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シェーディングの基礎知識

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メイクはするけどシェーディングって一体なに?と聞きなれない人も多いかもしれません。ここからはシェーディングについてご紹介いたします。
シェーディングとは?
シェーディングは、顔の輪郭などに明暗のコントラストを入れて小顔効果を出すメイクの手法です。顔の形をカバーするメイク方法のことで、選び方や入れ方をきちんと覚えることによって引き締まった印象を周囲に与えることができます。
選び方ややり方を間違ってしまうと立体感がないので注意が必要です。
パウダータイプのシェーディング

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シェーディングには、パウダータイプのものがあります。専用のブラシを使って、陰影をつけたい場所にのせていくだけです。顔全体のバランスを確認して、少しずつ追加するだけで影をつけることができます。
広範囲にわたって明暗のコントラストを出したいときにおすすめです。また、自然な仕上がりになるため、シェーディングが失敗しにくいのもメリット。ふんわりと自然に仕上がるため、ナチュラルになるのも魅力です。
クリームタイプのシェーディング

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クリームタイプのシェーディングは、クリームを塗って明暗を出すことができます。クリームは密着しやすいので、崩れにくいのがメリットです。また、指で使用することができるため、細かい部分のシェーディングやメイク直しをするのに向いています。
ただし、肌になじませないと、シェーディングにムラが生じてしまいます。薄く塗って細かいポイントで使用することが大切です。
小顔になるシェーディングの入れ方

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フェイスラインにシェーディングを入れると、顔が引き締まって見えます。小顔になるシェーディングの入れ方をご紹介します。
シェーディングの順番
最初に行うのは、スキンケア。そのあとに、日焼け止めを塗って、ベースメイク、ポイントメイクを行います。シェーディングは最後。最終的にシェーディングを行い、明暗をつけていきます。
ただし、先にシェーディングをしてから、ポイントメイクを行うのでも問題はありません。
シェーディングを入れる位置

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シェーディングは際に入れるのがポイントです。
まずは、フェイスラインにシェーディングを入れていきましょう。
シェーディングをブラシに乗せ、手の裏で使用する量を調整していきます。
その後は手の力を抜いて、シェーディングを軽く入れていきます。
フェイスライン以外には、髪の毛の生え際や鼻筋、あごなどに入れるのがポイントです。最初は少量を意識し、バランスを整えていきましょう。鼻筋など狭い部位は、ブラシを使うとスムーズです。
輪郭でシェーディングの入れ方が変わる
輪郭でシェーディングの入れ方を柔軟に変えていく必要があります。
丸顔なら輪郭を縦に見せるために、シェーディングを使用するのがポイントです。面長の人は額の生え際とあごのライン、逆三角形の人は顔の両サイドとあごをカバーし、ベース型の人ならエラの部分に乗せる必要があります。
シェーディングの入れ方で気を付けること:つけすぎない

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シェーディングをする上で気を付けないといけないのは、つけ過ぎないことです。シェーディングの目的は明暗を出して立体感を出すことにあるので、つけ過ぎてしまうと明暗のバランスを取ることができなくなります。使用しているかどうか区別がつかないくらいにしておく方が自然な仕上がりに。
仕上がりをチェックするときは、鏡から顔を話して仕上がりの状態をチェックしましょう。自分の肌色に適したものを選ぶことも重要になります。
基本の正しいシェーディングの方法を伝授
シェーディングは、骨に沿って影を強調することがポイント。
骨格は人によって異なります。自分の骨の位置(眉頭から鼻に繋がる部分、頬骨、顔のライン)をチェックして、骨の影を強調することで自然なシェーディング効果が生まれます。
今回はクリームタイプのシェーディングの入れ方をご紹介いたします。
鼻筋に沿ってシェーディングを入れる
手元にブラシとヘアクリップを用意します。クリップで前髪を上げ、眉が見えるようにしておきましょう。
自分の顔の眉頭から骨に沿って、鼻に続くくぼみを確認します。シェーディングクリームを指にとり、くぼみに沿って眉頭から目の上のラインくらいまで塗ります。
骨にブラシを入れるような感覚でぼかす
ブラシを使って、骨に少しずつ塗り込むようにぼかします。眉頭の下から目のラインまでは濃いグラデーションとなるように広げます。鼻の付け根から小鼻に向けては、濃くなりすぎないように薄く伸ばしてください。
頬は骨に沿ってシェーディングを入れる
ヘアクリップをはずし、笑顔になったときの自分の頬骨のラインを確認します。鏡に向かって笑ってみて、鼻からこめかみ近くまでの頬骨をチェックしましょう。
指先にシェーディングクリームをとって、こめかみ近くの頬骨にスタートラインの目印をつけます。次に小鼻の横の頬骨を終点にして、こめかみから小鼻の横まで頬骨のラインを縁取るように線を描きます。
ブラシでぼかす
頬骨のくぼみに入れこむように、ブラシを左右に動かします。ブラシで軽くぼかしたあと、指を使って刷り込み、最後にブラシでさらにぼかすと、自然なグラデーションに仕上がります。
髪の生え際、首の境目を意識し、ぼかしたい場所にシェーディングを入れる
ヘアクリップで前髪を上げ、フェイスラインを確認します。
ブラシでシェーディングクリームをとり、こめかみの生え際1センチくらい手前で薄く伸ばします。
次にブラシでシェーディングクリームを取り、耳の下から顎のラインにかけて薄く伸ばします。フェイスラインの骨に沿ってブラシを動かします。
ブラシでぼかす
ブラシでフェイスラインを撫でるようにぼかすと、自然なシェーディングに仕上がります。
完了
鼻筋、笑ったときの頬骨、フェイスラインの陰影をチェックして完成です。
今回使用したアイテムは「EMODA ハイライトローライト」(ジェリー3月号付録)
今回使用したのは、JELLY3月号の雑誌付録。ハイライト&ローライトのパレットの他、チーク&リップ、グロス2本がセットになっていました。
ローライトとハイライトが1枚になったパレットは、肌の色に合わせて使いやすく、質感はウェット。さらっと塗れてフィット感も良好です。
丸顔さん向けのシェーディング・ハイライトの入れ方
顔立ちが幼く見えてしまう丸顔の方は、卵型に見えるよう、シェーディングを顔のサイドに入れて細く見せるのがポイントです。
まずはクリップで前髪を上げて、大き目のブラシを手元に用意しましょう。
顔の左右にブラシをくるくる回しながらシェーディングを入れる
ブラシを使い、こめかみから耳の下あたりのフェイスラインにシェーディングを入れます。ブラシは縦に動かさず、くるくる回しながら入れることで、自然に馴染みます。
おでこに筆を滑らせる
生え際でブラシを大きく左右に動かしながら、おでこへとぼかします。おでこの中心より上にハイライトを入れることで縦長の印象を作ることができます。
目の下に三角にハイライトを入れる
逆三角形にハイライトをいれます。この時、縦長の逆三角形を描くように入れるのがポイント! 縦長の卵型の印象に近づきます。
完了
顔の左右のシェーディングとハイライトで、丸顔さんの顔の余白が薄くなり、縦にすっきりして見えます。
今回使用したアイテムはこちら
キャンドゥ「ハイライト&ローライト」
キャンメイクのハイライトです。真っ白ではなく肌になじみやすい白さなので、慣れない初心者でも失敗なく使えます。Tゾーンや目元などに自然な輝きを与え、ラメが入っているのでキラツヤ効果もあり、100均と思えないコスパです。
サナ excel シャイニーパウダー シルバーピンク
ハイライトでありフェイスパウダーの機能も持つので、肌全体に艶と透明感を出してくれます。
パールとオーロラカラーラメが入っており、気になるくすみや色むらもカバー。ほどよいキラツヤ感で、メイクの仕上げにも使えます。
面長さん向けのシェーディング・ハイライトの入れ方
顎が長く見える、顔全体が長く見えることにコンプレックスがある人は、おでこと顎にシェーディングを入れましょう。これによって顔を縦に小さく見せることができます。
額にブラシをくるくる回しながらシェーディングを入れる
まずはクリップで前髪を上げて、大き目のブラシを手元に用意しましょう。シェーディングクリームをブラシに軽く取り、生え際からくるくると回してぼかしていきます。
あご先にシェーディングをする
あごの先の裏を軽くトントンとブラシで叩き、そのあと優しくブラシを左右に動かしフェイスラインを撫でます。あご先の短い人はシェーディングを入れすぎると、さらに強調されるので控え目に。
顎下でブイラインを作り、外側の部分に筆をくるくる動かしながらシェーディングを入れる
顎下で裏ピースをして指先が当たるラインをブイラインとし、このブイの部分にシェーディングを入れます。ブイラインの外側からブラシをくるくるとまわしましょう。これによって、あごが長い人は短くみせることができます。
おでこの真ん中にハイライトを入れる
おでこの中央に丸くハイライトを入れます。縦にブラシを動かすと縦長を強調してしまうので、丸く入れて立体感を出します。
目の下に横にハイライトを入れる
ハイライトは顔に対して横方向にブラシを動かしましょう。横を意識させる印象になります。
完成
立体的なハイライトと、生え際・あご先のシェーディングによって卵型の印象に近づきます。
今回使用したアイテムはこちら
・キャンドゥ「ハイライト&ローライト」
・サナ excel シャイニーパウダー シルバーピンク
シェーディングを選ぶ方法

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実際にどんなシェーディングを選べばよいのか迷いますよね。どんな仕上がりになるかも大事ですが、コスパもはずせません。自分に合ったシェーディングを選ぶポイントをご紹介します。
マットなものを選ぶ
最初はツヤ出しの効果がないマットなものを選んで使用しましょう。パールが配合されてないタイプなら、使用したときに影として仕上がりやすく自然な仕上がりになります。
マットタイプで慣れてから、他のタイプのものを使用していくとよいでしょう。
自分の肌より2トーン落とす

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シェーディングは明暗を出すことが重要になってくるため、自分の肌の色と同じトーンのものを使っても意味がありません。効果を得るためには、自分の肌より最低でも2トーンは落とす必要があります。
こうすることで、肌に馴染んで自然な陰を出すことができるのです。
コスパで選ぶ
シェーディングを選ぶときは、コスパにも注目しましょう。シェーディングは商品のバリエーションも増えており、安価なものから高価なものまでさまざまです。
金額が高いほど効果があるように感じるのは消費者としての感覚だと思います。しかし、金額が高いからと言って思うような効果を得られるかどうかは別問題になります。
継続して使用するアイテムになるので、続けられる金額も意識することが大切です。コスパを考えて選びましょう。
おすすめのシェーディングアイテム
大きくパウダータイプとスティックタイプに分かれますが、いろいろなメーカーのものが売られています。有名ブランドからコスパ抜群のプチプラまで、いくつかご紹介するので参考にしてみてくださいね。
パウダータイプ
ナチュラルに仕上がるので、シェーディング初心者におすすめしたいのがパウダータイプ。使っているファンデーションの色や性質とも合う合わないがあるので、バランスをチェックして使いましょう。
ドド シェーディング スクエア SQ20
濃すぎず発色が良く、肌馴染みがよいパウダーです。安価な上、少しの量でしっかり色がつくのでコスパも良いと評判です。注意点はブラシが付属していないこと。やわらかめのブラシを使うと自然な質感に仕上がります。
ブロンジング パウダー / ゴールデン
滑らかで使いやすいパウダータイプで、全ての肌タイプに利用できます。ソフトな質感で色ムラになりにくいので、シェーディング初心者にもおすすめ。肌に自然な艶を与えることで、きらきらと健康的な印象に仕上がります。
キャンメイク シェーディングパウダー01 イエローブラウン 4.4g
キャンメイクのパウダータイプのシェーディングアイテム。色はイエロー系のブラウンです。ナチュラルメイクに適しています。
トゥークールフォ―スクール アートクラス バイ ロダン
自然な色味のパウダータイプです。薄付きで調整しやすいので、初心者にもおすすめ。色を混ぜて、鼻や顎などパーツに分け、自然なグラデーションをつけることができます。ブルーベースの色白さんにも合いやすいと人気!
セザンヌ ミックスカラーチーク 20 シェーディング 7.2g
どんな肌色にも合う、万能タイプのシェーディングです。カラーは4色あり、自分の肌色とパーツに合わせ、ピッタリの組み合わせを見つけて使えます。
パウダータイプなのでさらっとした質感で、乾燥もしにくいのが特徴。ブラシも付属なのでメイク直しにも使えます。
スティックタイプ
スティックタイプは塗りやすくポーチに入れやすいのも利点。塗った感触がなめらかで、発色も良いので手軽に陰影を作ることができます。
メイベリン フェイス ステュディオ Vフェイス デュオ スティック 02
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海外で流行した「コントゥアリングメイク」がより簡単にできるスティック。
ハイライトとシェーディングが1本になっているのでコスパも良好!シェーディングはマットに、ハイライトはナチュラルに、自然な立体小顔に仕上がります。
ケイト シェーディング&ハイライト 3Dパーツデザイナー EX-1 ナチュラルタイプ
KATEが販売しているナチュラルタイプのシェーディングです。自然な仕上がりにしたい人におすすめの商品で、リーズナブルな金額も魅力。
ピンクホワイトで、キレイな仕上がりになるのも特徴です。シェーディングでは立体感が重要になってきますが、この商品だけで立体感をしっかり出すことができます。
セザンヌ シェーディングスティック 02 マットブラウン
セザンヌが販売しているシェーディングです。ロングキープ処方で落ちにくいのが特徴。
肌の上でサラサラになるため、ファンデーションもよれにくい!ハイライトではなく、アイシャドウのベースとして使用することもできます。
OSHIDE ハイライト スティック マルチプルカラー Vフェイス
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ワンコインで購入できるプチプラスティックです。コンパクトな大きさなので、メイクポーチの中でも嵩張りません。サラっとした仕上がりでありながら、しっかり艶もあり、キープ力もGOOD。崩れ・よれにくいので安心です。
エチュードハウス プレイ 101 スティック
ハイライトとシェーディングが一本化したスティックです。「プレイ 101」は初心者向けに作られたライン。コントゥア―メイクに挑戦したいけど、まずはナチュラルなものから試したいという方にもおすすめです。クリーミーで伸びやすく、使いやすいスティックとなっています。
まとめ
小顔を作るためには、エステやダイエットなどをイメージする人も少なくないと思います。もちろん顔を痩せさせるというのも有効な方法の一つですが、時間やコストがかかってしまいます。
シェーディングであれば、すぐに小顔を作ることができます。シェーディングはどこに入れるかによって仕上がりが大きく異なるのも特徴です。少しずつシェーディングに慣れることから始めましょう。