着物に似合うメイクのポイント♡着物美人になれるコツを紹介します

普段、なかなか着る機会の減っている着物。いざ着物を着る機会があっても、いつものメイクでは釣り合いが取れないという経験をしたことがある人も多いのでは。実は着物には着物に似合うメイクがあるのです。

ここでは、

についてまとめてみました。

着物メイクを成功させるベースメイクのコツ


着物メイクで一番重要なのが、肌の質感を決めるベースメイク。着物は身体の大半が覆われているため、肌が露出している部分、顔、首、うなじに視線が集中します。まずは着物メイクを成功させるベースメイクのコツを見てみましょう。

前日からしっかりとお肌の保湿を行う

着物メイクをする際、ベースメイクで目指すのは白く透き通った日本人形のような肌。ベースメイクを崩さないためには、メイク前にしっかり保湿をして肌のキメを整えておきます。肌の水分や油分が不足すると、皮脂が余分に分泌され皮脂崩れにつながります。

せっかくのメイクを一日中崩さないためにも、十分に化粧水を肌に入れ込みましょう。こまめに数回、肌がひんやりするまでたっぷり使います。前夜にフェイスマスクをしておくのもおすすめ。化粧水のあとは、水分を蒸発させないように乳液やクリームでフタをします。肌に十分なじませたら、顔全体を軽くティッシュで押さえ、余分な油分をオフ。このひと手間で、ファンデーションがムラなくフィットし、化粧崩れを防ぐことができます。

薄いベージュ系かピンク系のファンデーションを使う


着物には白い肌が似合いますが、必要以上に白いのは不自然。自分の肌をベースに、少し明るく見せるファンデーションを選ぶと間違いがありません。色はオークル系よりも、薄いベージュ系かピンク系がおすすめ。顔と首の色の違いが目立たないように、境目はスポンジで丁寧にぼかしておきます。

ファンデーションの仕上げに使うパウダーも白は避け、肌色か透明タイプを選びましょう。崩れやすいTゾーンを中心に、それ以外の部分は薄く伸ばします。

カバー力の強いリキッドファンデーションがおすすめ

普段はパウダーファンデーション派の人でも、和装のときはカバー力のあるリキッドファンデーションがおすすめ。適量を手の甲に出し、額、鼻先、両頬、あごの5点にファンデーションを置きます。指でやさしく内側から外側へと伸ばしたあと、スポンジを使って顔全体を軽く押さえます。そうすることで、肌とファンデーションが密着し、崩れにくい仕上がりに。

顔のベースメイクが終わったら、首とうなじにも水や汗に強いファンデーションをスポンジで丁寧に伸ばしておきます。忘れやすい部分ですが、髪をアップにしたとき、自分は見えなくても意外に目立つのがうなじ。鏡を上手に使って、しっかりベースメイクしておきましょう。

マットやセミマットの質感を目指す


肌は着物とマッチするようにマットやセミマットの質感を目指します。きめ細かい白い肌が着物を引き立ててくれるので、上品な印象を与える白い陶器のような肌に仕上げましょう。ベースメイクはコンシーラーやカバー力のある下地やファンデーションで、ムラのない美しい肌に仕上げます。

仕上げに使うパウダーは粒子の細かいものを選ぶことで、肌にぴったりと密着し、きめ細かい仕上がりに。色がつかないルーセントタイプか肌より少し明るい色がおすすめです。専用パフで顔の内側から外側にむかって、すべらせるようにつけていきます。小鼻や口周りも忘れずに塗布しましょう。

立体感を抑えて仕上げる

洋服を着るときはフランス人形のように目鼻立ちのくっきりした立体的なメイクが好まれますが、和装の場合は、日本人形のようは陰影のない顔立ちのほうが映えます。着物を着るときは身体を寸胴に補正するため、顔も平面のほうがバランスよく見えるのです。

普段のメイクでは、ハイライトやシェーディングを使って顔の立体感を出している人も、着物のときは平坦に仕上げ、パーツを引き立たせるメイクを意識しましょう。着物とのバランスもよく、双方が映えます。

着物メイクを成功させるポイントメイクのコツ


続いて着物メイクのポイントメイクを成功させるコツです。ポイントはメリハリのある引き算メイク。しっかりはっきりさせるところとさりげなく控えめにするところのバランスが、普段の洋服メイクとは違います。

なだらかなカーブを描くアーチ型の眉

和装に似合う眉は、なだらかなカーブを描くアーチ型。落ち着いた印象にしたいなら眉山をいつもより少し外側にとり、清楚な印象にしないなら少し内側にとるように意識します。眉頭、眉山、眉尻の3点を決めたら不要な部分はカットし、足りないところを描いていきます。目頭より少し内側から眉頭を描き始め、ゆるやかなアーチを描くイメージで描きます。

色は髪色に合わせたものを選びますが、明るめの髪色の人は仕上げにグレーのアイブローパウダーを少し足すことで落ち着いた印象に仕上げます。細い眉は老けた印象を与えるので、普段よりも太く短く、心持ち濃いめに「くっきり、はっきり」描くことを意識しましょう。

少し切れ長のアイラインとアイシャドウ


着物に映えるのは、切れ長の目元。アイメイクはパッチリ目ではなく、目尻を強調します。アイシャドウはあまり色を使わず、アイボリーなど明るめの色で整え、目のキワにブラウンなどの濃いめの色を入れて引き締めます。色味を足したい場合は、着物や帯に使われている色から選ぶのがポイント。着物の広い範囲で使われている色をプラスすると違和感なく全体がまとまり、狭い面積でポイント的に使われている色を選ぶと洗練された印象になりますよ。

アイラインには黒のリキッドアイライナーがおすすめ。切れ長を意識して長めに入れましょう。目尻は不自然にはね上げず、目元に沿って自然にフェイドアウト。普段リキッドタイプを使わない人は、まつ毛とまつ毛の間をアイライナーペンシルで埋めたあと、リキッドアイライナーで仕上げるとキレイなラインがつくれます。

マスカラを目尻に重ね塗りをする

ビューラーでカールさせたまつ毛にロングタイプのマスカラを塗ります。色はブラックがおすすめ。目尻に重ねづけすることで、切れ長でシャープな印象に仕上がります。まつげの量が少ない人は、目尻だけつけまつ毛をオンしても。

着物にはまつ毛をカールさせずに長さを出すすだれまつ毛もよく似合います。顔を下に向けたとき、すだれのように目にかかるまつ毛の影が、美しい横顔をつくります。着物のデザインや色にもよりますが、くるんと強くカールしたまつ毛やマスカラをたっぷりつけたパッチリ目はあまりに合いません。切れ長でシャープな印象を意識して仕上げましょう。

リップははっきりした色を選ぶ


着物メイク全体の雰囲気を左右するリップは鮮やかな色を使い、唇をやや小さめに仕上げるのが基本。普段はナチュラルな色味の口紅を使っている人も、和装のときははっきりした色味を選びましょう。華やかな着物を着るときは、赤みの強い濃い色を選び、落ち着きのあるシックな柄や色の着物を着るときは着物のトーンに合わせた落ち着いた色味を選びます。赤、黄色、オレンジ系の着物には赤い口紅、黒、紫、青、ピンク、グレー系の着物にはピンク系の口紅が合うとされています

口紅をつけるときは、コンシーラーやファンデーションなどで唇の色を消してから、リップペンシルでしっかりと輪郭をとります。肌と唇の境目をはっきりさせ、唇にはしっかりと色をのせておくのがポイント。下唇にややふっくらと厚みを持たせると艶っぽく仕上がります。

チークの入れすぎは厳禁

着物に合わせて髪をアップすると、首から顔の露出が増えるため、チークは洋服のときよりも目立ちます。チークは血色よく見えるようにほんのり入れるだけで十分。リップに合わせた色味のものを、頬骨の一番高い部分からこめかみにかけてごく薄く広くふんわりといれましょう。

チークの色が主張してしまうと幼く見えてしまうため、目元やリップを引き立てる程度にさりげなく入れるのがポイント。ローズピンクやオレンジ系のような肌となじむ自然な色味もおすすめです。

着物メイクの失敗例


最後に着物メイクの失敗例もチェックしておきましょう。普段のメイクでは気にならないようなことが、着物メイクでは違和感につながります。日常的に着物を着ていないとイメージできないことも多いので、注意が必要です。

ナチュラルメイクで顔だけ浮いてしまう

トレンドのナチュラルメイク。洋服のときはその人らしさを引き立て素敵に見えますが、派手で華やかなものの多い着物の場合、着物のインパクトに負けて顔の印象がぼやけてしまいます。とくに洋服でメイクを仕上げ、着物に着替えたら顔だけ浮いてしまうという失敗はよくあるもの。

着物メイクは立体的な洋服に似合うメイクとはバランスが異なります。しっかりメイクし、きちんと感を出すことと目元と口元にアクセントをおくことを意識しましょう。

細すぎる眉毛


細すぎる眉毛も着物には似合いません。着物負けして顔がぼやけてしまいます。眉は顔の印象を司る重要パーツ。着物メイクのときは、眉は短めでやや直線の太めの眉を描くように意識します

眉の太さにはトレンドがありますが、着物メイクでは太すぎず細すぎず、極端にしないのがポイント。眉頭は濃く塗らずに、ブラシやパウダーでぼかしましょう。眉の中心から眉尻を描くときは、丸みを帯びた曲線を描くようにします。眉山を上げると、キツイ印象になってしまいます。

ハイライトやシェーディングのやりすぎ

普段のメイクは洋服に合わせ、ハイライトやシェーディング、アイシャドウなどを使って立体的に仕上げている人が多いはず。でも着物に似合うのは、日本女性らしい平面的な和風の顔です。着物メイクは正面から見て、少しのっぺりした平らな顔にすることがポイントです。

顔の赤みやくすみなどの色ムラが気になる場合は、ファンデーションで隠すのではなく、下地にコントロールカラーを使いましょう。肌のトラブルに応じて、さまざまなカラーが出ていますが、慣れていない人には白か肌色が安心。シミやそばかすなどスポット的に隠したい部分にはコンシーラーを使います。指でトントンとよくなじませて、よれないように注意しましょう。

パールやラメの多用


パールやラメでキラキラさせた肌の質感は着物には不釣り合い。ついつい派手な着物に負けじとメイクも華美に仕上げたくなりますが、着物に似合うのはキメの細かい色白肌。より上品で美しい印象に見せてくれます。

着物に映えるマットな質感の肌に仕上げるには、下地やコントロールカラーを上手に使って色白に見えるベースづくりが大切。ファンデーションは自分の肌より少し明るめを選んで、普段よりワントーン明るめの肌色に仕上げましょう。

色数を多くしすぎている

華やかな色使いの着物を着ていると、メイクにもたくさんの色を取り入れたくなりますが、これもNG。メイクは色味を強調せず、色数も控えめにしたほうがしっとりと上品な印象になり結果的に顔も映えます。

アイシャドウはアイボリーや着物に使われている色を単色で薄くのせる程度で十分。チークやリップも色味を合わせましょう。チークは血色よくふんわり色づく程度でOKです。主役は着物と心得てメイクは控えめにするほうが、艶っぽい雰囲気を出すことにつながりますよ。

まとめ

着物メイクは普段のメイクとはバランスや目指すところが違い、メイク中も鏡に映る自分の顔も見慣れずしっくりこないかもしれません。着物メイクは髪型や着物がそろったとき、完璧なバランスで完成します。コツやテクニックを覚えて、TPOに合わせて活用することで品がプラスされます。ぜひ本番前に練習を重ね、着物美人を目指してくださいね。