トウガラシダイエットの効果・やり方!専門家が伝授!

熱帯アメリカ原産、ナス科植物のトウガラシ。麻婆豆腐やトムヤムクン、パスタ、きんぴらなど世界中の料理に使用されています。そんなトウガラシですが、近年はダイエット目的で摂っている方も少なくありません。今回は、栄養のプロ資格と実務経験を持つはなさん提供の情報を基に、トウガラシダイエットの効果ややり方、おすすめレシピなどについてまとめました。

トウガラシダイエットの効果

トウガラシにダイエット効果が期待できるといわれても、仕組みを理解しないことには挑戦したくないと考える方もいるでしょう。ここではトウガラシがやせる助けになってくれるワケなど、効果についてまとめました。

効果の理由はカプサイシン

私たちの体内では、運動した際にエネルギーとして消費される成分の順番があります。先に消費されるのは糖分で、そのあと脂肪が消費されるのです。これが体脂肪を落とすのが難しいといわれる理由です。しかし、カプサイシンによって、早いタイミングからの脂肪の燃焼が期待できます。

カプサイシンには、自律神経の交感神経を刺激するアドレナリンの分泌を促進する働きがあります。アドレナリンが出ると、脂肪を分解する役割を担っている酵素のリパーゼが活性化。これにより早くに脂肪が燃えやすくなり、エネルギー代謝が亢進されるため、余計な脂肪を蓄積させないために効果的なのです。

赤トウガラシじゃないとダイエットできない?

赤トウガラシが熟成する前段階にあるのが、青トウガラシです。熟していないからといって、青トウガラシはダイエットに役立たないと思っている方もいます。しかし、ダイエット効果に期待が持てるカプサイシンは青トウガラシにも含まれているため、赤色でなければ意味がないということはありません。

なお、トウガラシのカプサイシンは果実の中にある胎座に最も多く含まれています。これはワタと呼ばれている白い部分で、種をつけているためわかりやすいです。辛味が苦手な方も、カプサイシンの刺激で食欲が抑制され、食事量を調整するきっかけになるため、ぜひ挑戦してみてください。

ダイエット以外のトウガラシの効果

トウガラシに含まれているカプサイシンに見込める効果は、ダイエットだけではありません。同時に複数の効果が期待できるのが、トウガラシダイエットの魅力です。具体的な効果については以下のとおりです。

血液の循環を良くする

カプサイシンの刺激による発汗で、血液の循環が良くなる効果が期待できます。血流が良くなると栄養素が体のすみずみまで届くようになり、老廃物が蓄積しにくくなります。栄養が行き渡らなければくすみやくまの原因になるため、血液の循環を良くするのは美肌にとって欠かせません。また、血行が良いのは動脈硬化などの生活習慣病の予防にも繋がるため、健康維持のためにも重要です。

冷えを取り除く

女性の70%が冷えの悩みを持つといわれています。冷えは放置していると体内の消化吸収力を落とすだけでなく、頭痛や腰痛、めまいや体がふらふらするなどの問題も発生させます。さらに、冷えはうっ血状態にもなるため、血液循環を悪化させるトラブルでもあるのです。カプサイシンは末梢血管の血液循環を良くし、体がポカポカになるため、冷えを取り除く効果が期待できます。

高血圧を防ぐ

生活習慣病の一種である高血圧症が起こるのは、塩分の摂りすぎが要因のひとつです。カプサイシンの辛味による刺激が料理のアクセントになり、うま味が出ます。そのため、食塩での味つけのかわりに使用すれば塩分摂取量が抑えられ、高血圧の予防に効果的といえるでしょう。

便通を良くする

カプサイシンには、腸のぜん動運動を活発にする働きがあります。ぜん動運動は便を押し出す活動を指し、便秘改善効果が期待できるのです。便秘が解消すれば腹部の不快感や痛みだけでなく、免疫力がアップしたり、にきび・吹き出物ができにくくなったりと、悪いことは何もありません。

コレステロール値を低下させる

油っこい食事ばかり摂るような食生活を送っていると、コレステロール値が高まります。すると、動脈硬化が悪化していき、心筋梗塞や脳梗塞といった深刻な病気のリスクが上がってしまうのです。カプサイシンにはコレステロール値の高まりを抑制する働きがあるために、生活習慣病の予防効果を期待することができます。

疲労を取り除く

疲労は新陳代謝が盛んに行われることで取り除かれます。元気いっぱいで毎日過ごせていない方は、代謝が悪く疲れが取れていないのかもしれません。トウガラシのカプサイシンは、血液循環を促して老廃物を体外へと出す働きをするため、疲労が蓄積しにくい体づくりに効果的です。

食欲をわかせる

ダイエット中の方にとっては困る効果かもしれません。ただ、健康的にやせるにはダイエット中でもいっさい食事を摂らないわけではないため、夏バテで食欲がわかないときなどは助かるでしょう。カプサイシンの辛味によるほど良い刺激が舌や胃に加わると、唾液や胃液の分泌が促進されて食欲が出るという仕組みです。

トウガラシダイエットを実践する上での注意点

トウガラシダイエットでは、やり方を間違うと思わぬ体調不良を招くことになりかねません。また、使用するトウガラシの選び方や保存の仕方にも気をつけたほうが良いでしょう。

食べ過ぎを避ける

カプサイシンには神経を刺激し、エネルギー代謝が上がる良い面もあります。しかし、食べ過ぎるとアドレナリンの上がりすぎや、発汗しすぎによる脱水症を招くことになりかねません。また、胃腸や口内で炎症が起こるリスクもあるため、トウガラシの食べすぎでカプサイシンの摂りすぎにならないよう、くれぐれも気をつけましょう。

トウガラシの選び方

全体が十分に鮮やかに色づき、ハリツヤを持つ、先端がとがったトウガラシが良いでしょう。鮮度が高いと判断できます。反対に、軸の切り口が褐色になっているものや、干からびてしまっているものは、鮮度が悪くなっているためおすすめしません。カプサイシンの含有量に関しては、実の小さい品種ほど多いです。

トウガラシの保存方法

生のトウガラシの場合、ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れておくと良いでしょう。保存期間の目安は7日ほどです。より長く保存したい場合には、十分に乾燥させた上で密閉容器に入れておきましょう。冷凍する場合は、1本ずつラップでくるんだ上で庫内に置いておきます。乾燥トウガラシについては、食品用の湿気取りを入れた密閉容器に保存するのが良いでしょう。

効果を得るためにおすすめなトウガラシダイエットのやり方

トウガラシと一緒に摂る食材の特徴や辛味成分を摂取するタイミングを知り、ダイエットに取り組むことによって、より高い効果が期待できます。おすすめなやり方について見ていきましょう。

体を温める食材を一緒に摂る

根菜類は、体を温める機能を持つ食材として知られているためおすすめです。一例として、蒸したゴボウやニンジンに、細かくカットしたトウガラシとオリーブオイルをかけるのも良いでしょう。これにより、食材とトウガラシのドレッシングの相乗効果が生まれて、体がポカポカになって代謝を促進する効果が期待できます。

運動後に摂る

体を動かしてエネルギー代謝が高まった状態でカプサイシンを摂取すると、代謝の促進に効果的です。反対に、トウガラシを食べたあとに激しい運動をするのは避けましょう。というのも、通常より発汗しやすくなっているために、汗のかきすぎで運動中に倒れてしまうリスクがあるためです。運動とトウガラシの摂取を絡めるのであれば、順番に注意しましょう。

トウガラシダイエットのおすすめレシピ

トウガラシを使ってできる調味料や料理はたくさんあります。多くのバリエーションを持つと、楽しくダイエットを続けられるでしょう。ここでは辛味が得意でない方と、得意な方に合ったレシピをピックアップしました。

辛味が苦手な方向け

辛いのが不得意な方は、トウガラシを漬けて作る調味料からはじめてみると良いでしょう。みじん切りにしたにんにく、トウガラシ、鷹の爪を入れ、それが漬かる程度のオリーブオイルを注ぎます。トウガラシが持つ油に溶けやすい性質を活かしたものです。たったのこれだけで、オリジナルのトウガラシオイルが完成します。たとえばぺペロンチーノに使うと、本格的で美味しい仕上がりになります。

辛味が好きな方向け

赤トウガラシは、加熱調理によって辛さが増す性質を持っています。辛いのが得意な方であれば、トウガラシをそのまま煮たアヒージョを試してみてはいかがでしょうか。魚介類とともにオリーブオイルで煮ると、魚介類のくさみが取れて、トウガラシのスパイシーな香りで食事をより楽しめるはずです。

まとめ

トウガラシの辛味成分であるカプサイシンには、ダイエット以外にも便秘や冷え解消など、女性にとって嬉しい効果がいくつも期待できます。また、和洋問わず料理に使用できるため、食事のマンネリ化も起こりにくいでしょう。そしてこれらの理由があることから、ダイエットのモチベーションを保ちやすいのではないでしょうか。ぜひ正しいやり方で効果を実感し、理想のボディを手に入れてください。

*本文中の「アンチエイジング」とは「年齢に応じた潤いのお手入れ」を意味します。若返り効果を意味するものではありません。
*本文中の「美白」とは「メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐこと」「メーキャップ効果により肌を白くみせること」もしくは「日やけによるしみ・そばかすを防ぐこと」を意味します。
*本文中の「シミ」や「小じわ」「毛穴」のケアに関する文言は、いずれも「シミやシワ、毛穴を目立たなくすること」を意味します。シミやシワの改善や治療効果を標ぼうするものではありません。
*記事内で特定商品の効果を紹介する場合、該当の記載は「すべての人に対して同じ効果があること」を保証するものではありません。
*記事内で特定商品がパッチテスト済みであることを紹介している場合、該当のテスト結果は「すべての人に対して、同じ効果があること」を保証するものではありません。