歯石が黒いのは普通じゃない?実は放っておくと危険なサインかも!

歯周病の直接的な原因となるものは、細菌が歯を支えている歯肉に炎症をひきおこすもので、口の中の悪臭の原因の一つとなってしまうものです。こうした原因は、歯石から始まっていることが多く、歯石は放っておくと口のトラブルの原因となってしまいます。

黒い歯石が出来る原因

お口のトラブルは、虫歯だけに限らず、様々な要因で口腔内にトラブルを引き起こすものです。その一つが、歯石と呼ばれるもので、歯石そのものはほとんど無害に近いものですが、この歯石に虫歯菌やそのほかの雑菌が入り込むことによって、さまざまな悪影響を及ぼすものです。

一般的にみられる歯石は、白い色をしたものが多いものですが、黒い歯石も存在しているのです。

歯垢が溜まる

一般的に歯石とは、プラークと呼ばれる歯垢が溜まり、このプラークに唾液に含まれているカルシウムとリンが反応し、石灰化を促していくものです。

この歯石自体は、歯や歯茎を攻撃することはありませんが、歯石ができることによってさらにプラークが溜まりやすい状況が作られます。プラークはさらに増え続け、この繰り返しが歯石を成長させるスパイラルとなってしまいます。

歯垢に血液が混ざる

黒い歯石は、歯垢であるプラークが、血液と混ぜ合わされることによって、唾液の中に含まれるカルシウムとリンに反応して作られていきます。

歯石は歯の根元に付着しやすいもので、歯の根元は歯茎によって守られています。つまりプラークが、血液と混じる状況は歯茎からの出血によるもので、歯周病を患っている人ほどこの黒い歯石ができやすいということになります。

時間をかけて歯垢と血液が固まる

一時的な出血によって、黒い歯石が作りだされることはありませんので、通常の歯磨きで強くこすりつけてしまい、出血したくらいでは黒い歯石になることはありません。

しかし就寝時などは、飲み物などとることはなく、口の中の状況が一定していますので、歯に出血がある状態のまま寝てしまうと、磨き残しの歯垢に血液が付着し、黒い歯石を作り出す原因となってしまうことがありますので、注意しておかなければなりません。

黒い歯石のリスクとは?

黒い歯石が、血液の出血による歯垢が、固まることによって作り出されるということがわかってきましたが、ゆっくりて時間をかけ作られていくもので、通常の歯石よりもかなり除去が難しいとされています。

原因としては、時間をかけて形成されるために、密度が非常に高く、頑固にこびりついてしまうために非常に落ちにくいのです。また、リスクも普通の歯石より高いとされます。

歯周病になっている可能性が高い

黒い歯石も白い歯石も、作られる原因はともに同じものですが、黒い歯石の場合は血液が含まれた歯垢が石灰化するもので、その場所が常に出血しやすい場所ともいえるわけです。

常に出血しやすい場所は、歯茎に炎症を持っている場合が多く、歯周病にかかっている場合、同様にその周辺の歯茎が非常に出血しやすい状態になっており、黒い歯石ができているなら、まずは歯周病を疑ってかからなければなりません。

口臭の原因になる

歯周病は、雑菌の中に含まれる歯周病菌が最も悪影響を及ぼしています。黒い歯石の場合は、常にその場所が出血しやすい場所ということがありますので、歯周病の可能性が大ということになります。

歯周病菌は、メチルメルカプタンという非常に悪臭のひどい匂いを出すことが分かっており、これがひどい口臭の原因となりますので、一刻も早く処置する必要があるのです。

歯が抜けてしまう

黒い歯石の悪影響は、口の中にさまざまなトラブルを引き起こすだけではなく、症状が進めば歯周病がますますひどくなり、細菌が歯肉の中にまで入り込んでしまうと、もはや手がつけられない状態になってしまいます。

細菌は歯肉と歯のすき間となる歯周ポケットから入り込み、歯の根元に炎症を引き起こすことで膿がたまり、やがては歯が抜け落ちてしまう原因ともなってしまいます。

黒い歯石を除去する方法

白い歯石の場合、赤ちゃんにもできる場合があり、歯石自体はごくありふれたものです。しかし、黒い歯石の場合は、歯周病やその悪化が考えられ、根本的な解決策が必要となってきます。

そのためには、一刻も早く黒い歯石を除去し、健全な状態に口腔内を保つ必要がありますが、こればかりは専門医がいる歯科医院で行わなければなりません。

ディープスケーリング

スケーリングとは、スケーラーという専用の器具を使い、歯石を取り除いていく方法で、症状は軽ければ自分で行うことも可能な歯石除去方法です。

しかし、歯周ポケットの中にできた歯石などは、歯科専門医院でしか取り除くことはできず、特に深い場所にできてしまった歯石は、ディープスケーリングと呼ばれる方法によって、麻酔を打ち歯茎を広げながら歯石の除去を行います。

フラップ手術

フラップ手術とは、ディープスケーリングによっても、届かない深い場所にある歯石を取り除くための手術で、歯茎そのものいったん引きはがして、歯石を取っていく治療方法です。

歯石除去の方法としては、一番大掛かりなものとなりますが、歯周病ともなっていることも多く、変色した黒い歯石となっている場合がほとんどで、歯石除去にはかなりの根気と時間が必要となるようです。

歯石を予防する方法

世界でも、綺麗好きで知られる日本人ですが、こと歯のことに関しては、その認知度や知識がかなり不足しているようです。

歯磨きによる磨き残しは、プラークと呼ばれる歯垢になって残りますが、このプラークこそが口腔内のトラブルの原因となっているもので、プラークそのものが細菌の塊であることは、あまり認知されていないようです。

正しい歯磨きを身に着ける

ことデンタルケアに関しては、日本は後進国と言えるのではないでしょうか。それというのも、日本人の 8割の成人が歯を失う原因として、挙げられるのが歯周病によるもので、歯周病のほとんどが正しい歯磨きが行われていないのが原因だったのです。

正しい歯磨きを身に着けることによって、口内トラブルともいえる虫歯や歯石などのほとんどは、歯磨きによって防げてしまうのです。

デンタルフロスを使用する

デンタルフロスとは、釣りで使用するテグスのような糸を用いて、歯ブラシでは届かないすき間などに、付着する歯垢を取り除くもので、糸ようじや持ち手がついたタイプのものも、このデンタルフロスの仲間です。

歯石そのものを取ることができませんが、歯石ができている場合、歯垢もできやすいもので、歯石を成長させないためにもデンタルフロスの利用は歯石予防に欠かせません。

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マウスウォッシュを使用する

デンタルリンスとも呼ばれているマウスウォッシュですが、口の中のべとつきや嫌なねばりなどは、このマウスウォッシュで口をゆすぐだけで、簡単に取り去ることができます。

その香りも、フローラルなものから様々な香りが発売されており、小さな携帯タイプも販売されていますが、一時的なもので根本的な歯石予防策にはなりませんが、歯磨き後には最適のアイテムとなります。

歯科での定期健診を利用する

口腔内のトラブルは、よく知られる虫歯や歯石、あるいは歯周病など様々なものが要因となり、悪臭を放つ原因となってしまいます。

特に歯石は、放置しておくだけで次々と成長し、歯周病の原因となってしまいますので、見つけたらすぐに除去していく必要があります。しかし、歯の裏などは自分でみつけることは難しく、歯科での定期健診を利用すると良いでしょう。

まとめ

歯周病は大変恐ろしいもので、歯肉の内部まで達してしまうと、全体の歯を溶かしてしまい歯をぐらつかせる原因ともなります。歯石が黒いと感じたら、放っておくと危険ですので、まずは歯周病を疑ってみることです。