記事の目次
白い歯を維持するための基本的なこととは?
歯を白く保つためには、歯が汚れてしまう原因を知っておくことが大切です。
歯が汚れにくい口内環境にするために唾液の分泌を促すために必要なポイントをご説明いたします。
着色汚れが付きやすい食べ物と食後のケア
わたし達は毎日何かしらの食べ物を口にしますが、食べ物による歯の着色を長く放置すると、黄色から茶色へと徐々に変化し、歯がくすんで見えてしまうこともしばしば。
ちなみに、着色汚れが付きやすい食べ物は、緑茶・紅茶・赤ワイン・コーヒー、カレー、チョコレート、ベリー類のほか、醤油、ソース、ケチャップ等の調味料だと言われています。
乾いた歯には汚れが付きやすいので、食事する前に、まず、水を口に含み、口内・歯を潤しておきましょう。食後は歯磨きをお忘れなく。柔らかい毛先の歯ブラシで丁寧に磨くことをおすすめします。
汚れや歯垢が付きにくい口内環境をつくる
口内に汚れ・歯垢を付きにくくするには、唾液の分泌を活発化することです。唾液には抗菌作用・浄化作用がありますが、加齢・食生活・生活習慣等によって、それらの作用の働きが悪くなります。
唾液の分泌を活発化する方法は、3つ。1つは良く噛んで食べること。2つめは唾液腺をマッサージすること。3つめは、ストレスを溜めないこと。
毎日楽しく、美味しいものを良く噛んで食べることで、汚れ・歯垢の付きにくい口内環境をつくることができます。
ホワイトニング歯磨きの選び方
美白を謳ったホワイトニング歯磨きはさまざまな製品が販売されています。
歯にとって良いホワイトニング歯磨き粉を選ぶ時にチェックするポイントを2つの観点からご紹介いたします。
①ホワイトニングの効果が期待できる成分が入っているものを選ぶ
スーパーや量販店等に行くと、数多くのホワイトニング歯磨きが売られておりますが、どれを選べば良いか迷う方も少なくありません。
そんな時は、成分を確認してみましょう。ホワイトニングに効果が期待できる成分は、ポリリン酸ナトリウムです。ポリリン酸ナトリウムには、歯の表面に付いた着色汚れを落とす力があります。
ちなみに、お茶・赤ワインを良く飲み、これらの着色汚れが気になる方は、短鎖ポリリン酸がおすすめです。パッケージに短鎖ポリリン酸、もしくはEXポリリン酸と表示されている商品を選ぶことをおすすめします。
②研磨剤・発泡剤が少ないものを選ぶ
歯に付着した着色汚れを研磨剤入りの歯磨きで落とそうとする方がいらっしゃいますが、研磨剤が多く含まれた歯磨きは歯の表面を傷つけ、虫歯をつくる原因にもなるため、注意が必要です。できれば、研磨剤の少ないものか、もしくは、研磨剤よりも粒子が細かいハイドロキシアパタイトが配合された歯磨きを選びましょう。
発泡剤についてですが、現在市販されている歯磨きにはほとんどの商品に発泡剤が配合されています。泡立ちを良くしてくれる発泡剤は口内の汚れを落とす手助けとなる成分ですが、メリットは爽快感があること、デメリットは、泡立ちを勘違いして磨けた気になること、その泡をすべて流そうと何度もうがいをするためにフッ素が歯に取り込まれる前に流れてしまうことです。
ホワイトニング効果が期待できる成分とは
歯を白くするためのホワイトニングにつながる成分にはどのようなものがあるのでしょうか。主な成分の3つについての特徴や、ホワイトニングについてそれぞれご説明いたします。
歯の表面を滑らかに輝く歯にする「ハイドロキシアパタイト」
アパタイトは比較的耳にすることがありますが、ハイドロキシアパタイトは知らない方も多いのではないでしょうか。ハイドロキシアパタイトとは、わたし達人間の骨、歯をつくっている成分であり、虫歯や歯のトラブルを予防できる人工成分になります。
ハイドロキシアパタイトの薬用ナノ粒子には、歯垢や細菌を吸着して除去する、歯の表面にある細かな傷に入り込んで修復する、歯の表面をツルツルにする、歯垢・着色汚れが付きにくくするという4つの力があります。
歯を強化して着色防止と虫歯も予防する「フッ素」
フッ素は、小さい子どものための虫歯予防法だと思っていませんか。
フッ素は虫歯の原因となる菌の働きを弱め、歯から溶け出したカルシウムの再石灰化を促し、虫歯になりにくい口内環境をつくる力があります。
美白と着色予防ができる「ポリリン酸ナトリウム」
ポリリン酸ナトリウムのポリリン酸は、わたし達の身体に存在するリン酸が変化した化合物であり、害のない成分です。骨・歯に関わる重要な物質なので、心配はありません。
短鎖ポリリン酸は、歯の着色汚れを取り除く力、歯のコーティング作用があるとされ、磨くことで、歯の表面をツルツルピカピカにしてくれます。
ハイドロキシアパタイト配合のおすすめ美白歯磨き3選
歯のホワイトニングに有効とされるハイドロキシアパタイトが含まれている美白歯磨き粉の中でもおすすめの3製品について、それぞれの特徴についてご説明いたします。
【第1位】アパガード リナメル
この歯磨きのメリットは、3つ。1つは、薬用成分ポリビニルピロリドン配合。2つめは、ナノ粒子薬用ハイドロキシアパタイトを通常の市販品の2倍の量を配合していること。
3つめは、泡立ちの少ない低発泡性・研磨剤不使用。歯科医院で販売している商品になり、電動歯ブラシにも対応します。
【第2位】APAGARD(アパガード) Mプラス
歯科医院でも販売されているアパガードの定番とも言える歯磨きです。
ナノmHAPを配合しており、虫歯予防ほか、歯垢の吸着除去、口臭防止、歯肉炎予防等の力があります。ペパーミントの香りが爽快な気分にしてくれます。
【第3位】薬用APホワイトペースト リフレッシュミント
口内の清掃を行うミクロシリカ、虫歯を予防するフッ素、タバコのヤニを溶かすPEG、着色汚れを落とすハイドロオキシアパタイト等を配合した歯磨きです。
ハイドロオキシアパタイトを含有している歯磨きとしてはコスパが良く経済的なので、ハイドロキシアパタイトを試してみたい方にもおすすめの歯磨きです。
フッ素配合のおすすめ美白歯磨き3選
歯のホワイトニングだけでなく虫歯予防も期待できるフッ素が配合されている美白歯磨き粉のおすすめを3点、それぞれの特徴や、歯にもたらされる力について詳細にご説明いたします。
【第1位】ライオン ブリリアントモア
イオンの力で歯垢を除去する歯磨き。ピロリン酸ナトリウムが歯と歯のすき間にたまった歯垢を除去し、歯の着色汚れまでスッキリと落としてくれます。
磨いた後は歯の表面がツルツルになると大評判。ロングセラー商品です。
【第2位】[医薬部外品] シュミテクト PROエナメル やさしくホワイトニング エナメルケア
テレビCMでお馴染みのシュミテクト。様々なシリーズがありますが、こちらはホワイトニングタイプです。
その名前の通り、シミるのを防ぎながら、歯を白くしてくれる歯磨きです。
【第3位】[医薬部外品]薬用シュミテクト PROエナメル マルチケアEX エナメルケア
歯のエナメル質の軟化に着目した歯磨きです。シミるのを防ぐ・歯を白くする・虫歯を予防する・口内環境を良くする・口内爽快の5つのメリットがあります。
シリカ・マイカのブライトパール処方で着色汚れを落とし、真っ白の歯にしてくれます。
ポリリン酸ナトリウム配合のおすすめ美白歯磨き3選
歯のホワイトニング力が高いとされる成分のひとつ、ポリリン酸ナトリウムが配合されているおすすめの美白歯磨き粉を3点取り上げ、それぞれの特徴について詳細にご紹介いたします。
【第1位】フッ素を取り入れ歯質強化 ウェルテック コンクール ジェルコートF
虫歯予防・歯肉炎予防・歯槽膿漏予防・口臭防止に働くグルコン酸クロルヘキシジンとグリチルリチン酸モノアンモニウムを配合しています。
研磨剤不使用なので、電動歯ブラシもOK。歯石が付きやすい方におすすめです。
【第2位】リジェンティス 薬用ポリリンデンタルリン
EXポリリン酸・CPC・グリチルリチン酸ジカリウムを配合した、医学博士が開発した薬用液体歯磨きです。歯ブラシでは届かない奥までスッキリ。
口に含むだけの液体歯磨きなので、時間のない時でも手軽に歯磨きできます。
【第3位】Refreshstar(リフレッシュ・スター)
歯垢・歯石・ヤニ・着色汚れ等を落とす清掃剤ヒドロキシアパタイトを配合した歯磨きです。ポリリン酸ナトリウムが歯を白くして、歯と歯のすき間に付着する歯垢を素早く除去する効果が期待できます。
歯をツルツルにしたい方は、シンプルなフラットタイプの歯ブラシで磨くことをおすすめします。
まとめ
歯医者さんによりますと、歯垢は虫歯・歯周病の原因になり、歯石は歯周病の原因になるそうです。
わたし達の口内には、約600種類の細菌が存在し、歯垢1mgには約1億個の細菌が在中しているとのこと。歯の表面と口内環境をケアできる歯磨きを実践しましょう。