芳香浴:空間が香るエッセンシャルオイル
エッセンシャルオイルは日本語にすると、精油になります。自然由来の植物や花、樹木が持っている天然のオイルです。アロマテラピーに使われるオイルも、エッセンシャルオイルと呼びますが、エッセンシャルオイルと呼べるのは天然100%の純度の高いものだけです。
中にはアロマオイルという名前がついていても、人工的に香料を加えてイルフレグランスオイルなどもあります。エッセンシャルオイルは天然100%であることが条件ですから、わずかでも人工的なものをプラスしているものは、エッセンシャルオイルではありません。エッセンシャルオイルは種類によって香りは異なりますが、自然な香りを楽しむことができます。
お湯を入れたマグカップでお手軽に
アロマテラピーというと、道具やエッセンシャルオイルをたくさん揃えないといけないイメージを持たれがちです。アロマテラピーを仕事にするような場合は、必要な道具も増えますが趣味で香りを楽しむなら特に道具は必要ありません。エッセンシャルオイルを売っているお店やネットでも簡単に購入できます。
アロマポットやディフューザーがなくても、マグカップにお湯を張ってそこに数滴のエッセンシャルオイルを垂らすだけでもいい香りが広がります。マグカップに鼻を近づけて香りを嗅ぐだけでもリラックスできます。エッセンシャルオイルの種類によって、効果や効能は異なるので目的に合わせてエッセンシャルオイルを選びましょう。
エッセンシャルオイルを入れたお湯は飲めませんので、誤飲しないよう注意してください。マグカップで芳香浴を楽しむなら、芳香浴専用のマグカップを用意するといいでしょう。
ティッシュやハンカチに忍ばせて
エッセンシャルオイルは、ハンカチやティッシュに染み込ませて香りを楽しむこともできます。花粉症や風邪予防でマスクをする時、マスクの端にエッセンシャルオイルを1滴垂らしておくだけで、マスクをしている間中いい香りを楽しめます。くしゃみや鼻水がひどい時は、ユーカリやペパーミントなどのエッセンシャルオイルがおすすめです。
加湿器型のアロマディフューザーを利用しよう
アロマディフューザーは、少量のエッセンシャルオイルでも部屋中に効率よく香りを広げることができます。空気が乾燥する季節は、加湿器付きのアロマディフューザーが便利です。癒やしの香りを広げつつ、加湿もしてくれるので部屋の湿度を適度に保てます。空気が乾燥していると肌荒れや風邪をひきやすくなるので、冬は特におすすめです。プチプラでもしっかり役目を果たしてくれるものが多いので、取り入れやすいです。
スキンケア:無添加のオイルでお肌に優しいケアを
エッセンシャルオイルはスキンケアに使うこともできます。ただし人によってはエッセンシャルオイルが肌に合わないこともありますし、添加物などは入っていると肌荒れの原因になることがあります。スキンケアにエッセンシャルオイルを取り入れるなら、無添加のものを選ぶことが大切です。
キャリアオイルと一緒に手作りローションを
スキンケアにエッセンシャルオイルを使うなら、キャリアオイルに混ぜて使うのがおすすめです。キャリアオイルは、マッサージ用オイルとして使われている植物性のオイルです。キャリアオイルだけでもマッサージできますが、そこにエッセンシャルオイルをプラスするととてもいいのオイルになります。キャリアオイルにもいくつかの種類があるので、自分に合ったものを使いましょう。
いつものシャンプー・リンスに香りを加えて
エッセンシャルオイルは、今使っているシャンプーやリンスにプラスして使うこともできます。無添加で香りの少ないシャンプーやリンスに、エッセンシャルオイルの贅沢な香りを使うのもおすすめです。
お気に入りのオイルでフェイシャルマッサージ
フェイスマッサージをする時、マッサージオイルにエッセンシャルオイルをプラスして使うのもおすすめです。ただしマッサージオイル自体に強い香りがあると、エッセンシャルオイルと喧嘩してしまうので、できるだけ香りのないものか微香のものを選ぶと使いやすいです。
アロマバス:香りとともにリラックス効果も
エッセンシャルオイルはお風呂に入れて使うこともできます。お湯に広がるとアロマディフューザーのようにバスルームいっぱいにエッセンシャルオイルの香りが広がり、バスタイムが贅沢になります。お風呂は1日の疲れを取りリラックスするところですから、リラックス効果や気分を落ち着かせたい時に、エッセンシャルオイルの効能をチェックしておくと便利です。
バスタブにオイルを加えて全身浴・半身浴を
半身浴や全身浴にも、エッセンシャルオイルはおすすめです。お湯がとてもいい香りになるので、いつものバスタイムが贅沢な時間に変わります。入れ過ぎには注意してください。お風呂に入れるなら3滴~4滴が目安です。
お好みで調整可能ですが、エッセンシャルオイルは油分なので水と分離します。お風呂に入れる場合は、エッセンシャルオイルを直接垂らすのではなく、キャリアオイルや乳化剤と混ぜてから入れるようにしてください。3歳以下の子どもには不向きなので、お風呂に入れるなら3歳以上になってから、少しずつ様子を見ていくといいでしょう。
全身浴よりお手軽な手浴・足浴にもオイルを
足浴や手浴にもエッセンシャルオイルを取り入れてみましょう。お湯にエッセンシャルオイルを垂らすだけでもいい香りが広がりますし、香りによって得られる効果も違っています。リラックスしたい時はラベンダーやカモミール、風邪の時はユーカリやティーツリーなど効能を確認してから使いましょう。
アロマヒップバスは生理痛・便秘の緩和効果も
アロマヒップバスは、ヒップに働きかける入浴法です。足浴や手浴と基本は同じで、ヒップをお湯に浸けます。座浴とも言いますが、洗面器だと小さくてヒップが十分お湯に浸からないので少し大きめのものを用意するといいでしょう。アロマヒップバスにはベルガモットやラベンダー、ティーツリーやゼラニウムがおすすめです。
エッセンシャルオイルを使うときにおすすめの商品
エッセンシャルオイルを使うなら、質のいいものを選びましょう。安心して使えるおすすめを紹介します。
生活の木 エッセンシャルオイル ゼラニウム 10ml
生活の木は、アロマグッズを扱うことで有名なショップです。ここで揃わないアロマグッズは無いと言ってもいいくらい、充実した品揃えです。少量なのに価格が高いイメージですが、日本アロマテラピー協会が認めた100%の天然エッセンシャルオイルなので、安心して使えます。
キャリアオイルなども種類が豊富なので、お好みに合わせて選べます。アロマディフューザーなども揃っているので、本格的に楽しみたいならグッズも一緒に揃えられます。
GAIA (ガイア) エッセンシャルオイル オレンジ・スイート5ml 【AEAJ認定精油】
100%天然のエッセンシャルオイルを多数扱っています。エッセンシャルオイルはすべて、日本アロマ環境協会表示基準に認定されている上質なものです。トレーサビリティーの確立をするなど安心できるところがポイントです。一般的な10ml入りと、5ml入りのボトルが選べるので、とりあえず試してみたい時には5mlボトルがおすすめです。
生活の木 (公社)日本アロマ環境協会資格試験対応セット 検定2級対応
日本アロマ環境協会資格試験を受ける人におすすめです。2級や1級と受けたい試験によってセットが選べます。アロマオイルでは定評のある、生活の木が販売しているので100%天然の上質なエッセンシャルオイルです。検定に必要なオイルは全て揃っています。
まとめ
エッセンシャルオイルは、いろいろな使い方ができます。気軽に香りを楽しむもよし、本格的にアロマテラピーを学びたいという時も役立つグッズが充実しています。自宅でも気軽に楽しめますし、エッセンシャルオイルによって様々な効果効能があるので、使い比べてみるのも楽しいです。