ゆで卵ダイエットとは?
卵ダイエットはゆで卵を使ったダイエット方法として話題になりました。メディアでも取り上げられましたし、多くの方がチャレンジしている人気のダイエット方法です。ここでは卵ダイエットの基本情報をお伝えします。
主食をゆで卵に置き換えるダイエット法
卵ダイエットの基本は、置き換えダイエットです。置き換えダイエットとは、主食を低カロリーなものに置き換える方法で、トータルのカロリー摂取を抑えます。
卵ダイエットでは、主食をゆで卵に置き換えることで、摂取カロリーを大幅に軽減することが可能になるのです。
1食でゆで卵を2個食べる
具体的にどれくらい卵を食べるのかということですが、1食でゆで卵を2個食べます。2個でも十分満腹感を得ることができますし、腹持ちもいいので、ゆで卵はダイエットに向いているのです。
基本的にはこれだけで、ほかに特別やることはありません。置き換えるのがゆで卵というだけのことです。
ゆで卵ダイエットのメリット
ゆで卵は低カロリーなので、置き換えダイエットに最適な食材です。1個81kcalですし、2つ食べたとしても162kcalです。また、卵に含まれるレシチンが代謝を促しますし、たくさん食べても血糖値を上げません。
ゆで卵は1個81kcalと低カロリー
ご飯一杯がだいたい200kcalくらいなので、それに比べるとゆで卵1個81kcalというのは、かなり低カロリーです。2つ食べたところで160kcalくらいですし、それでもご飯1杯分よりも下です。低カロリーゆえに置き換えダイエットには最適な食材と言えるでしょう。
卵に含まれるレシチンが代謝を促す
卵にはさまざまな栄養素が含まれていますが、その1つとしてレシチンが挙げられます。レシチンは代謝を促す働きがあるのです。
ダイエットにおいて代謝をアップさせることは重要なことですし、代謝を上げることによってより痩せやすくなるでしょう。
たくさん食べても血糖値が上がらない
血糖値が上がるとインシュリンの分泌を促してしまい、脂肪を溜め込みやすくなってしまいます。ご飯は糖の塊なので、食べるとすぐに血糖値が上昇してしまうのですが、ゆで卵だとそれがありません。
たくさん食べても血糖値が上がりにくいので、太りにくいといえます。
消化がゆっくりで腹持ちがいい
ゆで卵は胃の中でゆっくりと消化されていきます。短時間ですぐに消化されないため、腹持ちが良いというメリットがあるのです。
すぐに消化されてしまうと、お腹も空きやすくなりますし、すぐ食べたくなりますが、それがありません。腹持ちの良もダイエット向きと言えます。
タンパク質が豊富
ゆで卵には、たくさんのタンパク質が含まれています。1個あたり7g前後のタンパク質が含まれているので、これは含有量としては多い方と言えるでしょう。
また、卵に含まれているタンパク質には、必須アミノ酸が8種類も含まれています。必須アミノ酸を効率的に摂取できるのもメリットと言えるでしょう。
ゆで卵ダイエットの方法と注意点
ここでは、卵ダイエットの具体的な方法についてご紹介します。また、卵ダイエットを行うにあたっての注意点についてもいくつかピックアップしたので、ぜひ参考にしてください。正しい方法で卵ダイエットにチャレンジしましょう。
主食ではなくおかずの肉・魚をゆで卵に置き換えても良い
卵ダイエットの基本は、主食であるご飯をゆで卵に置き換えるというものです。しかし、絶対に主食でないといけないということはありません。
おかずの肉や魚を置き換えることもできます。肉や魚に負けないくらいのタンパク質を含んでいますし、より腹持ちも良くなるでしょう。
野菜をたっぷり組み合わせる
ゆで卵でタンパク質はたっぷり摂れるのですが、それ以外の栄養素が不足してしまう可能性があります。そのため、卵ダイエットを行うときには、なるべくたくさんの野菜を摂取できるよう、メニューに工夫してみましょう。
サラダを追加するのも良いですし、野菜をたくさん使った料理を1品加えてみるだけでも随分違ってきます。
朝食で摂るのがおすすめ
卵ダイエットは、基本的に朝でも夜でも実践できます。ただ、よりダイエット効果を高めたいのなら、なるべく朝に行った方が良いでしょう。
朝は1日のスタートですし、体を活発に動かすためカロリー消費も多くなります。脂肪燃焼にもつながりますし、ゆで卵で摂取したカロリーもしっかり使い切ってくれますよ。
満腹感と満足感を得るためによく噛んで食べる
しっかりとよく咀嚼することで、満腹中枢を刺激できます。満腹中枢が刺激されると、満腹になったと勘違いするので、それ以上の食欲を抑制することができるのです。
ゆで卵はどうしても咀嚼回数が少なくなってしまいがちですが、意識的に噛む回数を多くしてみましょう。もちろん、ゆで卵以外の食べ物もきちんと噛んでくださいね。
1日3食きちんと食事する
ダイエットを始めると、食事回数を減らそうとする人がいます。食事回数を減らすことで、トータルのカロリーを少なくしようとしているのでしょうが、卵ダイエットでは1日3食きちんと食べます。
1日2食だと、活動するのに必要なエネルギーが足りなくなりますし、どうしてもお腹が空いてしまいます。健康的な生活の中で、置き換えダイエットを行うことがコツなのです。
間食もゆで卵に置き換える
ダイエット中でも間食をしたくなることがあるでしょう。間食はダイエットの敵ですが、ストレスが溜まるほど我慢してしまうとダイエットにも逆効果です。
ストレスを溜めるくらいなら、適度に間食した方がまだマシと言えるでしょう。間食もゆで卵に置き換えると、腹持ちも良くなりますし満足度も高くなりますよ。
脂肪分や糖質・カロリー高めの食材を控える
ゆで卵に置き換えるだけで効果的な卵ダイエットですが、脂肪分や糖質の高い食材を控えることで、より効果が高くなります。なるべく高カロリーなものは控えるということですね。
脂肪分や糖質は、脂肪に直結してしまうので、できるだけ避けましょう。せめて、ダイエット期間中には食べない方が無難です。
ゆで卵に飽きないように味付けに工夫する
毎日ゆで卵を食べることになってしまうので、飽きてしまう恐れがあります。卵ダイエットに挫折してしまう大きな原因の1つが、味に飽きてしまうことだと言われているのです。
そのため、味付けに工夫するというのは大切なポイントです。ニンニク醤油漬けにしたり、塩以外の調味料で食べたりと工夫してみましょう。
卵ダイエットにおすすめ!ゆで卵レシピ
ここでは、卵ダイエットにおすすめのレシピをご紹介します。ほかにもいろいろなレシピがありますし、自分で新たなレシピを開発するのも楽しそうですね。とりあえず、レシピに悩んだら、ここでご紹介したものを思い出してください。
ゆで卵の醤油漬け
ゆで卵を醤油に漬けて、しばらく冷蔵庫で寝かせるだけで完成します。味付きのゆで卵になるので、わざわざ塩を振って食べることもありません。
ニンニク醤油にするという手もあります。味が濃くなるので、ついご飯がほしくなってしまいますが、そこは我慢するようにしましょう。
オイスターカレーゆで卵
オイスターソースとカレー粉は意外に相性がいいので、その相性の良を活かしたレシピです。いつものゆで卵の味を、大幅に変えることができるので、普通のゆで卵に飽きてきた、というときにはおすすめです。
オイスターソースとカレー粉をかけるだけなので、誰でも簡単にできますよ。
柚子胡椒とごま油のゆで卵
必要なものは、ごま油と柚子胡椒、焼きのりです。卵を半分のサイズにカットし、ごま油を黄身にたらします。
その上に、柚子胡椒をサッと伸ばし、さらに焼きのりを載せるだけで完成します。これもとても簡単な時短レシピなので、覚えておいて損はないでしょう。
ゆかりマヨゆで卵
ゆで卵にゆかり、マヨネーズがあればできるお手軽レシピです。半分にカットしたゆで卵に、マヨネーズとゆかりをパラりとかけるだけです。
ちょうどいい塩見と、ゆかりの香りが何とも言えません。おつまみにも最適なレシピですね。
まとめ
主食をゆで卵に置き換えるだけのお手軽なダイエットですが、多くの方が効果を実感しているようです。レシチンによって代謝もアップしますし、筋肉を作るのに欠かせないタンパク質もたくさん摂取できます。
今までどんなダイエットでも成功したことがない、という方にこそ、卵ダイエットにチャレンジしてほしいですね。