週末断食の正しいやり方と週末断食で失敗しないために重要なコツ

最近雑誌などでもよく見るようになったプチ断食、1日から2日程度断食するという方法ですが、便秘や冷え性の改善やデトックス、またストレス解消も期待できるといいます。しかし正しいやり方を理解していなかったことで、断食に失敗してしまったという声もあります。ここで正しい断食の方法や失敗しないコツを紹介します。

そもそも断食とは?

断食は宗教の修行として行うイメージがあります。精神を鍛えるために欲を断つという意味がある断食は、修行を行うことで、精神を強くすることもあると聞きますが、その他にも高い力が期待できるのです。現代の断食は修行の断食とはまた違うものですが、力が高いことで知られています。

固形物を取らない食事法


通常の断食は水分も取らないということがあるようですが、現代の断食は、水や野菜ジュースなどの水分を補給し、固形物を取らないという方法です。固形物を取らないことで胃腸を休ませることができ、デトックスや美肌力も期待できるといわれています。

体調不良になる場合も…

長期間の断食は体調不良になることも多いです。長い期間の断食を行う施設もありますが、断食の知識を持っている指導者がおり、医師との連携もあるためにできるのです。素人が何の知識もないままに長期間の断食を行うと、エネルギーとなるものが少なくなったり、全くなくなったりすることがあり、それが体調不良に繋がることになります。

プチ断食の場合は、長期間行う断食ではなく数日行うものです。週末などの休日に行うことで、無理なく行うことができます。

週末断食を行うメリット

週末、自分がゆっくり休める時に行うプチ断食、週末断食は気軽にできる方法として人気があります。主末断食を行うメリットは、体をリセットする様々な力があることです。その力を理解する事で、断食へのモチベーションもアップできます。

美肌力

断食することで女性が最も喜ぶ力ともいわれるのが、美肌力になります。腸内環境がいいとお肌の調子もよくなりますが、腸内環境が悪いと、ニキビや肌トラブルのもとになります。腸内環境が悪く悪玉菌が優位になると、食べ物の分解が進まず、消化に時間がかかってしまうのです。そのため、腸に便がどんどん溜まり、毒素や有害物質も生まれます。

悪玉菌の増殖や有害物質の増加によって血液の流れも悪くなると、お肌の新陳代謝が落ちてトラブルが進むのです。大腸で発生した毒素や有害物質は血液に乗って全身をめぐるため、肌にトラブルが多くなります。

便秘の改善


断食をすると、毒素や老廃物などが体外に排出されます。老廃物は肉の摂取が多い人ほど溜まっていますので、肉食が多い人や野菜の摂取が少ない人は便秘がちで、老廃物が増えた状態になっています。断食すると生命活動の中の消化や吸収、排せつの中で、消化と吸収を止めることができますので、排せつのみに腸の働きが集中します。それによって腸の動きが活発化し、便秘の解消につながるのです。

デトックス力

断食をすると、体内の老廃物を排出する力を得られます。毒素や老廃物は肉食の人ほど多くなりますが、腸内に老廃物として溜まった毒素は、血液に乗って体全体に運ばれてしまうのです。食べ物を摂取しないことで腸内は排せつに対してエネルギーを利用できることから、便を排せつし毒素を排出できるようになります。

むくみの解消

体液中に老廃物が多くなるとリンパの流れが悪くなり、老廃物や余分な水分を体外に排出しにくくなります。すると、足などにむくみが起こります。断食をすることによって血液の流れがよくなり、老廃物の排出の働きを持つリンパ液もきれいに流れるようになるため、むくみが少なくなります。

ダイエット力


体の中に食べ物が入ってこないと、エネルギー源が脂肪や肝臓に蓄積しているグリコーゲンになります。脂肪を利用する時には分解されるため、脂肪燃焼が進み、ダイエット力も期待できるのです。

免疫力の向上

食べ物が入ってこないというのは、体にとって危機的状況となります。すると体を守ろうとする力が自然に出てきて、抵抗力を高めようとするのです。通常の断食ではある程度の期間で白血球が増加し、通常の2倍くらいになることもあるといいます。白血球は菌を殺す働きを持っており、化膿性の症状などが改善するともいわれているのです。

ストレス耐性が付く


人は欲求を持つ動物ですが、断食で食欲を断つという生活をすることで、ストレス耐性がつくといわれています。現代はストレスを受けないで生活することはできないといわれていますが、断食によって欲求を断つことができれば、ストレスに対応する事も自然とできるようになるのです。

リラックス

人がリラックスしている時にはセロトニンというホルモンが分泌されていますが、これは腸内で作られています。断食によって腸内環境がよくなると沢山のセロトニンが作られるようになり、それが精神安定につながります。

ストレスを受けることが多い人も、断食することによってストレス耐性がつき、セロトニンの分泌が多くなることで、リラックスできる状態になるということです。腸という器官はただ消化吸収しているだけと考えがちですが、腸は思考しているといわれるほど、精神に深くかかわっているとわれています。そのため腸を大切にすることは、精神を安定させることにつながるのです。

週末断食の正しいやり方

週末断食は、ただ食事を絶てばいいということではありません。正しいやり方を理解して行わないと体調を崩すこともありますし、失敗する事もあります。せっかく断食で健康な体を手に入れようとしているのですから、正しい方法を理解しましょう。

金曜日に準備期間を設けよう


週末断食は金曜日に準備期間を設けます。プチ断食となりますので、通常の断食のように準備期間を長く設ける必要がないことも、この週末断食のメリットです。金曜日は昼食から腹八分目にし、夕食は普段の半分の食事量にします。

寝る3時間以上前に食事を終えて、普段よりも水分を多めに取りましょう。断食に入る前ですので、食欲を増す力のある飲酒は避けるべきです。メニューは軟らかく煮たうどんやおじや、お粥など、消化のいいものをチョイスします。

お粥もお米からじっくり作ると非常に味わい深く、甘みがあっておいしいです。時間をかけてお粥を作り、断食の間に何をするか?いろいろと考えておく期間としても利用してみてください。

土曜日は断食本番

準備期間を経て、いよいよ土曜日が本番です。食事をとらないことで血圧が一時的に下がったり、血糖値が下がったりするということもあるますので、激しい運動はしないようにお散歩程度にしましょう。読書をしたり、DVDを見たり、その間は水分を意識してこまめに十分とりましょう。

食品由来の水分が食事によって入ってこない状態ですので、いつも以上に水分をとることが必要なのです。前日に準備をしていますので、お昼くらいから脂肪燃焼の働きが始まります。夕方になるとお腹がすきますが、ここでしっかり我慢することが大切です。

断食中は酵素ドリンクや野菜のスムージーなどを取ります。これによって空腹も満たされますので、タイミングよく飲むようにしましょう。

日曜日は回復期間


断食が終わった日曜日、いきなり朝から通常の食事となると胃腸がびっくりしてしまいますし、消化がうまくできず体調を崩すこともあります。回復期となる日曜日は消化のよいお粥を用意し、腹八分目にしておくことがポイントです。お粥以外なら具のないお味噌汁から始めてもいいと思います。

回復期も体力が戻っていない状態です。いきなり友人と出かけたり、食事に行ったりすると体調が崩れることもあります。通常の状態ではない、回復期だということをしっかり理解し、自分の体に優しい行動をとることも必要です。お粥などをゆっくり食べることで、食事をすることの喜びを知ることもできると思います。

断食当日はお水か白湯で水分補給

断食の当日の水分は、水や白湯などをこまめに補給します。断食の間は食材から得られる水分がない状態ですので、積極的にいつもより意識して水分を摂取する事が必要です。白湯や水を、1日2リットル飲むことを意識しましょう。

体を冷やさないようにストレッチなどをする

断食中はエネルギー源となる酵素ドリンクなどが、いつもよりもずっと少ない状態になっています。そのため、体内で燃焼するものがありませんので、体を温めることが必要です。衣服を調整して靴下などを履くことも大切ですが、ストレッチなどエネルギーの利用が少ない運動で体を内側から温めるのも良いです。体が冷えると体調も悪くなりやすいので、しっかり温めることも考えておきましょう。

週末断食で失敗しないための重要なポイント

週末断食を行うならその方法を理解し、失敗しないようにしたいものです。断食で食べ物を我慢するという時間を経て、体の調子がよくなったなといえるよう、失敗しないポイントも考えておきましょう。

準備期間に食べ過ぎない


準備期間中は、断食に供えて食べ物が体に入ってこないことを供える期間です。そこでいつものように食事をしてしまうと、余計にお腹が減ってつらい時間を過ごすことになります。また、胃腸もいきなり働きを弱めることはできませんので、準備期間中に食事量を少なくし、徐々に断食に入るという感覚が必要なのです。

回復期間は胃に負担がかからないものを

断食が終わると多くの方が、よし、食事するぞ!と色々なものを食べようと考えます。でも、今まで水分や酵素ドリンクなどの栄養素しか入っていない状況ですから、胃腸を少しずつ消化吸収の働きに戻していくことが必要です。そのための時間が回復期なのです。胃腸に負担が少ない消化のいい食べ物を食べ、ゆっくりと普段の食事に戻してくことが重要です。

断食中は激しい運動はしない

断食を行っている時は、エネルギーとなる食べ物が入ってきません。そのため、脳や心臓、腸などを動かす、代謝に利用されるのが脂肪などになります。エネルギーは代謝に利用されるため、激しい運動を行うためのエネルギーは残っていないわけです。激しい運動を行ってしまうと、血糖値が急激に下がったり、血圧が低下したりすることもありますので、静かに本を読んだりテレビを見たり、また、音楽を聴くなどしてリラックスして過ごしましょう。

まとめ

断食は体にいい力を発揮してくれる方法ですが、間違った方法で行と、せっかくの我慢の時間が無駄になります。正しい方法を理解し、楽しく断食できるようにしっかりと準備期間を経て、通常の生活へ円滑に戻るために回復期を上手に利用しましょう。週末断食なら、無理せず、定期的に行うことが可能です。ダイエットや美肌目的、さらに精神的な安定を目指して生活の中に取り入れてみるといいと思います。