リバウンドしてしまう原因
ダイエットでリバウンドをしないようにするためには、やはりどうしてリバウンドをしてしまうのかという原因について詳しく知る必要があります。
原因をあらかじめ知っておけば、その原因を回避するような対策をとり、リバウンドが起こるリスクを最小限に抑える事も可能です。複数あるリバウンドの原因の中から、最も多いリバウンドの原因として挙げられる物を厳選して6つご紹介します。
ストレス
リバウンドをする原因で最も大きいのはストレスです。ダイエット中に色々な事がストレスになってしまうと、ダイエットが終った途端にそのストレスを解消しようと脳が指令をだします。
ダイエット中のストレスで大きいのはやはり食事制限によるストレスです。例えば甘い物が食べられなかったという方やラーメンやチャーハンなど炭水化物を食べられなかったという方は、ストレスの反動によって必要以上に甘い物や炭水化物を食べ過ぎてしまいます。
ダイエットで体重を落とせたといっても一生涯体重が増えないというわけではありません。当たり前ですが、過剰に食べれば食べるだけ体重は増えます。ストレスによる過食はリバウンドでも大きな原因となっているのです。
無理すぎるダイエット
色々なダイエットの中でも特に体重を落としやすいのが厳しいダイエットです。辛い思いをすればするほどに痩せるようなダイエットは、結果がでやすいのですが、その分リバウンドしやすいと言われております。
特にダイエットの中でも無理すぎるダイエットが食事制限のみで行ったダイエットです。特にたんぱく質など筋肉に必要な栄養成分を取らずにダイエットしてしまった場合には、体重以上に筋肉も落ちてしまっております。筋肉が落ちてしまっているという事は、代謝も落ちてしまっておりますので、それだけ太りやすい身体になってしまったという事になるのです。
その為、ダイエット前の食事の量よりも減らしても太りやすくなってしまし、リバウンドを起こしやすくなってしまうのです。
停滞期にダイエットをやめてしまう
停滞期にダイエットをやめてしまうのもリバウンドが起こりやすい状態になります。停滞期は、順調に体重が落ちていくと、身体がこれ以上体重を落としたら命にかかわると思い、体重を落とさないようにしてしまう時期です。
その為、わずかなカロリーでも体内に脂肪を溜めこんでしまいますので停滞期にダイエットをやめてしまい、普通に食事をしてしまうとリバウンドしやすくなってしまうのです。
水分が多くなっている
ボクサーの減量の時などは、とにかく汗をだして水を飲まないようにして体内の水分量を減らす事で減量を行います。その為、減量が終ってから水を飲むと体重が急激に戻ります。
これは一般的なダイエットも同じで、水分をあまりとらないタイプのダイエットをしてしまうと、ダイエットが終った時に普通の食生活に戻した瞬間に水分の量の分だけ体重が戻ってしまうのです。体脂肪ではなく水分が減っただけのような場合には、簡単にリバウンドしてしまいます。
レプチンの減少
レプチンはホルモンの一種なのですが、このレプチンというホルモンは満腹中枢を刺激する重要な役割を担っております。人間は、レプチンによって食べ過ぎないように規制しているのです。
しかし、このレプチンはダイエット中は身体が栄養が足りないと思い分泌量が減っております。その為、体重が落ちて目標体重に達した後にダイエットをやめると、このレプチンが上手に働いておりませんので、お腹は一杯なのですが脳がお腹がいっぱいだと自覚する事が出来ずに食べ過ぎてしまうのです。このレプチンは通常の量に戻るためには30日程度かかりますので、ダイエット直後に暴飲暴食しないように注意してください。
リバウンドするデメリット
ダイエットをせっかく頑張ったのにリバウンドしてしまうのは本当にがっかりしてしまうと思います。リバウンドは、単に体重が増えるというだけでなく、色々な所に負担をかけております。
これからダイエットをする方がリバウンドをしないように意識できるように、リバウンドをするデメリットについてご紹介します。
時間と努力が無駄になる
リバウンドのデメリットとしてわかりやすいのは努力が無駄になってしまう事です。ダイエットはある程度の時間や努力をして完遂させるものなのですが、リバウンドしてしまうとそれらの時間や努力が全て水の泡になってしまいます。
またリバウンドはダイエット期間よりも短いタイミングで行われてしまう事もあり、より空しさを感じる結果に繋がります。
経済的な負担
ダイエットをする際には当然ながらお金がかかります。食生活の改善であったり、置き換えダイエットようの酵素ジュースやスポーツジムの月謝や年会費などが全て無駄になってしまうのがリバウンドです。
また、体型がほっそりしたからご褒美だといって洋服を何着も買ってしまうとリバウンドしたら全て着れなくなってしまう事もありますので、洋服代なども無駄な出費になってしまいます。
痩せづらくなる
リバウンドのデメリットとして覚えておいて欲しいのが、ダイエットをはじめる以前よりも痩せづらくなってしまうという事です。多くのダイエットでは、摂取するカロリーをおさえてダイエットをしています。
その際に食べる栄養成分がバランスが悪いと筋肉が落ちてしまいやすくなります。そうなってしまうと筋肉の量が少なくなってしまっておりますので、代謝が悪くなってしまい太りやすくなってしまいます。リバウンドをしやすい原因も筋肉の量が減った事がひとつの要因となっているのですが、同じようにリバウンドによって痩せづらくなるのも筋肉の量が減っていることが要因となっているのです。
病気になりやすくなる
リバウンドをしてしまった後の体は脂肪を蓄えやすくなってしまいますので、中性脂肪などが付きやすく成人病のリスクが高まります。
また、血管などがもろくなってしまうリスクもありますので、高い死亡率を誇る脳卒中であったり、心筋梗塞や動脈硬化のリスクが高まります。それ以外にも肥満によって様々な合併症のリスクも高まりますのでリバウンドは病気になりやすくなると言えるのです。
リバウンドしないダイエットのコツ
ダイエットにチャレンジする時には、リバウンドをしないように意識する事がとても重要になります。体重を落とす事だけを目的にダイエットに励んでしまうと、どうしてもリバウンドしやすくなっておりますので、まずはリバウンドをしにくいダイエットを心がけるようにしましょう。
こちらではリバウンドしないダイエットのコツについてご紹介します。
急激な体重減少は避ける
リバウンドをしやすいダイエットの特徴として、結果を焦るあまり短期間で急激に体重を落とすという傾向があります。急激な体重の減量は、どうしても水分であったり、必要な栄養成分を削って体重を落としていることに繋がりますので、例え体重が落ちたとしても、その後、身体が急激に栄養成分を欲してしまいますので、暴飲暴食などでリバウンドしやすくなってしまいます。
長期的に体重を徐々に落とす事が出来れば、精神的なストレスも少なくリバウンドする可能性が少ないと言えます。
停滞期でもあきらめない
ダイエットをしている上で最大の山場が停滞期です。この停滞期は、これまでと同じようにダイエットしていても、急に体重が落ちなくなる辛い時期です。
しかし、そのままダイエットを続けていくと、停滞期を抜け徐々に体重が落ちて行きます。停滞期にダイエットを辞めるとリバウンドしやすくなりますので注意が必要です。
筋トレ
筋肉の量が増えるとそれだけ代謝が良くなりますのでリバウンドするリスクを減らす事ができます。食事制限だけではなく、筋トレなども加えてダイエットをするとリバウンドするリスクが少ないのでおすすめです。
有酸素運動
有酸素運動もリバウンドが少ないダイエット法としておすすめです。有酸素運動をする事によって、効果的にカロリーを消費出来る上に、筋肉量が増えたり、体内環境が整いますので痩せやすい身体になる事ができます。
痩せやすい身体になれば、それだけリバウンドのリスクを減らす事ができますので有酸素運動はかなりおすすめです。
偏った食事はしない
ダイエットの中には極端に食べるものを制限するダイエットがあります。このようなダイエットの場合には、どうしても栄養成分が足りずにやつれるように体重が落ちていきます。
やつれている状態は身体からしてみるとピンチですので、少ない量の食事でも必死になって体内に溜めこもうとします。そのためリバウンドしやすい環境が出来上がってしまいますので、ダイエットの際にはバランスのよい食事が重要になるのです。
リバウンドしないおすすめのダイエット本
リバウンドをしないダイエットをしたいのなら、やはりリバウンドに特化したダイエット本を参考にするのがおすすめです。色々なダイエット本の中から特にリバウンドについてしっかりと研究されている物を厳選してご紹介します。
一生リバウンドしない!ダイエットマインド33のルール
原孝二郎さんが書かれている「一生リバウンドしない!ダイエットマインド33のルール」は、リバウンドのメカニズムを紹介し、リバウンドしないためにはどのように生活をしたら良いのかが明確に書かれている本です。ダイエットに臨むマインドセットなども書かれておりますのでかなりおすすめです。
思い込みから解放されたらするっとやせて20年リバウンド知らず! 精神科医の脳ダイエット
奥田弘美さんが書かれた「思い込みから解放されたらするっとやせて20年リバウンド知らず! 精神科医の脳ダイエット」は、他のダイエット本とは違い精神科医の見解からリバウンドしにくいダイエット方法を紹介している面白い本です。
これまで当たり前だった価値観を変える事でより痩せやすくリバウンドしにくいダイエットができます。
やせるおかず 作りおき: 著者50代、1年で26キロ減、リバウンドなし! (小学館実用シリーズ LADY BIRD)
「やせるおかず 作りおき: 著者50代、1年で26キロ減、リバウンドなし!」は、一時期テレビのコマーシャルなどで話題になっていた柳澤英子さんの著書です。代謝が落ちている50代の方でも綺麗にリバウンドしないダイエットが可能なレシピが沢山紹介されております。作り置き出来る物も多いので忙しい方にもぴったりです。
もっと! スリム美人の生活習慣を真似したら リバウンドしないでさらに5キロ痩せました (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
わたなべぽんさんが書かれた「もっと! スリム美人の生活習慣を真似したら リバウンドしないでさらに5キロ痩せました」は、ダイエットではなく、スリム美人さんの生活をまねたら自然と痩せることができたという、他のダイエット本とは違ったアプローチをしている本になります。
漫画タイプのダイエット本ですので読みやすく直ぐに実践できるといったメリットがあります。
まとめ
ダイエットにとってリバウンドは一緒に考える必要がある重要な問題です。単に体重だけ落とそうと思ったらリバウンドのリスクが高くなってしまいます。しっかりとリバウンドを理解した上でダイエットをし、長期間スリムな体型を維持できるようにしてください。