赤ら顔の原因はこんなに!自分に合った方法で赤ら顔を改善しよう

人は、極端に緊張したり、恥ずかしい思いをしたりすると一時的に顔が赤くなってしまうことがあります。顔の広範囲だけでなく、頬や鼻の周りなどの目立つ部分が赤くなった状態は「赤ら顔」と呼ばれますが、その原因は、皮膚炎、ホルモンバランスや自律神経の乱れなどさまざまで、改善するのであればそれぞれの原因に合ったケアの方法で対処する必要があります。そこで、赤ら顔の原因や対処法について説明します。

赤ら顔のメカニズム

毛細血管が拡張して血流が増え皮膚表面から透けてみえる


赤ら顔には「毛細血管拡張症」という正式名称があります。皮膚には、角質層や基底層などを含む表皮の下に真皮があります。真皮には毛細血管が密集していますが、普段はあまり目立ちません。何らかの原因によって毛細血管が拡張すると血流が増えると、表皮からも毛細血管が透けて赤く見えます。特に鼻や頬など、表皮が薄い部分は毛細血管が見えやすいため部分的に赤く見えることがあります。

温度が上がった時

湯船につかったり、サウナに入ったりした後に汗が出るだけでなく、顔全体が真っ赤になることは誰にでもある症状です。皮膚の真皮に密集している毛細血管は、外気温に合わせて血管を拡張・収縮することで皮膚の温度を一定に維持する働きがあります。温度が上がると毛細血管が拡張して血流が増加するため、赤ら顔になります。拡張と伸縮を繰り返すと毛細血管の収縮力が低下するため、皮膚の温度を下げないように拡張していた毛細血管は収縮せずに赤ら顔が定着することになります。

興奮や緊張によるもの

皮膚の真皮に密集している毛細血管は、温度の上昇によって拡張することで表皮層から赤く透けて見えることで赤ら顔になります。しかし、毛細血管の拡張は温度差だけで起きるものではありません。興奮・緊張状態になっても毛細血管は拡張します。急に人前に出ることになったり、人前で恥をかいてしまったりすることで顔が真っ赤になるというのは、毛細血管の拡張が原因です。緊張や興奮による一時的な赤ら顔は誰にでも起こることですが、顔が赤くなることに不安がある、なかなか赤ら顔が治らないという場合は、対人恐怖症の1つである赤面症である可能性も考えられるでしょう。

赤ら顔になる原因はこんなにある!

脂漏性皮膚炎


赤ら顔は、毛細血管の拡張が主な原因となりますが、その他にもさまざまな原因があります。皮膚疾患の1つである脂漏性皮膚炎は、鼻や鼻の周りなどの皮脂分泌が盛んな部分に多く見られるもので、過剰な皮脂と肌バリアのために備わっている常在菌が反応することで炎症を起こすものです。余分な皮脂が空気に触れることによって酸化し、常在菌と反応して発症するのが一般的ですが、ニキビをともなうこともあり、さららに赤みが増すことになります。

自律神経が乱れている

自律神経は、体温を調節したり、心臓から血液を送りだしたり、消化を促進したりなど、生命維持のために重要な働きを担っています。血管の維持管理や血流のコントロールにも深く関わっているため、自律神経が乱れていると血流が不規則に増減することになります。自律神経が乱れて交感神経が緊張した状態になると、毛細血管が拡張したままうっ血した状態となって表皮から透けて見えやすくなります。緊張や興奮で赤ら顔になるのも自律神経の働きが関係していると考えられるでしょう。

ステロイド外用剤、放射線照射により皮膚が萎縮

皮膚の炎症を抑えるために効果を発揮するステロイド外用剤は、強い炎症をともなう湿疹やアトピーの治療で使用されることが多い薬です。しかし、その一方でステロイド外用剤の強い成分による副作用も問題になっています。ステロイド外用剤は、アレルギーを抑えると同時に皮膚の細胞増生も抑えてしまうため、皮膚が薄くなります。その結果、表皮から血管が透けて見えることで赤ら顔になることがあります。また、放射線照射も繰り返すことによって、皮膚の委縮などの変化がみられ赤ら顔になりやすくなります。

寒冷地で育った人は赤ら顔になりやすい


東北地方などの寒冷地で育った人は、頬だけがリンゴのように真っ赤になりやすく一目で東北人とわかってしまうことがあります。寒冷地では、零下の外気温と暖かい室内の急激な温度差によって皮膚の毛細血管が拡張、収縮を短時間に何度も繰り返すことが原因であると考えられています。温度差が大きい室内と屋外の行き来を繰り返すことによって、収縮力が徐々に低下し、毛細血管が拡張したままの状態となることで、赤ら顔になりやすいといえます。

ホルモンバランスが乱れている

女性は生理周期によってホルモンバランスが大きく変化します。また、閉経に向けて更年期を迎えることになりますが、更年期障害の1つにはほてりによる赤ら顔がみられることがあります。「ホットフラッシュ」は寒い季節で突然熱くなり大量に汗をかく症状です。卵巣機能が低下し、女性ホルモンの1つであるエストロゲンが減少することで、自律神経が乱れて起こります。ホルモンバランスを整えることが赤ら顔の改善につながるでしょう。

敏感肌の人

敏感肌の人は肌バリア機能が低下しており、角質層が丈夫でないこともあって外部からの刺激を受けやすい状態になっています。また、もともと毛細血管の密集率が高かったり、表皮が薄かったりする人も多く外部からの刺激が真皮に伝わりやすいことも、敏感肌の人が赤ら顔になりやすい原因の1つとして考えられます。紫外線や摩擦など外部の刺激を受けることによって毛細血管が過敏に反応し、拡張して赤くなることで赤ら顔いなりやすいと言えるでしょう。

ニキビやニキビ跡によるもの


ニキビやニキビ跡は肌の炎症と深い関わりがあります。炎症をともなう赤ニキビなどができるとニキビの周りの皮膚の下にある毛細血管が拡張されて赤くなります。ニキビを刺激せずに炎症が治まれば赤みも消えますが、治らないうちに新しいニキビが次々にできて炎症がいつまでも続くと毛細血管の収縮力が低下し、拡張したままの状態となり、赤ら顔の原因となるのです。そのような状態が長引くことでニキビが治っても赤みが残ってしまうこともあります。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、アレルギーの過剰反応によって炎症を起こすことで、皮膚の下の毛細血管が拡張しっぱなしでうっ血した状態が続いて赤ら顔の原因となることがあります。また、強い痒みをともなうため、かきむしることで炎症がさらに悪化し、赤みが強く残ってしまうことになります。アトピーの炎症が治まっても、保湿などの適切なスキンケアをしなければ乾燥肌となり、炎症を繰り返すことになるので注意が必要です。

酒さ

「酒さ」という言葉を知らないという方も多いでしょうが、中年以降に発症することがある皮膚疾患の1つです。飲酒したときに鼻や頬などが赤くなる状態と似ていることから、酒さと呼ばれています。紫外線や温熱、寒さなどの温度差、飲酒、香辛料、運動、化粧品などさまざまな原因が症状を悪化させるとされています。原因はよくわかっておらず、皮脂腺が増殖することで毛細血管が増え、それにともなって赤みや吹き出物、しこり、毛細血管の拡張などによって悪化する慢性炎症性疾患です。

スキンケアやお化粧はどうしたらいいの?

保湿をしっかりとする


洗顔、保湿はスキンケアの基本であり、健やかでみずみずしい素肌を維持するためにも、特に洗顔後の保湿は十分に行う必要があります。保湿は乾燥肌だけでなく、脂性肌、敏感肌も共通して重要であり、肌に刺激や摩擦を与える原因となる乾燥した状態にならないようにすることが大切です。特に敏感肌の人は真皮の毛細血管に刺激が伝わりやすいため、刺激の少ない肌質に合った化粧水を選ぶことがポイントとなります。

UVカット効果のある化粧下地を使う

日焼けも赤ら顔の原因の1つです。日焼けによる赤ら顔は、肌がやけどしている状態となり、回復にも時間がかかることから、日頃から紫外線対策を適切に行う必要があります。UVAを浴びるとバリア機能が低下した肌は刺激を受けやすい状態となり、さらに強いエネルギーをもつUVBを浴びて毛細血管が拡張し、炎症を起こすことによって赤ら顔になります。ファンデーションを塗るまえにUVカット効果のある化粧下地でしっかりとカバーしましょう。

ミントグリーンのコントロールカラーを使う

COSCOS(コスコス) カラーコントロールベース ミントグリーン
透明感のある陶器のような肌、キャラクターそっくりのツヤ肌を再現するために開発されたコスプレイヤー専用下地です。ファンデーションをしっかりと密着させ化粧崩れを防止することができます。また、ミントグリーンのコントロールカラーなので、ニキビ跡や赤ら顔などの気になる悩みを解消してくれます。カバー力に優れているのに、重ね塗りをしても重くならない自然な肌に仕上がるのも魅力です。

リキッドタイプのファンデーションがおすすめ

ラナレイ プリズムCCクリーム ベージュ 30g
肌への密着度が高く化粧崩れしにくいリキッドタイプのファンデーションは、赤ら顔をカバーしたい人の強い味方です。ファンデーション、化粧下地、カラーコントロール、コンシーラー、日焼け止め、美容液、などの8種類の機能が1本に凝縮された多機能CCクリームなので、さまざまな化粧品を重ね塗りする必要もありません。SPF50+、PA++++の優れたUVカット機能があるのに、厚塗り感が全くなく、朝塗れば夕方まで美しい肌を維持することができます。

脂漏性皮膚炎の場合

顔や頭皮など皮脂が多い部分に炎症が起き、かゆみを伴う

脂漏性皮膚炎は、顔や頭皮など皮脂腺が多い部分にかゆみをともなう炎症が起きるものです。皮膚や髪の毛を保護するために分泌される皮脂は、バリア機能をもつものですが過剰に分泌される状態が長く続くことで、ニキビや炎症などを起こす原因となり、顔では赤ら顔の原因となることもあります。遺伝的要因や環境的要因のほか、ストレスなども関係していると言われています。一般的には男性に多いとされていますが、女性も体調不良やホルモンバランスの乱れによって発症することがあります。

マラセチアというカビが原因で起こる


脂漏性皮膚炎は、真菌の一種であるマラセチア菌とよばれるカビが原因となることで知られています。肌バリアのために必要な常在菌の1つですが、皮脂を栄養分とするため過剰に皮脂が分泌されると増殖して、肌に炎症を起こし赤ら顔の原因となります。過剰な皮脂分泌だけが原因ではなく、ホルモンバランスや自律神経の乱れ、ストレス、ビタミンBの不足など、さまざまな原因があるため、スキンケア以外のケアにも注意が必要です。

ストレスを溜めないようにし睡眠をしっかりとる

脂漏性皮膚炎は、日常生活のストレスをきっかけとして憎悪することが知られています。ストレスを溜めないようにするとともに質の高い睡眠をしっかりととることが大切です。皮膚は顔だけでなく、さまざまな部分でターンオーバーによって新陳代謝が繰り返されています。成長ホルモンが活発に分泌されることでターンオーバーが活性化されるゴールデンタイムを確保しながら睡眠を十分にとるようにしましょう。

枕カバーをこまめに取り換えて肌に触れる部分を清潔に

脂漏性皮膚炎は、炎症や吹き出物などができ肌が刺激に過敏になっている状態となります。肌のバリア機能も低下しているため、外部からの雑菌なども侵入しやすくなっています。枕カバーや布団が顔にかかる部分などは、肌から落ちた古い角質や皮脂などが溜まって雑菌が繁殖しやすい状態になります。こまめにカバーを取り換えて肌に直接当たる部分を清潔に保つようにしましょう。

症状がひどい場合は病院で薬を処方してもらう


脂漏性皮膚炎が悪化するとセルフケアだけでは、赤みや炎症、かゆみなどを改善できないことがあります。皮膚科を受診すると皮膚の状態によって、ステロイド剤や抗真菌剤などを塗布して症状を緩和させる治療が行われることもあります。ステロイド剤は副作用が強いことでも知られていますが、症状が悪化した脂漏性皮膚炎の場合は、弱いステロイド剤と抗真菌薬を併用した治療が改善につながることもあります。早めに皮膚科医に相談するようにしましょう。

生活習慣を改善する

敏感肌の人は正しい洗顔をして自分に合ったケア用品を使う

敏感肌の人は、肌のバリア機能が低下しており外部からの刺激に過敏になっている状態であるため、洗顔や保湿には特に注意が必要になります。刺激の少ない弱酸性の洗浄剤を手のひらでよく泡立て、泡を滑らせるように優しく洗顔すること、熱いお湯ではなくぬるま湯を使って洗顔することなどもポイントとなります。また、水分や油分を補う化粧水や乳液、クリームなどもアルコールなどの刺激が少ないものを選ぶようにしましょう。

脂っこいものや辛い物を控える

赤ら顔は、毛細血管が拡張することで起こることが多いため、スパイスやカフェイン、アルコールなどの香辛料が効いた食べ物は控えた方がいいでしょう。また、脂っこいものも血流を悪くするため過剰に摂取しないようにすることが大切です。野菜や果物に含まれるビタミンは美肌やアンチエイジングだけでなく、赤ら顔の改善にも効果があると言われています。ジャンクフードや激辛料理はなるべく避けて、ビタミンが多く含まれる食事を意識しましょう。

栄養バランスのとれた食生活を

食事
赤ら顔は、表皮が薄くなって毛細血管の拡張が透けて見えやすくなるものでもあります。赤ら顔を体のなかから改善するためには、栄養バランスのとれた食生活から生活を改善することも大切です。抗酸化作用の高いビタミンC、血流の改善を図るビタミンK、皮膚や粘膜の修復や保護に作用するビタミンEなど、美肌にいいとされるビタミンを積極的に摂取することも大切です。バランスのよい食事で肌や血流の状態が改善されれば、顔の赤みも気にならなくなるでしょう。

適度な運動で血行不良とストレスを解消する

血行不良で血液の流れが悪くなると、毛細血管は収縮を繰り返しながら、拡張したままの状態になってしまうことがあり、これが赤ら顔の原因となることがあります。適度な運動をすると血流が改善され、血管が拡張しにくくなるでしょう。また、運動はストレス解消にも効果があるため、自律神経の乱れも改善されることによって血管の収縮力も正常に戻すことが期待できます。このように、スキンケアだけでなく運動で生活習慣を見直すことも大切です。

根本的に治療をするなら美容クリニックへ

フォトフェイシャルなどの光レーザーで赤ら顔を改善

スキンケアや生活習慣の改善などでは治らない赤ら顔を根本的に治療したいのであれば、美容クリニックを活用するという方法もあります。美容皮膚科などの治療では、赤ら顔を改善するためにレーザー治療やフォトフェイシャル、イオン導入などが行われます。毛細血管を縮小して目立たなくすることを目的として施術されるものです。フォトフェイシャルでは、レーザーよりも広域でソフトな光を使用して、毛細血管を縮小させることで拡張が目立たなくすることで赤みを改善します。

費用は1回に10,000円~30,000円ほどで複数回通う場合も


赤ら顔の治療では、皮膚科のレーザー治療で一部保険適用となる場合もありますが、ほとんどは保険適用外の自由診療が基本となります。光レーザーなどの施術では、費用が1回につき10,000円~30,000円ほどとなります。顔の赤みの範囲が広かったり、真皮の奥まで色素が沈着していたりする場合は、1回の施術では改善できないため複数回の通院が必要となることもあります。

副作用や注意点をあらかじめしっかり聞いておく

レーザー治療やフォトフェイシャルなどは光を皮膚に直接照射して毛細血管を縮小する施術となります。毛細血管だけにピンポイントで働きかけることは難しいため、健康な皮膚に炎症などの副作用が生じる可能性もないとは言えません。施術前のカウンセリングでどのような効果があるのかとともに副作用や施術後の注意点などについてもしっかりと確認しておくことが必要です。

まとめ

毛細血管拡張症といわれる赤ら顔には、寒暖差や血流、緊張や興奮などの精神状態、ストレスや栄養バランスなど、さまざまな原因があると考えられます。赤ら顔の改善には、洗顔、保湿などのスキンケアに注意すると同時に食生活や運動などの生活習慣の見直しも必要です。セルフケアで改善が難しい場合は、副作用などを確認したうえで美容クリニックの施術を活用するのも1つの方法となります。