏感な体質の女性は毎日の洗顔もソフトタッチで行う必要があり、なおかつ肌の潤いを保つことに充分配慮する必要があります。普段からも爪をたてた状態で皮膚にふれることはさけ、目立つニキビでも無理やりつぶそうとはせず、自然治癒を促すようなアプローチが肝要になります。

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早めに皮膚科を受診する

ニキビはとても身近な病気であり、手軽に治せるイメージがありますが、自己流で安易に対処するのは実は危険です。とくに「つぶす、ひっかく」などのアプローチはニキビを悪化させるだけであり、最悪の場合はかなり目立つニキビ跡になってしまうこともあります。

いったんニキビ跡になってしまうとレーザー治療など本格的なアプローチでなければ消すことが難しくなってしまうため、ニキビ跡を残さないためにも、市販薬などでなかなか治らなければ早い段階で皮膚科を受診し、専門医の診断を受けましょう。

炎症がひどい場合の治療方法

レーザー

しつこいニキビへの物理的なアプローチとして挙げられるのがレーザー治療です。ニキビの核そのものをレーザー治療によって取りのぞいてしまうため効果を実感でき、再発のリスクを下げられるというメリットがあります。ただ、少なからず皮膚に刺激をくわえるわけですからクリニック選びには慎重になる必要があり、担当医との相性も重要な要素になってきます。

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抗菌薬

ニキビのおもな原因となるのはアクネ菌とよばれる細菌でした。つまり、細菌のはたらきさえ薬によって阻害することができればニキビそのものの悪化をふせげる、という理屈が成立します。

抗菌薬はレーザーのように物理的な刺激がないため「痛そうなのはちょっと……」という方にも安心しておすすめすることができ、副作用のコントロールも比較的容易であるというメリットがあります。もちろん、薬と体質との相性によって効果が大きく左右されるため、専門医との連携のもとで最適な薬を選び、予期せぬ副作用がわずかでも表れた場合にはただちに病院へ相談するようにしましょう。

イオン導入

従来のレーザーや内服薬によるニキビ治療にくわえ、最近ではイオン導入というアプローチが注目されるようになりました。イオン導入とは、水溶性のビタミンCを気になる箇所の皮膚に塗布し、その部分に微弱な電流を流すことによってビタミンCの浸透をより早める治療法をさします。

ビタミンCにはもともと高い美容効果や皮脂の過剰分泌を抑える作用が認められており、イオン導入もそうした効果に着目したアプローチと考えることができます。日本では先述したケミカルピーリングとあわせて行われることが多く、相乗効果によって肌に栄養がいきわたり、アクネ菌に負けない肌質がつくられていきます。

まとめ

 

赤ニキビはさわると痛みがあるため、うっとうしくて思わず指でつぶしたくなります。もちろん、強引なアプローチはかえって症状を長引かせるだけであり、根本的な解決にはなりません。今ではレーザー治療から内服薬、イオン導入、ケミカルピーリングと幅広いアプローチが用意されているため、肌質を把握したうえで副作用のないものを選びましょう。