ヨガとピラティスは似ていても全然違う!それぞれの特徴とは?

ヨガとピラティス、どちらも主婦やOLに人気のエクササイズとして有名ですが、あなたは違いを説明することができますか?どちらもゆっくりとストレッチのような動きをするイメージですが、実は似ているようでその発祥も動き方も、大きく異なっているのです。

ダイエットや体質改善にはどちらもそれぞれのアプローチ法でそれなりの効果が期待できますが、どうせなら、より今の自分に適したやり方で実践したいですよね。

ここでは、

  • ヨガの特徴
  • ピラティスの特徴
  • ヨガとピラティスのどちらを選ぶべき?

についてまとめてみました。

ヨガの特徴


ヨガの方がピラティスより知名度はあるかもしれません。その起源は古代インドまで遡り、弓のポーズやコブラのポーズといった独特のポーズを行うもの…そんなイメージではないでしょうか。

ヨガは、肉体と同じはそれ以上に、心・精神の充実にも重きを置いています。体を鍛えるだけでなく心も鍛えて、心身一体となって幸福と健康と追及していくのがヨガの大きな特徴といえるでしょう。

心を鍛えるといっても具体的にどのように鍛えるのか、体よりもイメージがつきにくいかもしれません。心と体を調整しバランスを整える、ヨガの特徴をまとめました。

瞑想をする

精神と肉体のつながりを大切にするヨガでは、瞑想をすることで心と体のバランスを整えます。瞑想とは無意識のうちにわたしたち自身のなかに入り込んでいる雑念やストレスを取り払い、自分自身の心と静かに対話すること。目を通して姿勢を正し、呼吸を意識しながら情報過多な現代社会と自分を切り離すことで、自分自身と向き合っていきます。

自然への感謝などスピリチュアルな部分がある

古代インドの宗教観に基づいた心身の修行法であるヨガは、自然とのつながりや、スピリチュアルな精神を大切にします。自分の存在は世界・自然の一部であることを意識し、世界や自然と調和していく感覚を大事にしています。目を閉じて雑念を取り払い、世界と一体になってみましょう。モヤモヤと悩んでいたことがとても小さいことに思えるはずです。

特有の呼吸法が重要なポイントとなる


ヨガにおいて重要なポイントのひとつが「呼吸法」です。ポーズを取り静止するときなども、息を止めてはいけません。ヨガには様々な呼吸法がありますが、基本は息を吸うのも息を吐くのも鼻で行う「鼻呼吸」です。代表的な呼吸法としては腹部を意識する「腹式呼吸」が挙げられます。肺のやや上、胸部を使った「胸式呼吸」も使用することがあります。

筋肉や血流の流れを整える効果がある

筋トレとは異なり、体の内面にフォーカスして体を鍛えるヨガは、インナーマッスルや血流の流れといった目には見えない部分を整えることができます。ヨガのポーズはゆったりとしていますが見た目よりも同じ姿勢をキープするのが難しく、時間をかけて筋肉を刺激することで代謝や血行も改善、しなやかな筋肉を作り上げます。

ピラティスの特徴


ピラティスにはどんなイメージをお持ちでしょうか?体の基礎トレーニングとしてモデルやアスリートなどからも広く支持されるピラティスは、肉体を健康に導く気軽に行えるエクササイズとして大人気です。ヨガはポーズを取ることで静止状態をつくりますが、ピラティスは止まることなく動き続けます。

ピラティスは20世紀に入ってから提唱されたメゾットでヨガよりも歴史ははるかに浅いですが、その分、体の構造についてより研究された結果生まれたトレーニング方法です。そんなピラティスの特徴を詳しくご紹介します。

リハビリに基づいてつくられた

ピラティスとは、20世紀初め頃にドイツ人の従軍看護師ジョセフ・ピラティスによって負傷した兵士のリハビリのために開発されたエクササイズです。リハビリが基となっているので、ベッドの上のような狭いスペースでも行うことができ、美容・健康のトレーニング法としても進化を遂げてきました。

インナーマッスルを効果的に鍛える

ピラティスでは、主に肉体を鍛えることにフォーカスしています。体の構造を研究しながら生み出されたメゾットですので、肉体の内面から歪みを正し健康な状態にできるよう工夫されています。ピラティスの正しいやり方を身につけることで適度な負荷が内面の筋肉を刺激し、効果的にインナーマッスルを鍛えることができます。

胸式呼吸をしながら体を鍛える


ピラティスの呼吸法の基本は、お腹を膨らませずに横隔膜を意識して行う「胸式呼吸」です。副交感神経を優位にしリラックス効果のある腹式呼吸に対し、胸式呼吸は交感神経が優位になることで適度な緊張感が体に生まれ、筋肉が動きやすくなります。鼻から息を吸って口から吐く、息を吸うときは胸部を膨らませ腹部は膨らませないのがポイントです。

ケガの予防に大きな効果が期待できる

リハビリに基づいて作られたピラティスは、激しい運動とは異なり、ゆっくりと流れるように体を動かします。緩やかに筋肉や骨格に適度な刺激を与えることでインナーマッスルが鍛えられ体の機能を改善し、ケガの予防にも効果が期待できます。体幹が安定してくるので体のバランスをうまく保つことができ、ケガをしにくい体になります。

ヨガとピラティスのどちらを選ぶべき?


自分にはどちらが合っているのかわからない…、両方やってみたいけれど、同時にはじめるのは難しそう…、そんな悩みも抱える人も多いのではないでしょうか。ヨガもピラティスも性別や年齢問わず誰でも気軽に始めることができますが、今の自分に必要な鍛え方を正確に把握することで、より効果的なやり方を選択することができます。

そこで、ヨガとピラティスそれぞれの特徴から、悩み別にどちらがおすすめか、まとめてみました。

ストレスがたまりやすい人:ヨガ

ストレスを感じている人には、リラックス効果が高いヨガをおすすめします。瞑想することで自分の中に入り込んでしまった余計なストレスを取り払い、自分とゆっくり向き合いましょう。ヨガをするとき余計なことは一切考えず、自分の呼吸だけを意識しながら丁寧にポーズをとっていくことで、ストレスからも解放されていくことでしょう。

柔軟性やリラクゼーションを求めている人:ヨガ

ヨガで基本的な呼吸法として行われる腹式呼吸は、リラックス効果が高いことで知られています。そしてヨガのポーズは一つ一つを丁寧に行うことで、しなやかで柔軟な筋肉を鍛えることができるので、体が硬くて悩んでいる人にはおすすめです。はじめのうちはポーズを取るだけで難しいかもしれませんが、徐々に慣れていきますよ。

姿勢を改善したい人:ピラティス


猫背が気になる、姿勢を改善したい、という人は、まずピラティスをはじめてみてはいかがでしょうか。ピラティスは同じ動きを繰り返し行うエクササイズですので、自然と体についてしまった悪い癖を直し、正しい姿勢に改善する効果があります。エクササイズによって正しい姿勢が自然と身に付いてくるので、いつもの姿勢も自然とキレイになります。

肩こりや腰痛がひどい人:ピラティス

肩こりや腰痛に悩まされている人にも、ピラティスを行うことで改善が期待できるでしょう。インナーマッスルの強化や体のストレッチが、ピラティスの動きの中に効果的に取り入れられています。痛みがひどい人は、インストラクターに相談しながら悩み別に必要な動きを取り入れ、過度な負担をかけすぎないように調整し安全に行ってくださいね。

まとめ

古代インドより長く伝えられてきた、肉体のみならず精神の鍛練にも重きを置くヨガと、リハビリのため体の構造を研究した結果生み出されたトレーニング法であるピラティス。どちらも動きに似たような部分はあるものの、起源や目的、アプローチ方法には明確な違いがあります。

でも、決して難しく考えすぎることはありません。健康のため、ダイエットのため、ストレス発散のため…気軽にヨガとピラティス、興味のある方に積極的にチャレンジしていってください。ヨガもピラティスも、わたしたちに幸福と健康をもたらしてくれる方法であることは共通しています。

もしどちらが良いか迷ったら、プロのインストラクターに相談したり、それぞれの体験レッスンに参加するなどして、今のあなたに必要な選択はどちらか、是非とも楽しみながら探してみてください!