体臭のチェックって自分でできる?気になる臭いの原因は?

日本人は特に体臭が気になる人種で、体臭が気になるという人は少なくありません。場所やシーンに限らず、周囲を自分の体臭で不快にさせてしまうのは避けたいものです。体臭のチェックは自分で行うこともできます。気になるニオイの原因もあわせてチェックしていきましょう。

体臭の種類ごとの原因と特徴


人から出ている特有のニオイには体臭という言葉が使用されます。しかし、体臭と一言で行ってもニオイのタイプはさまざまです。体臭が気になる場合は、どこの部位のニオイが気になるかによってケアの方法が異なってきます。ここでは、体臭の種類ごとの原因や特徴について紹介していきます。

【ワキガ】アポクリン腺から分泌される汗が原因

人の体臭の中でも特にニオイが強烈と言われているのがワキガです。外国人はワキガの割合が多いですが、日本人は相対的にワキガの人口が少ないことから、ワキガのニオイに慣れてないという部分もあります。

ワキガの強烈なニオイは、アポクリン線と呼ばれる汗腺から分泌されます。ちなみに、ワキガのニオイを消す方法として手術がありますが、アポクリン線を除去するという手術が一般的です。アポクリン線は個人差があるため、ワキガとそうでない人が出てくるのです。

【ダイエット臭】糖質制限などによるケトン臭

ダイエットをすると特有のダイエット臭が現れてくることがあります。ダイエット臭は食事制限によって炭水化物やタンパク質の摂取不足が生じると、体がストックしていた中性脂肪を燃焼させることでエネルギーに変換します。

最終的に血中に増加した脂肪酸がTCA回路に入っても燃焼されず、別の経路でケトンというにおい物質に変換されてしまいます。ケトン体は糖尿病のときに出るにおいと似ており、強烈なにおい物質でもあります。血液の中に増加すると身体全体からダイエット臭が生じることになります。

【足の臭い】イソ吉草酸の発生によるもの


体臭の中でも、特に臭いが顕著な体臭として挙げられるのが足の臭いです。足の臭いの主な原因は雑菌で、足に元から住んでいる常在菌が汗と混ざった皮膚や古い角質、垢などの汚れを分解して臭いの元になる物質ができます。

この物質はイソ吉草酸ですが、汗や角質などが原因となって生じてしまいます。湿気を好み、靴下を履くとニオイがきつくなるのはイソ吉草酸が繁殖するからです。靴下を履いたままにしておくと雑菌の温床になってしまうので注意しましょう。

【口臭】生理的なもの、病気などさまざまな原因がある

口臭も人の体臭の中できつい部分の一つです。口臭はさまざまな原因で引き起こされるのが特徴です。口内環境が悪い場合やニオイが出る食べ物を食べた場合、他にも病気が原因となって臭いが出てくることもあります。

どんな理由で口臭がしているのか原因を突き止めて、原因にあった対策を行っていく必要があります。ちなみに口内環境が原因の口臭ならブレスケアも効果的ですが、そうでない場合は体の内側から改善していく必要が出てきます。

【ミドル腺臭】頭皮のブドウ球菌の分解が原因


30代から40代になると急激に体臭が気になる人が増えてきます。このようにミドル世代になってから気になり始める体臭のことをミドル線臭と言います。40代後半をピークに、少しずつ臭いは落ち着いてくる傾向もあります。

独特な臭いがするミドル線臭ですが、この臭いの原因になっているのが頭皮のブドウ球菌の分解です。エクリン線から出た汗に含有されている乳酸がブドウ球菌を代謝、そして分解します。ちなみに、ミドル線臭の原因物質はジアセチルという物質になります。

【加齢臭】「ノネナール」といわれる物資が原因

加齢臭の主な原因になるのはノネナールです。皮膚に含有されているヘキサデセン酸が皮膚常在菌によって分解されて作り出されています。ノネナールは40歳を超えてから増えてくるため、加齢臭と呼ばれています。

ノネナールは耳裏や首回り、背中、わきの下など全身から分泌される特徴があります。1年を通して分泌されているため、汗とは違って季節に関係なく対策をする必要があります。また、ニオイ物質の元になるヘキサデセン酸も発生します。

【疲労臭】肝機能や腎機能の低下によるもの


最近は疲労臭と呼ばれる体臭もピックアップされるようになり、多くの人が疲労臭で悩んでいると言われています。昔は加齢臭と同義で扱われていましたが、加齢臭が体の状態によらず出ている体臭に対して疲労臭は疲労したときに出てくる体臭です。

疲労臭がもたらされるのは肝機能や腎機能が低下することによります。これらの内臓機能が低下してしまうことによって皮脂などの分泌物が酸化することや皮膚に常駐している細菌に分解されて出てきます。体内から出るアンモニアが原因となっています。

【便秘臭】腸内のガスなどが汗や皮脂とともに出る

便秘が続いてくると身体から嫌な体臭が漂ってくることがあります。これは便秘臭と呼ばれる体臭で、腸内にたまっているガスが汗や皮脂と共に出てくることによって体臭になってしまいます。

便秘臭を改善するためには、腸内環境を整えることがポイントになります。腸内環境が悪化してしまっている状態だと、どれだけ体臭ケアをしても意味がありません。食物繊維を取ることや乳酸菌などを摂取して便秘の改善を促しましょう。

体臭のチェック方法


人の体臭が気になる人ほど、自分の体臭も気になるものです。しかし、住んでいる自分の家の臭いが長い間住んでいる分からなくなるのと同じで、自分の体臭は自分でなかなか把握できるものではありません。ここでは、自分の体臭をチェックするための方法について紹介していきます。

自分でチェックしやすいものと自分では難しいものがある

体臭には自分でチェックしやすいものと自分でチェックしにくいものがあります。鼻から近い部位ほど、自分の体臭は分かりにくい特徴があります。これは普段からずっと自分の体臭を嗅いでいるため、嗅覚がマヒしてしまっていることが理由です。

一方、鼻から距離が遠い体の部位に関しては自分の体臭が把握できる場合もあります。たとえば足の臭いについては自分でも把握することができると思います。これは鼻からの距離が遠いほど、ニオイに慣れてないことが理由になります。

体全体の体臭→お風呂後に着ていた服のにおいを嗅ぐ

体全体の体臭をチェックするためには、自分の服のにおいを嗅いでみることをおすすめします。ただ、服を嗅ぐと言ってもすぐに脱いだ服をにおっても、自分の体臭だとなかなか気付きません。

体全体の体臭をチェックするためには、お風呂に入った後ににおって確かめることをおすすめします。お風呂後であれば、臭いがリセットされているので、自分が着用していた洋服の客観的な臭いも分かります。どの部分が特に臭いがきついかについても確認しておきましょう。

ワキガ→脇の汗をティッシュで拭いてにおい嗅ぐ&体質チェック


ワキガは体臭の中でもとりわけきつい臭いの部類になりますが、ワキガの体臭は意外と自分で気付くことができません。ワキガのニオイを把握するためには、ティッシュで脇の汗を拭いて、そのニオイを嗅いで確かめる方法がおすすめです。

脇の汗をティッシュでふき取り、きつい臭いを感じる場合はワキガの可能性があります。ワキガの臭いは他人が思う以上に不快に感じていることもあるので、気になる場合は病院で調べてもらうこともおすすめです。

セルフチェックが難しい臭いは家族などに聞いてみても

セルフチェックしても自分の体臭が分からない場合は、思い切って家族に聞いてみるのもおすすめです。なかなか体臭がきついと感じていても、それを本人に言うことは躊躇ってしまいます。

セルフチェックが難しいときは家族に自分のニオイを聞いてみて、自分の臭いの状況を把握しておくことも必要になります。どれくらいの体臭がしているのか把握することができれば、おのずと対策方法についても見えてくるようになります。

体臭を防ぐためにできること

体臭が気になる人は、どうやって体臭を軽減していけばよいのでしょうか。体臭ケアにはさまざまな方法があり、正しいケアをしていれば臭いは少しずつ軽減されていきます。ここでは、体臭を防ぐためにできることについて紹介していきます。

有酸素運動をする


体臭ケアにおすすめするのが有酸素運動です。有酸素運動は多くの酸素を必要とする運動で、この酸素が体の中で循環して体臭の原因となっているニオイの原因を体外に排出してくれるのです。

有酸素運動としては、ジョギングや水泳などがあります。体臭改善を目的に有酸素運動をするコツとしては、ゆっくり時間をかけて運動していくことです。また、体臭改善効果だけでなく体力増強効果など嬉しい効果もついてきます。

毎日入浴し、汗はこまめに拭くようにする

体臭ケアを行う上で必ず必要になってくるのが入浴です。入浴をしないと、もともと体臭が少ない人でも体臭がきつく感じてしまいます。お風呂に入って臭いの原因になる汗や皮脂などを取り除くことは重要なポイントです。

また、汗をこまかくふき取ることも大事です。汗を放置していると雑菌が繁殖して臭い物質を精製します。スポーツするときや暑い時期は、タオルを常に持って汗をかいたらふき取るクセをつけましょう。

殺菌効果のある石鹸やデオドラント製品を使う


体臭予防効果としておすすめするのが殺菌効果のある石鹸やデオトラント製品を使用することです。石鹸やデオトラントには体臭を取り除く働きがあり、汗や皮脂なども取り除いて体を清潔に保つ効果があります。

石鹸やデオトラント製品の殺菌効果は、ニオイの原因となる雑菌が繁殖しないためにも必ず必要です。石鹸やデオトラント製品を選ぶときは、含有されている成分だけでなく、殺菌効果の有無についても確認しておきましょう。

抗酸化作用のあるものを摂取して体の中から臭いを予防する

抗酸化作用がある食べ物は体臭予防に効果が期待できます。抗酸化作用というのは細胞が酸化してしまうのを防ぐ働きがある作用です。体臭も細胞の老化が原因となって悪化することがあります。

抗酸化作用のある食べ物にはいろいろあり、緑黄色野菜や魚介類、果物に多く含有されています。これらの食事を集中的に食べるというよりも、食生活の中で取り入れていくという感じで問題ありません。

まとめ

自分の体臭は自分でなかなか気付くことができません。指摘しにくい臭いでもあるため、知らないうちに周囲の人にニオイが嫌がられている可能性もあります。体臭のチェックは自分で行うこともできます。自分の体臭の状態をチェックして、きちんと対策をしていきましょう。