白斑の種別と原因。白斑の正しい治し方は?

白斑というのは、皮膚の色素が白く抜ける症状です。ただ皮膚の色が白く抜けるだけなら問題ないと考える人もいますが、実は、この白斑が生活の質を下げる可能性もあります。これまで白斑に関して明確な治療方法がなかったのですが、2012年、尋常性白斑に関して治療のガイドラインができたのです。これにより白斑に悩む患者さんに、標準的な治療が行われるようになったといわれています。

現在、白斑の治療については軟膏や紫外線などの治療が主軸です。でも医療施設によっては本当に効果があるのかわからない治療を継続しているところもあります。白斑について私たちもしっかりと知識を持ち、もしも症状が起きたとき対応ができるようにしておくべきなのです。

白斑の原因について

白斑の原因としては、いくつかの要因が考えられています。しかし特定されているわけではなく、いまだはっきりした原因がつかめていない状態です。白斑は、皮膚の中に存在するメラノサイトと呼ばれる色素細胞が弱くなる事、また何らかの原因によって消失することによっておこるといわれています。皮膚の色が一部、白く抜けてしまうのです。

しかし原因が突き止められたわけではなく、なぜ、メラノサイトが弱くなってしまうのか、ということについては解明されていない状態とされています。ただ現状、研究によっていくつかの原因が考えられている状態です。

先天性の原因

先天的な要素としては、遺伝的要素があるのではないかといわれています。白斑発症については、同じ家計の中で2割から3割くらい、白斑の症状が出るとされているのです。

ただこれも不確定なもので、原因はわかっていない状態で、2割から3割に白斑が起こるというだけになります。遺伝的要素についても、こうしたケースがあるということにすぎないのです。

甲状腺の機能障害症

通常、多くの白斑は後天的要素によって出てくるといわれています。例えば膠原病などの甲状腺異常、自己免疫によるものが考えられるのです。甲状腺異常等の自己免疫疾患は通常、細菌やウイルスが体内にはいり混んできたとき、体を守るための機能となります。

しかし、何らかの原因によって自分自身の細胞を敵とみなし、攻撃してしまうのが甲状腺異常です。自己免疫疾患との合併症が多く、メラノサイトと呼ばれる白斑の原因となる細胞に攻撃する抗体がかなり多いのです。これによって白斑と何らかの関係があると考えられています。

感染症が原因

昔はまだ白斑について何もわかっておらず、そのために感染症による症状ではないかといわれていたこともあったようです。皮膚の色が白く抜けていくので、それが感染によるものと考えられていた時代もありましたが、少しずつ解明されていき、現在は感染によるものではないとされています。

ただ白斑は3大皮膚疾患と呼ばれているように、治りにくいものであり、研究が進められていますが、解明に至っていない病気です。そのため、感染についてのリスクも捨てきれない状態といえます。

薬剤によって発生

未だ解明されていない白斑に関して薬剤によっておこる副作用的な症状でないかという意見もあるのですが、これも、どの薬剤がどのようにして白斑を起こす要因となるのか、しっかりとわかっていない事です。ただ、薬剤を利用することによって白斑のように皮膚が白く抜けるような状態が全くないわけでもないといいます。

白斑は非常に難しい病気で、時にそのほかの疾患も伴っている事が多いので、判断が明確につきにくい病気です。そのため、薬剤の使用から起こる副作用的な事ということも、捨てきれないといいます。

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老人性白斑について

老人性白斑というのは高齢者によく見られる症状です。皮膚や表皮上のメラニン色素が減少したり、色素細胞の機能が加齢によって低下することによっておこるとも言われています。

痛くもかゆくもない、だから症状がわかりにくく、また年齢を重ねることで見た目にかまわなくなる人も多く、老人性白斑に関してもその深い原因はわかっていない状態です。老人性白斑は、50代以降に多くみられますが、稀に30代くらいから出てくる人もいます。

加齢により色素細胞の機能が低下することで起こる

年齢を重ねると次第に、若い時から存在した体内の成分が減少したり、細胞の機能が低下するということも起こるのです。それによっておこるのではないかとされているのが、老人性白斑の症状になります。

皮膚表面にある色素細胞が年齢を重ねたことで代謝が低くなり、再生能力が弱まることで色を黒くするためのメラニン色素まで減少するのではないかと想像されているのです。ただ、あくまでも課程で、それが本当に原因となるかどうかはつかめてないといわれています。

神経質にならずに症状をしっかりと受け止める

老人性白斑の症状が起こると、皮膚病ではないか?と心配される方が多いです。しかし、まず体内でどのようなことが起こっているのか、白斑以外に異常がないかどうかを把握する事が必要になります。

神経質になるなといっても、見た目にかなり変わっていくので気になるのも無理のない事です。しかし、白斑の症状と共に別の病気が隠されていないか、それを調べる事が先決となります。皮膚科を受診し、白斑と別の病気の因果関係を調べることも必要です。

皮膚の着色長などを使用して目立たなくする

白斑部分に薬剤を塗ってそれによって一時的に着色する方法があります。着色する事で白斑自体の色が目立ちにくくなりますが、汗をかいたときに緑の汗が出る事があるという報告もあるようです。

ただお風呂に入っても落ちる事がないという着色料もあるので、こうした薬剤を利用して目立ちにくくし、白斑による心のダメージを少なくすることも行われています。いずれにしても、皮膚の色が変わるということは見た目にかなりの変化となるので、専門医に相談し気長に対応する方がよさそうです。

手や足や背中や腹部や腰に小さな白い斑点がでる

手、足などに小さい白斑がでている人もいます。特に50代を過ぎると、こうした老人性白斑の症状が出る方も多いのです。背中や腹部ということなら目立つこともないのでそれほど気になりませんが、手、足などの目立つ部分だとやはり気にされる方が多くなります。

皮膚科でも白斑の専門医などは、こうした目立つ部位の白斑についての治療も慣れているので、まずは専門家の意見を聞いて治療を開始する事が望まれるのです。老人性白斑の場合、年齢によるものと思い放置される方もいますが、別の疾患が隠されていることもあるので、医療機関を受診される方が安心だと思います。

尋常性白斑について

老人性白斑の場合、原因は細胞の劣化、老化が原因ではないかとされていますが、尋常性白斑の場合、若い世代にも起こるといわれているため、しっかりとした診断が必要です。皮膚の基底部と呼ばれる場所で、何らかの現認によってメラノサイトという色素細胞が減少、消失する症状です。

メラノサイトは通常、紫外線を浴びた時、皮膚を保護するために必要な色素となります。しかしこのメラノサイトが減少、消失することによって白斑状態、つまり皮膚の色が白く抜ける症状が起こるのです。

自律神経に異常が出ることで起こる

白斑はいまだ多くのことがわかっていない症状となります。そのため、いずれもこういうことが原因ではないかという説になりますが、自律神経のバランスが崩れることで、白になるという、精神的な要素もあるようです。

ストレスを受けると自律神経のバランスが崩れます。それが白斑の症状を起こすきっかけとなるのでは?とも言われているのです。精神的なストレスは人の弱いところに症状を起こすともいわれています。皮膚が弱い人などはストレスが引き金でこうした症状などを引き起こすことも考えられるのです。

10代~30代でよくみられる症状

皮膚が白く抜ける尋常性白斑は、主に10代から220代にかけて発症する事が多いといわれています。

日本では白斑の患者数が多くなっているといわれていますが、2010年の調べによると、当時、全国に6400名近くの患者さんがいるとされています。世界的に見ても、あのマイケル・ジャクソンが白斑病だったとされていますが、珍しい病で、有病率日手は0.5%程度くらいです。ただ白斑という病気を知らずにいる人も多く、場所によっては自分で白斑が起こっていることに気が付いていない人もいます。

自己免疫疾患のシステムに異常があることで起こる

老人性白斑の場合、細胞の劣化や老化によってメラノサイトと呼ばれる細胞が減少したり、消失する事で白斑の症状が出るとされているのです。しかし、尋常性白斑も老人性白斑同様、よくわかっていない状態といわれています。

ただ自己免疫疾患によっておこる事が多いということがわかっているのです。自己免疫疾患は、自分の免疫、抗体がなぜか自分の細胞を敵だと勘違いして攻撃してしまうという疾患になります。白斑の症状が起こる場合、甲状腺障害など自己免責疾患との合併が多いといわれているのです。自己免責疾患の方の検査の中で、メラノサイトを攻撃する抗体が多いということがわかっています。

かゆみや痛みのない白い斑点が見られる

白斑は症状として皮膚の色が白く抜けることが顕著ですが、そのほかに痛いとか痒いといった皮膚病に多い症状が起こらない病気です。気が付くと皮膚の色が一部、本当に白く抜けている、そのため場所が手足などの場合、多くの方が不安になります。

背中やおなかにこの皮膚が白く抜けるという症状が起こることもあり、この場合、不安がありますが、顔、手足などと比較して放置する人も多いようです。白斑はただ色が白くなるというよりも漂白したように白くなるので、症状としてはわかりやすいと思います。

授乳白斑について

乳首、乳頭部分に白斑が起こることを授乳白斑と呼び、ママとしてはこうした症状が起こるとびっくりする事が多いようです。白いニキビのような状態、通常の皮膚の白斑とはまた違う形状で、ぽつっとニキビのように見えるのです。これは皮膚に見られる白斑とはまた違い、乳腺の出口が詰まることで起こります。

おっぱいを吸われると痛みがあり、場合によって水疱のような状態になることもあるといわれているのです。放置すると乳腺炎の原因となるため注意が必要となります。

赤ちゃんに何度も授乳していると治る

母乳をあげるときに、ママが間違った授乳方法であげていることでこの症状が起こる事が多いです。赤ちゃんがおっぱいを咥えるときになるべく大きな口で乳輪を覆うように含んでくれるとだんだんとよくなります。

特にプレママの場合、おっかなびっくり授乳していることが多く、赤ちゃんもまだまだ初心者状態なので、なかなか上手におっぱいを吸うことができないのです。お互いに少しずつ慣れていき、赤ちゃんが上手くおっぱいを吸うことができるようになると、授乳白斑も次第によくなっていきます。

血行を良くして食事を見直して体の中から治す

赤ちゃんがおっぱいをうまく吸うことができるようになっても、白斑がよくならないという場合には、おっぱいを温めて乳腺から母乳が出てくれるようにすると改善する事が多いようです。胸を温めるときは、蒸しタオルを当ててしばらくそのままにしておきます。あたたまったら血行が良くなっていますので、授乳マッサージなどを行うといいようです。

また普段の下着のポイントですが、ワイヤー入りブラジャーは体を締め付けることになるので避ける方がいいといわれています。ノンワイヤーのブラジャーで胸を解放してあげる事が必要です。

自分でマッサージして改善する

授乳が上手くできるようになっても、乳腺のつまりが悪くなっているとなかなかおっぱいがでないので、自分で乳首マッサージを行います。白斑があるママは皆さん乳首が硬い状態となっているのです。乳首をもみほぐし、一定方向ばかりからではなく、様々な方向からマッサージを行うことが必要です。

白斑がある胸の逆の手で胸を外から内にむけて動かすようにマッサージする事がコツになります。強くマッサージするのではなく、優しく、動かすように行うと少しずつ血行が良くなりおっぱいもいい状態になっていくはずです。

赤ちゃんの吸い付きが強いとできやすい

赤ちゃんとママがお互いに授乳が上手くなっていくと自然と赤ちゃんの吸いつきがぐっと強くなることを感じます。そうなると白斑もよくなっていくのです。赤ちゃんの吸いつきとママのおっぱいの状態がお互いに相乗効果でよくなって呼吸があっていくと、白斑等のトラブルも少なくなります。

授乳が上手くできるようになるとママも気持ちが楽になりリラックスして授乳に臨めるようになっていくのです。その気持ちが赤ちゃんにも伝わり、赤ちゃんがゆったりした気持ちで授乳できるようになるので、白斑等のトラブルもよくなっていくと思います。

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白斑の治し方

白斑は皮膚の色が白く抜けてしまうため、見た目に変化があり白斑ができるとほとんどの方が不安を持つはずです。ただ白斑というのは、いまだ本当にどうして起こるのかなど、解明に至っていない病気となります。皮膚科など専門家を受診し、どのような状態になっているか把握する事が必要です。

また白斑に関してそれ以上ひどくならないように、自分の生活についても考えてみます。ストレスや疲労がたまると免疫力が落ちますが、白斑は免疫と関係があるともいわれているので、こうしたマイナス要素を生活の中から除外していくことも必要なのです。

ストレスや疲れが出ない生活を送る

例えば風邪が流行っている時、風邪をすぐにもらってしまう人と、まったく風邪をひかない人がいます。これは免疫力の差があるといわれているのです。

自己免疫力が高いと病気になりにくく、もしも病気になった場合でも、治りやすいといわれています。白斑は自己免疫疾患であるとも言われているため、ストレスや疲労をためることなく、自律神経が低下し免疫力が低下しない生活が必要です。

マッサージ等を活用して血行を良くする

マッサージなどを行うことで血行をよくしておくことも大切なことになります。体内の血行が良くなると代謝が上がり、免疫力も向上します。血行が良くなることで体内にくまなく血液、リンパ液が巡るので、それが白斑の症状を改善するといわれているのです。

特に授乳白斑の場合、おっぱいのマッサージが有効になるといわれています。おっぱいのマッサージ、乳首のマッサージなどを行って、おっぱい全体の血行を改善すると白斑も少しずつよくなっていくはずです。

漢方薬やサプリを活用する

白斑についてはステロイドを利用する治療が行われることもありますが、サプリメントや漢方薬を利用し、体内から改善していくことも考えておくといいと思います。医療機関で治療を求める場合にも、サプリ等を医師と相談しながら利用することで、改善が進むこともあるのです。

自己免疫疾患とも言われている病気なので、体内環境をサプリ等でよくしていくことで次第に改善されている可能性もあるのです。白斑が発症したらまず、医師に相談、その後、生活の中に何が必要なのかを考えていくといいと思います。

食生活の偏りをなくす

バランスのいい食事を行うことで、血液の状態や腸内の状態などを向上できるのです。自己免疫に関係するといわれる白斑は、腸内環境や血液の流れなどが正常であれば、代謝も向上し、免疫も上がるといわれています。

食生活の偏りをなくすことで腸内の状態を改善し、善玉菌が優位になると腸全体の動きが活発化し腸内の血液の流れがよくなるのです。腸内の血流がよくなると全身の血液の流れもよくなり、体全体の免疫力の向上につながります。

白斑に関する本

白斑に関してはたくさんの書籍なども販売されており、それぞれ、白斑についていろいろな情報を提供しているのです。まずは知る事、病気を改善に持っていくために、その病気を知るというのは重要なことになります。

白斑やそのほかの皮膚病について紹介してくれている非常に読みやすい本がありますので、活用してほしいのです。白斑かもしれない、医療機関に行く不安があると方も、白斑闘病記を理解すると、医療機関で見てもらうことの必要性などがわかると思います。

白斑はここまで治る

人に相談できず白斑に悩む人も少なくないのです。白斑は余り知られていない病気なので、まず皮膚の色が抜けるという事実に驚きます。その病気が白斑ということを知らず、放置してしまう人もいますが、白斑になった方は何かの病気の合併症を起こしていることもあるので、まず治療する事が必要なのです。

その重要性や今行われている白斑の治療について詳しく伝えてくれる本が「白斑はここまで治る」という本になります。白斑先生と呼ばれる職人気質の皮膚科の先生が研究してきた最先端光学機器における治療、それについて深く知らせてくれる本です。

医師による切らずに安心な白斑、乾癬、アトピー、傷跡の最新治療


皮膚の病気も中には外科的手術を行う事がありますが、この「医師による切らずに安心な白斑、乾癬、アトピー、傷跡の最新治療」は、きらない治療がどこまで進化しているのか、現代の皮膚科治療について、わかりやすく説明してくれています。白斑以外に、やけどの傷跡、また外傷の傷跡など、最新レーザー治療なども和説明されているのです。

妊娠後、妊娠線、肉割れという状態に悩む人も少なくありませんが、この点についてもこの本で触れています。じっくり読むと皮膚の治療についてよく理解できる本です。

白斑はここまで治る2

白斑になると誰もが思うこと、もしかしたらもうこの皮膚は戻らないのかもしれない、このまま白斑が広がるのかもしれないという気持ちを改善してくれる本が「白斑はここまで治る」となります。白斑については近年、難治疾患と呼ばれていながらも、劇的に治療が進んでいるのです。

この本の著者が開発したドーム光両方、皮膚移植と光線療法について、細かくわかりやすく伝えてくれています。白斑に悩む患者さんに、現代の白斑治療を伝える本なのです。

医師による切らない「白斑(肌の色むら)・乾癬(慢性皮フ炎)」の最新治療


聖マリアンナ医科大学医学部を卒業後、様々な医療機関で活躍されてきた皮膚科の権威がかかれている本が、「医師による切らない「白斑(肌の色むら)・乾癬(慢性皮フ炎)」の最新治療」という本になります。この本では、皮膚移植などの外科的治療ではなく、きらずに白斑を治療しようという画期的な情報を伝えてくれているのです。

白斑に悩む多くの方は、最終的に外科的治療が必要かもしれないと不安を持っています。でも、外科的治療を行わずに治療する方法もある、白斑の治療はこの先ぐんぐん成長するということを伝えてくれる本です。

まとめ

皮膚に疾患を持つと、それがお腹でも背中でも気になります。まして手、足、顔などの露出する部分に白斑ができると、ほとんどの方が不安を持ち、この先どうなるのだろう?と落ち込むのです。

白斑は確かにいまだ解明に至っていない病気ですし、研究継続が進められている状態となります。しかし、以前と比較するとメカニズムなども少しずつわかってきていますし、白癬の治療法についても前進しているのです。この先、白斑に悩む人に対して治療法が確立されていることを期待し、今できることをしっかり行っていくことが大切だと思います。