テカリの原因
肌がテカテカになってしまうと、せっかく朝からばっちり決めたメイクも時間が経つにつれて台無しになってしまいます。テカリ肌を予防する前に、まずはなぜ肌がテカってしまうのか、そのさまざまな原因を知っていきましょう。
皮脂分泌量が多い
顔がテカる原因はみなさんご存知の通り皮脂です。皮脂は油分ですから顔に油を塗っているのと同じような状態です。皮脂の分泌量が増えてしまう原因にもいろいろと種類があります。これらの原因を解消すれば大抵はテカリも軽減するすることができます。
もともとが乾燥肌
肌が乾燥するとちょっとした刺激にも過敏に反応するようになります。乾燥肌や敏感肌の人は肌が乾燥しやすく、肌のバリア機能も低い状態です。肌は乾燥すると皮脂を多く分泌して外部刺激から守ろうとします。この人間本来のお肌の防御反応により皮脂を過剰に分泌させテカってしまうのです。
皮脂が過剰微分泌されると、もちろんお肌はベタつきます。間違いやすいのは、乾燥からくるベタつきでも自分の肌はオイリー肌だと勘違いしてしまっていることです。この場合、間違った対策法としてさっぱりタイプのスキンケアを使ってしまい、さらに乾燥を悪化させてしまうことが多いのです。
保湿ケアが間違っている
健康で美しい肌を維持するには保湿ケアが欠かせません。保湿ケアをしているつもりでも、やり方を間違えてしまったり、肌が必要とする成分を与えていなかったりすれば逆に肌に負担をかけ乾燥させる原因になります。肌が乾燥すれば前述の通り肌の防御反応のため皮脂の過剰分泌が起こりテカリの原因となってしまいます。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスが乱れると体のバランスを司る自律神経にも影響を与えます。体全体のバランスが崩れるので全身に様々な影響を与えてしまいます。皮脂の分泌のこれによりコントロールできなくなり、過剰に分泌されテカリの原因となります。
睡眠不足や飲酒・食生活の乱れ
睡眠時間が足りていないと、しっかりと疲労回復できません。さらに飲酒や食生活の乱れは体に大きな負担をかけます。こういった負担は目に見えないため自分では気づきにくいものです。ですが、これらの負担は少しずつ蓄積され全身のバランスを崩していきます。皮脂の分泌も同じで、睡眠時間や飲酒、食生活の乱れによって分泌量が増えテカリの原因となってしまいます。
タバコの吸いすぎ
タバコを吸う人は皮脂の分泌量が増え脂性肌になりやすい傾向があります。タバコを吸うと血管が収縮して、血流に影響を与えます。タバコに含まれるニコチンは交感神経を刺激するので体にストレスがかかり皮脂の分泌も増やしてしまうとも言われています。血流を妨げると代謝も低下するので、お肌にはデメリットだらけです。
ストレス
常にストレスにさらされていると自律神経のバランスやホルモンバランスが乱れてしまいます。体の機能を正常に保つことができなくなると、あちこちに影響が出始めます。皮脂を分泌する機能にも影響が出て過剰分泌になることもあります。
テカリの原因別対策
テカリにはさまざまな原因がありましたが、皆さんはどれに当てはまったでしょうか。次はそのテカリ肌の原因の対策にはどのようなものがあるのか、自分のテカリ肌の原因とあわせてその対策方法を試していきましょう。
洗顔は泡をつくってやさしく
洗顔の仕方を間違えると肌の乾燥と皮脂の過剰分泌の原因となってしまいます。洗顔は泡立てネットを使いたっぷりの泡でやさしく洗いましょう。ポイントは泡をつぶさないよう、こすらず泡を肌に押し当て泡の弾力で汚れを浮かせて落とすようにすることです。
皮脂分泌量が多い人はオイルフリーのクレンジングを使う
オイルクレンジングは汚れを落とす力が高いものの、潤いを保つために必要な皮脂までゴッソリと落としてしまいます。毎日のようにオイルクレンジングを使っていると、肌の乾燥が進み乾燥を防ぐために皮脂を過剰分泌するという悪循環に陥ります。
乾燥するのに皮脂が多いと感じているならオイルフリーのクレンジングを使うようにしてみてください。
皮脂分泌量が多い人は皮脂吸着材成分を含む下地を使う
洗顔やスキンケアに気を使っていても、皮脂が多くてメイクが崩れやすいなら下地に皮脂吸着剤を配合したものを使うといいでしょう。余分な皮脂を吸着してくれるのでテカリを防止することができます。
乾燥肌の人は保湿をしっかりと行う
乾燥肌の人は乾燥を補うために皮脂を過剰に分泌させる傾向があります。もともとの肌質でもスキンケアを見直すことで、乾燥を解消できればテカリも予防できます。ポイントは念入りな保湿ケアです。乾燥肌の人は肌の奥まで乾燥が広がっているので、肌の表面だけ保湿しても意味がありません。深層保湿を心がけましょう。
生活サイクルを改めて確認しよう
生活サイクルが乱れると体内時計のリズムも狂ってしまいます。一度狂うと体全体のバランスが崩れるので、どれか一つを解消しても焼け石に水です。生活サイクルを改めるには、睡眠時間と質、食事の栄養バランスと時間、ストレスの軽減など、生活全般の見直しが必要です。
スキンケアを見直してテカリを予防する
なかなかテカリ肌から脱せない、やっぱり時間が経てば肌がテカテカになってしまう…。そんな場合はスキンケアを改めて見直してみましょう。スキンケアのやり方を少し変えてみることで肌のテカり具合や肌の調子も変わってきます。
洗浄力が高い洗顔料を選ぶ
美肌の秘訣は洗顔から。と、言われるように洗顔はスキンケアを考える上で重要なステップとなります。顔を洗っていても汚れを落とせていないと、洗ったことにはなりません。しっかりと汚れを落とすには、余分な皮脂をきれいに落とせる洗浄力の高い洗顔料を選びましょう。
化粧水はさっぱりタイプがおススメ
オイリー肌の人はテカリやすいので油分の多い化粧品はNGです。化粧水はさっぱりタイプを使うとベタつきを防げます。ただし化粧水はケチらずたっぷりと使い、肌に十分な水分を補給してあげることが大切です。
Tゾーンの乳液は控えめに
Tゾーンは顔の中でも皮脂の分泌量が多いため、どうしてもテカリやすくなってしまいます。保湿ケアは欠かせませんが、乳液を付けすぎるとテカリの原因にもなりやすいので付けすぎには注意が必要です。少量を丁寧になじませてあげましょう。
コスメでテカリを予防する
時間が経つにつれて、肌のテカリはメイクを少しずつ崩してしまいます。ですが、テカリ肌の方にもそれぞれのお肌に合ったコスメを使用することでテカリを予防しサラサラ肌を作り上げる事が可能です。
保湿成分が含まれた下地を使う
肌が乾燥しているとメイクをしていても皮脂が過剰に分泌されメイク崩れの原因となってしまいます。下地を使うときには保湿成分が含まれた物を使いましょう。肌の乾燥を防げば皮脂の過剰分泌も抑えられテカリを予防できます。
ファンデーションはパウダータイプにする
リキッドファンデーションや、クリームファンデーションは油分を多く含んでいます。使い心地を良くする目的もありますが、油分が多いとテカリの原因になりやすいです。テカリが気になるなら油分を含まないパウダーファンデーションを使ってみてください。
「テカリ防止」・「化粧崩れ防止」を謳うコスメを使う
ファンデーションの前に下地を使うのは肌をきれいに見せるというだけでなく、メイク崩れを防ぐという目的もあります。皮脂が多くてテカリやすいならテカリ防止や、化粧崩れ防止がある成分配合しているコスメを使うのもいい方法です。
オススメのコスメ7選
今回はテカリの原因やテカリ対策について、お肌のタイプ別に色々とご紹介していきました。とにかく夕方になるとテカリがひどくて化粧崩れも気になって…といった方の為に、特にテカリ対策に優秀な厳選コスメを7つご紹介していきます。
プリマヴィスタ 皮脂くずれ防止化粧下地UV SPF20
余分な皮脂を抱え込み広げないようにするオイルブロック処方によりテカリにくく、汗をかきやすい季節でもメイク崩れを防いで綺麗さを持続が期待できます。テカリやすいTゾーンや小鼻も1日中サラサラが持続します。
エテュセ オイルブロック ファンデーション
オイルブロックベースが毛穴をしっかりカバーして余分な皮脂が出るのを抑えてくれます。テカリ吸収パウダーを配合しているので、手触りもサラッとしていて快適です。保湿成分を贅沢に配合しており、SPF30 PA++のUVカットもあって紫外線対策もバッチリ行えます。
フィス ホワイト 美白 薬用 化粧下地 25g
伸びがよく薄づきでも毛穴をしっかりとカバーしてくれます。8種類の保湿成分を配合しているのでメイクをしながら潤いを与えるスキンケアも期待できます。テカリを予防しつつ美白力も期待できるのはお得感がありますね。
エテュセ テカリ・毛穴 修正液 オイルブロックベース クール
オイルブロックベースを配合しているので皮脂を抑えてサラサラの状態が持続します。ブラシ式になっているのでピンポイントで使えます。ファンデーションの上からも使えるので途中でテカリが気になったときもメイクを落として塗り直す必要がありません。
エテュセ 化粧直しミスト アクアスプラッシュ オイルブロック
肌を引き締め、余分な皮脂を抑える成分を配合したミストです。メイクの上からシュっとひと吹きして顔全体になじませるだけでいいからとても簡単です。
ORBIS シーバムコントロールエッセンス 20g
毛穴周りの余分な皮脂を吸着しテカリを抑える3種類のパウダーを配合したジェルです。つけ心地も軽くサラッとしています。乾燥しているのにテカってしまうお肌に特におすすめです。
プリマヴィスタ 皮脂くずれ防止 化粧下地 超オイリー肌用
耐皮脂処方と耐汗処方により、超オイリー肌にも安心の化粧下地です。テカリやメイク崩れの原因となる皮脂をしっかりブロックするからサラサラ綺麗が持続します。
まとめ
皮脂の過剰分泌が起きるとテカリの原因となってしまいます。テカリをなんとかしたいなら原因を確かめ正しい対処法を実践することが大切です。
テカリの原因は日常生活に潜んでいることも多いので、スキンケアだけでなく生活全般の見直しも取り入れるといいでしょう。