記事の目次
自分に合うものは?アイライナーの種類と特徴
アイラインを上手に引くコツは自分にあったアイライナーを選ぶことです。アイライナーの種類ごとにそれぞれ特徴があります。
自分がメイクでなりたい目のイメージに合わせてアイライナーを選ぶようにしましょう。
ペンシルアイライナー:芯が柔らかくてぼかしやすい
初心者でも使いやすくて、失敗も目立ちにくいのがペンシルアイライナーです。えんぴつ型と、くり出して使うくり出し型があります。
ペンシルアイライナーであれば、アイライナーを引いている途中でラインが崩れてしまったとしても綿棒でぼかすことができます。さらに仕上がりもナチュラルな印象で優しい雰囲気の顔になるのです。
リキッドアイライナー:柔らかい筆で太いラインも細いラインも思い通り
ペン先が細くクッキリとしたラインを描くことができるのがリキッドアイライナーです。アイライナーをクッキリと入れられるためシャープな目元を目指す人におすすめです。
練習次第で細いラインから、重ねて描く太いラインまで自由に調整して引くことができます。また汗に強くにじみにくいのも特徴です。
ジェルアイライナー:水や皮脂に強く密着して落ちにくい
液体と固体の中間のようなテクスチャーが特徴のジェルライナー。筆にとって描くタイプとジェルをくり出すタイプがあります。
柔らかいためスルスルと描きやすく、ぼかすのも簡単です。引き方次第でシャープな印象から柔らかい雰囲気まで自在にコントロール可能。肌に密着してにじみにくいアイライナーです。
種類別!アイライナーの引き方
アイライナーは種類によって引き方に違いがあります。
目の形やなりたいイメージによっても引き方が違うため、何度も練習してみましょう。アイライナーごとに基本の引き方をまとめました。
ペンシルアイライナー:まつ毛とまつ毛の間を点で埋めるイメージ
ペンシルアイライナーは先端を小刻みに動かしながらゆっくりと引いていきます。まつ毛とまつ毛の間を埋めるようなイメージで引いていきましょう。
上まぶたのきわは目を軽く閉じて最初に引いたラインとつながるように徐々に引いていきます。ラインがガタついているときは乳液をつけた綿棒でぼかします。
リキッドアイライナー:目を開けてきわにそってスッと引く
リキッドアイライナーもまつ毛とまつ毛を埋めるように引きます。ただし、リキッドアイライナーは発色が良くてつきやすいため、点をポンポンと描いていくような感覚で引いてみましょう。
最後に目頭や目じりのラインを入れます。目じりにかけて流すように力を抜いてスーっと流してください。
ジェルアイライナー:手の上でジェルを馴染ませてから引く
ジェルライナーや柔らかくて、伸びやすいのが特徴です。使う前には手のひらの上でジェルを温めて馴染ませてから引くようにしましょう。
またリキッドアイライナーよりもにじみやすいので、気になる場合は先にアイシャドウをのせてから引くようにすると、にじみにくく仕上がりもきれいになります。
なりたい印象別!アイラインの入れ方
目は口程にものを言うとは言いますが、アイメイクは印象を変える大きなメイクポイントです。
特に目の形を整えるアイラインの入れ方次第でメイク全体の印象もがらりと変わるでしょう。なりたい印象別の入れ方をまとめました。
女の子らしい可愛い雰囲気に見えるタレ目ライン
女子らしい可愛い雰囲気でデートにもおすすめなのがタレ目ラインです。目じりを下げて引くため鏡を下にして覗き込むように引いていきます。
目の形に添うようにラインを下に下げましょう。下まぶたの目じりにブラウンのアイシャドウをのせてみてください。さらに垂れ目の印象が強くなりますよ。
顔を引き締めて見せる効果があるキャットライン
小悪魔っぽい印象になるのがキャットライン。また顔をすっきりと引き上げる効果も期待できるでしょう。
キャットラインを引くときは黒目あたりからラインが太くなるように重ねて目じりから斜め上にアイラインを跳ね上げます。難しい場合は下まぶたのラインから続くようなイメージで曲線を描くと自然になります。
大人っぽい印象に見せる切れ長ライン
落ち着いた雰囲気でオフィスでもおすすめなのが切れ長ラインです。目じりまで目の形に添ってラインを引いてください。
目じりの先は3~5ミリ程度伸ばすようにして流します。下まぶたのラインは目じり3分の1程度から引いて、上まぶたのラインとつながるようなイメージでスッと引きましょう。
デカ目になれる囲み目ライン
目の印象を強くしたいときや華やかなメイクとしたいときには囲み目ラインがおすすめです。目をぐるりと囲むため目の形を補正しやすくデカ目効果も期待できるでしょう。
まつ毛を埋めるようにアイラインを入れたら目じりを伸ばすようにラインを足します。ツヤシャドウと組み合わせて目のフレームを強調しましょう。
目のタイプ別!アイライナーテクニック紹介
アイラインの引き方は目やまぶたの形によっても違います。まぶたでアイラインが隠れてしまうという人は引き方を見直してみましょう。
それぞれのタイプ別に動画でアイラインの引き方を紹介します。
二重さんは目のきわに細くアイラインを引く
・ラインを目じりから3ミリ程度はみ出すように伸ばす
二重の人のアイメイクは二重幅を活かすことがポイントです。そのためアイラインはあまり太くしないように注意しましょう。色を選ぶときにも肌に馴染みやすいナチュラルブラウンなどを選ぶようにおすすめします。
一重さんは太めのアイラインを引く
・最後に太めにアイラインを引く
一重の人は笑ったときにアイラインがまぶたにつきやすいためウォータープルーフのアイライナーをおすすめします。さらに一重の人はまぶたが厚いため、アイラインが隠れてしまいがち。その一方で太く引いても強すぎない抜け感を出すことができるので思い切って太めにアイラインを描いてみましょう。
奥二重さんは目じりだけにアイラインを引く
・まつ毛の間をインラインでしっかり埋める
奥二重の人はアイラインで二重が埋まると目が小さく見えるのでアイラインを細目に入れます。目の印象を強めるためには下まぶたにもアイラインを引きましょう。
より印象的にするのであればブラックのアイライナー、ナチュラルにするならブラウンを選んでください。
ラインがブレないように肘を机やドレッサーで固定する
アイライン初心者からよく聞かれるのが、アイラインがどうしてもブレてしまうというお悩みです。特にリキッドは失敗が目立ちやすく、引くときに手が震えてしまうという人もいるでしょう。
そのような場合はラインがブレないように手元ではなく、肘を固定するようにします。机やドレッサーで肘を支えることで安定してアイラインが引きやすくなるでしょう。
鏡を顔より少し下に置き覗き込むように見る
アイラインを引くときは鏡の位置もポイントになります。まつ毛の間をアイラインでしっかり埋めるためには鏡を顔より少し下においてください。
覗き込むように鏡を見ることで目の際が見えやすくなります。インラインを引くときにも鏡を下にすることで、目のギリギリのところでラインを引くことができるでしょう。
まぶたを持ち上げるように少し引っ張りながらラインを引く
目の周りの皮膚が柔らかく、アイラインを引くときにもまぶたが引っかかることがあります。その結果ラインがガタガタになるという人も多いでしょう。
そのような場合はまぶたを少し持ち上げて引っ張りながらアイラインを引いてみてください。また一気に引こうとせず柔らかいアイライナーを選んで少しずつ引くことで引きやすくなりますよ。
アイラインが上手に引けるアイテム
アイラインがどうしても上手に引けないという人はお助けアイテムを使ってみましょう。苦手なポイントによってピッタリのアイテムは違います。
どんなアイラインを引きたいか考えて自分にあったアイテムをチョイスしましょう。
目じりにまっすぐなラインを引くには名刺を使う
アイラインをまっすぐに引けない、ラインがよれてしまうという人は名刺を使ってみてください。名刺であれば、まぶたに添うようにたわませることができます。
名刺を軽く反らせてから上まぶたに当てて定規のように使います。名刺であれば汚れても使い捨てにできるため、衛生面が気になる人でも安心して使うことができるでしょう。
左右対称な曲線ラインを引くのが苦手ならスプーンを使う
アイラインは利き手で引くため、左右同じように引くのが苦手という人も珍しくありません。そこでおすすめのアイテムがスプーンです。
スプーンの曲線を使うことで左右同じ曲線のアイラインを引くことができます。特にキャットラインのようにアイラインを跳ね上げたい人はスプーンのカーブを使って引いてみましょう。
ラインを引きやすくするにはサージカルテープ
アイラインを引くとき普通は利き手にアイライナー、もう片手でまぶたを押さえます。しかし、片手しか使えない状態だと力や向きをコントロールしながら上手にアイラインを引くのが難しいでしょう。
そこでお試しいただきたいのがサージカルテープです。3ミリ程度に切って貼ることでまぶたを好みの角度に調整して固定することができます。
アイラインを落ちにくくする方法
印象的な目元を作るアイラインは、化粧崩れやよれも目立ちやすい部分です。ちょっとしたコツでアイメイクの崩れは防ぐことができます。
化粧の仕上がりは、完成時だけでなく数時間後も重要。アイラインを落ちにくくする技を紹介します。
アイラインを引く前にまぶたの油分や水分をしっかりオフする
アイラインがにじんだりよれたりする原因の1つがまぶたの油分や水分です。まぶたには皮脂や汗のほか、乳液や下地などもついています。
アイラインを引く前には軽く油分や水分をオフしておきましょう。綿棒やティッシュを使うことで簡単に余分についた油分をオフすることができます。油分や水分を落とすときは決してまぶたをこすらないようにしてください。
アイシャドウを重ねることで落ちにくくなる
まぶたの油分や水分をオフした後は、改めてフェイスパウダーやアイシャドウを重ねます。アイシャドウはアイライナーと同系色にすると馴染みやすくなります。
アイメイクのもちを良くするアイシャドウベースを使っても良いでしょう。アイラインにアイシャドウを重ねることでアイラインがまぶたに密着するため、時間が経っても落ちにくくなります。
落ちにくいウォータープルーフタイプのアイライナーを選ぶ
アイラインをキープするのであれば、そもそも落ちにくいウォータープルーフタイプのアイライナーを選ぶという方法もあります。またアイライナーの上から仕上げに使うアイライナーコートも販売されています。
アイライナーコートを使うことでにじみにくくなるため、アイラインのにじみが気になるという人もお試しください。
まとめ
アイラインはなりたい自分を一番表現しやすいポイントメイクです。難しいから自分には無理なんて諦めるのではなく、まずは自分がやりやすいアイラインの引き方を模索してみましょう。
目の形やまぶた、なりたいイメージによって合うアイラインは違います。またアイシャドウや他のメイクとバランスをとることも重要です。さまざまなアイライナーや引き方にチャレンジしてみてください。