小顔になるためのケア
女性なら誰でも小顔になりたいと思うものでしょう。不摂生や寝不足、ストレスなどが原因となって顔がむくんで大きくなることもあり、生活全般の見直しを図ることも大切です。
それとともに、顔を動かしたり、
顔に刺激を与えたりすることによっても小顔効果が得られるといわれています。そこで、特に小顔に効果があると言われている、リンパマッサージ、小顔整体、顔の体操について解説します。
リンパマッサージ
リンパマッサージとは、リンパの流れを改善して溜まった老廃物の排出を促すためのマッサージです。毎日の生活で老廃物は徐々に蓄積されていくことによって滞りが生じることがあります。
リンパの詰まりが原因となって体がむくみ、足だけでなく顔がパンパンに腫れてしまうこともあります。リンパマッサージにはリンパの流れだけでなく血行をよくする効果もあるため、新陳代謝を高めてダイエットにも効果を得ることができるでしょう。
小顔整体
小顔を目指すには、フェイスマッサージやリンパマッサージなどの方法もありますが、美容整体などでは骨格の矯正から小顔を目指します。
顔の歪みやたるみによって顔が大きくなる原因には、いくつもの骨がパズルのようにつながっている頭蓋骨の接合部分である縫合線が広がるということもあります。整体矯正することで、たるみやほうれい線などがなくなり、小顔を手に入れることができるでしょう。
顔の体操
いつでもどこでもできるフェイストレーニングの本が人気となっています。顔には普段使わない筋肉がたくさんあり、加齢とともに重力に逆らえなくなって下へと落ちることで顔全体がたるんでいきます。
目の周りの筋肉や口の周りの筋肉などを意識的に鍛えることによって、顔全体が引き締まり小顔効果があると言われています。目や舌の動きも一緒に動かすとさらに効果で気です。
リンパマッサージの効果
老廃物を運び排出するという重要な役割をもつリンパ管は、新陳代謝やアンチエイジングなどに深い関係があるだけでなく、リンパの流れが滞ることによって顔のむくみが生じることもあります。
リンパマッサージは、リンパの流れを改善して老廃物の排出を促すために重要なものですが、その主な効果として、むくみや冷え性、二重アゴの解消・改善をあげることができます。
むくみが取れる
リンパマッサージの効果のなかでも最も顕著に表れるのがむくみの解消ではないでしょうか。むくみは、徐々に蓄積されていく老廃物がリンパ管を詰まらせて流れが悪くなることによって起こるものです。
リンパマッサージによってリンパの流れを改善することができれば、体全体のリンパの流れがよくなりむくみがちな足や顔がスッキリとします。むくみが気になるという方はまずリンパマッサージから始めてみてはいかがでしょうか。
冷え性が改善する
リンパの流れが滞るということは同じように体中を循環する血液の流れも悪くなっている可能性があります。足先や指先など末端部分が冷えるという場合は、血行不良であることが主な原因となります。
リンパマッサージをすればリンパだけでなく血液の流れも改善することができるので、結果として冷え性を改善することができるのです。リンパマッサージをすると肩こりが解消するというのも、肩のリンパとともに血行改善がなされるという理由からでしょう。
二重アゴが良くなる
体全体が太っているというわけではなく二重アゴが気になるという方は、顔のリンパや血液の流れが滞っていて老廃物などが原因として二重アゴになっている可能性があります。
リンパマッサージをすることによって、皮膚表面のリンパや血液の流れがよくなるだけでなく、皮膚を支えている筋肉まで鍛えられるため、顔が引き締まり二重アゴの改善につながります。
リンパマッサージをするときのポイント
顔のリンパマッサージは、ツボを押さえたり、やみくもにマッサージしたりするだけでは効果がありません。リンパにはリンパ節をはじめとして、老廃物が蓄積して流れが悪くなりやすい部分があります。
また、リンパを流す方向にも決まりがあるので間違ってリンパを逆流させないようにすることも大切です。そこで、リンパマッサージをするときに注意すべきポイントについて説明します。
フェイスラインのリンパ節を意識する
小顔効果を得るためには、顔全体のリンパの流れをよくする必要があり、特にフェイスラインのリンパ節を意識することが大切です。例えば、耳たぶの近くのフェイスラインには、老廃物を流し出す要となるリンパ節があり、ここを重点的にケアするだけでも顔がスッキリとします。
あごの下から耳の後ろのリンパ節まで、フェイスラインにそって老廃物を流すようにして仕上げに耳の後ろを押すようにするとうまくリンパが流れるようになります。
デコルテラインのリンパを流す
デコルテラインには鎖骨があり老廃物が溜まりやすい場所となります。また、頭や顔へリンパや血液を送り届ける役割がありますが、常に重い頭部を支えているため圧迫されて流れが滞りやすくなるものです。
鎖骨の下の雲門、脇の下のリンパ節を意識し、フェイスラインからながしてきたリンパを脇の下に流すことでも顔がスッキリとした印象になります。お風呂上りなどにデコルテをマッサージする習慣をつけるといいでしょう。
ニキビなどの部分は避ける
リンパマッサージは顔の表皮だけを刺激するものではありませんが、初心者はつい肌を滑らせるようにやってしまうものです。肌への摩擦もあるため、間違ったマッサージは肌トラブルのもととなることを理解しておく必要があります。
傷やニキビなど顔に炎症やできものがある場合は、刺激を与えることで悪化させるおそれもあるため、その部分を避けるようにしてマッサージするようにしましょう。
小顔に逆効果となるNGマッサージとは
正しいやり方でリンパマッサージを行えば、顔の血行やリンパの流れを改善することができるため、結果として小顔効果を得ることができます。しかし、肌に過度の刺激を与えるような表面的なマッサージを行うとさまざまな肌トラブルが生じることもあります。
自分でリンパマッサージをする際についやってしまいがちなNGとなることについて説明します。
クレンジングと一緒にマッサージをする
普段から顔のマッサージというとコットンなどを使って行うクレンジングがあります。クレンジングは、肌に残ったメイクや余分な皮脂などを取り除くために行うためのもので、リンパマッサージとは異なります。
クレンジングでは肌の表面を目的としてマッサージを行うため、一緒にマッサージをして肌に過度なダメージを与えないようにすることが大切です。また、クレンジングの成分によって肌バリアに必要な皮脂まで奪ってしまう可能性もあります。
強くこする
マッサージだけでなく、洗顔やスキンケアにおいても肌を強くこすることはNGです。肌は外部からの刺激に弱く、ダメージを受けてさまざまな肌トラブルを引き起こします。
顔のマッサージを行う場合には、丁寧に優しく行うことがポイントとなります。強くこすりながらマッサージするとシワやたるみができ、アンチエイジングとは逆効果となることがあります。同様に洗顔やスキンケアなど、普段の顔の手入れにおいても強い刺激を与えないようにしましょう。
まとめ
小顔はそれだけでスタイルがよくみえトータルで美人と思われるものです。顔のたるみやむくみは、血行やリンパの流れが滞ってしまうことが原因で起こりやすいものです。
リンパマッサージは、血液やリンパの流れを改善して老廃物の排出を促すことができるため、むくみやたるみの解消となり、結果として小顔効果を得ることができます。自分で行う際には、リンパの流れる方向や刺激を与え過ぎないことに注意して行いましょう。