体力維持のためのランニングの頻度
体力維持のためにランニングを始めようと考える人は多いです。しかし、適切な頻度を守らなければ目的が果たせなくなる可能性もあります。そこで、ランニングを始める際にはどのくらいの頻度が良いのかを知っておくことが必要です。
週2回~3回の頻度で健康にいい運動
ランニングをして心地よい疲労感を得られ、習慣化しやすい頻度というのは週に2回から3回といわれています。目安としては一日おき程度です。この程度の運動であれば日常生活に支障がなく続けることができます。楽しく続けるためにも毎日無理に続けようとせず、まずは一日おきに行うことを目指すのが適切です。
毎日走ると逆に健康を損ねる
ダイエットや健康増進など、いろいろな目標でランニングを始めた場合、多くの人が毎日走るべきだと思いがちです。しかし毎日無理に続けると疲れて仕事に集中できなくなってしまったり体調を崩したりする可能性もあります。無理に毎日続けると健康を損ねる危険もあります。体力がついて走れるようになってから毎日走ることを目指すことが望ましいです。
走る距離が1㎞の場合は毎日走ることでほど良いバランスがとれる
走る距離によっても走る頻度は変わってきます。毎日1㎞ほどのランニングの場合には体への負担も少なく毎日続けることが望ましいです。ランニングにかかる時間も少ないので毎日続けやすいです。
走る距離が5km以上の場合は週1でも十分な健康効果を得られる
毎日走ることが難しい人は一度のランニング距離を5㎞にすると週に一度の運動でも十分効果が得られるようになります。休日にだけランニングをすることが望ましい場合には時間をかけて5㎞走ることができると健康維持が期待できます。
仕事や学校が休みの日だけ運動する人は走る距離を長くして回数を減らす
人によって走ることのできる頻度は違うものです。仕事や学校が休みの日しか運動ができないという場合は毎日できない分距離を伸ばせばしっかりと一週間に必要な運動量が確保できます。
マラソンやリレーに参加する場合のランニングの頻度
ランニングを始めるきっかけとしてマラソンやリレーに参加するというゴールがあるという人も多いです。そういった場合にはランニングの頻度は健康増進を目指してのランニングの頻度とは違ってきます。
週3回連続でランニングして1日休む形にすると体力の増加が期待できる
ランニングをする際、毎日するのは大変です。そこで3日連続でランニングをして1日休む形でランニングをすると少しずつ体力が増加することが期待できます。程よく休息を入れることで無理なく続けられますし、疲労回復をして続けられます。
マラソンの場合は走る距離が長いので走る回数よりも距離をのばす
マラソンの場合には走る距離が長いです。そのため一度のランニングでも少しずつ毎日走る距離を伸ばしていく必要があります。そこで、毎日短い距離で走るよりは週に数日になっても一度のランニング距離を伸ばすことが望ましいです。
リレーの場合は区間走となるため5kmを週2回走って1日休みがちょうどいい
リレーの場合には走る区間が決まっています。そこで距離を長く走ろうとするのではなくリレーの区間に応じた距離を走ることが望ましいです。頻度としては程よく休みながら走ることができるよう、2日走って1日休むペースで十分効果が得られます。
肺活量を鍛えたいなら週に走る回数を減らして、距離を増やす
肺活量を鍛えたいという場合には走る距離が必要になってきます。そのため走る頻度は多くなくてもよいですが、一度に走る距離を伸ばすことが必要です。そこで週に1回から2回程度でよいので少しでも長い距離を走ることが適切です。
長距離走は走る速度も重要になるので、走る回数を増やしてベストなペースをつかむ
長距離走の場合、スピードが必要になります。そこで速度を上げるためには走る頻度を上げて少しずつ体力や脚力を付けていくことが望ましいです。毎日少しずつ走る頻度を上げていくことでペースを上げることができます。
ランニングの頻度を決めるために参考になる本
ランニングをする際、どのくらいの頻度にしていけばよいかわからないという場合にはランニングに関する本を読むととても参考になります。そこで、ここではランニングの頻度を決める参考になる本を紹介していきます。
走れるカラダになる
走りたいと思っていても走り始めると思うように走れない人も多いものです。この本ではどのように走ればよいかを説明してくれます。体の使いかたや走りかた、毎日のトレーニングについても紹介されているのでランニングの力が総合的に付けられます。
高橋尚子のランニングパーフェクトマスター
本を読んでも具体的にどのように走ればよいかイメージできないという人も多くいます。この本ではDVDが付いており作者が実際に走って開設をしてくれるのでとても分かりやすいです。ランニングだけでなく、基礎トレーニングやウォーキングといったものについても方法がかかれているので走ることができなくても少しずつ走れる体を作ることができます。
ドクター奥井と走るランニングのススメ
ランニングをしたいと思っている人は特に体の知識もなく走っていることも多いです。この本ではホルモンのことや体の筋肉のことなどを学ぶことができ、ランニングによって体の不調が解決できるメカニズムについても紹介されています。
どんどん走れる体になる!青山剛のスイッチ・ランニング
走っていておもうように記録が出ない、とても疲れると感じる人は多くいます。この本では楽に気持ちよく走ることができるようになるためにおしりを作ることが必要と言われており、おしりを作るためのエクササイズが紹介されています。体に痛みを感じることなく、なおかつきれいに思い通りのタイムやフォームで走ることを実現してくれる本です。
マラソンは毎日走っても完走できない 「ゆっくり」「速く」「長く」で目指す42・195キロ
ランニングをしている人の中にはマラソン大会に出場して走りたいと思っている人も多いです。この本では毎日ランニングをしていてもマラソン大会で記録が出せない理由と、どのようなトレーニングをすればマラソンで思っているような記録が出せるようになるかを紹介しています。普段のランニングではなくマラソン用のランニングがかかれているので読むとマラソンで期待している記録が出せるトレーニング方法が理解できます。
まとめ
ランニングをすることは体に良いことです。ただし正しい方法、頻度で行わなければ体調を崩す原因にもなります。自分の目的に応じた頻度、距離で走ることが重要です。