円満に離婚するにはどうすれば良い?子どもありのケースもご紹介

どんなに仲の良かった夫婦も、ちょっとしたすれ違いでその愛も終わってしまうもの。その先にあるのは「離婚」です。悲しい結末ではありますがお別れをする時くらいはスムーズに、そして後を引きずらないような「円満離婚」で終わらせたいものでしょう。

喧嘩や言い合いで離婚を決意してしまった場合はそれがなかなか出来ず、話し合いの埒が明かない場合もあるでしょう。円満離婚は片方だけが納得してはいけません、夫婦がお互いに100%納得のいく離婚をすることを指します。

今回は、そんな離婚に悩める方のために、円満離婚をするにはどうしたらいいのか、子供がいる場合はどうするのがいいのかをご紹介していきたいと思います。

円満離婚するためには

仲人や上司に相談する

円満離婚をするためには、自分一人の力や考えでは難しい場合があります。離婚とは人生でそう何度も沢山経験する事ではありません。なので円満離婚をする為にどうすればいいかを最初から知っているわけはないのです。

そんな時は結婚式の時にお世話になった仲人や、信頼している上司などに相談してみるといいでしょう。彼らは自分のパートナーの事を知っている人であるならあるほど、こういった話で争ってほしくないと思ってくれています。

また、離婚経験のある方であるならばその時の話を聞いたり、アドバイスをもらうのも良いでしょう。身内ではなく第三者の意見を取り入れる事は違った視点で気づかされることも多いのです。

家族に相談する

円満離婚をするには、まず身内である家族に相談する事も忘れてはいけません。自分の事もパートナーの事も知っていて、普段からふれあいのある人からの言葉は重みが違います。

家族はみんな味方です。けれど、それは自分だけではなくパートナーに対してもです。円満離婚をしたいというのは自分だけでなく、家族も願っている事ですから、スムーズに離婚が成立させるためにさまざまな協力をしてくれることでしょう。

法律相談を利用する

円満離婚をしたいと冷静に話し合い、努力をしても、片方が少しでも納得のいかなことがある場合はなかなか難しい話です。元々、離婚をするという経路に至るためにさまざまな困難があったはずです。仲が良いのに別れる事はありませんから、そういった不仲からすれ違いはあるでしょう。

そこで、どうしても話がうまくいかないとなったら法律相談を利用してみましょう。離婚に強い弁護士は沢山居ます。的確なアドバイスはもちろん、そういったプロの方に相談するだけでも気持ちを落ち着ける事が出来るでしょう。

別居の実績を作る

離婚が認められるためには条件があります。それは、婚姻関係が破綻している状態であることです。婚姻関係が破綻している認められる中でも「別居の実績」が含まれます。

法律上、夫婦は同居して互いに助け合わなければならないというものがあります。例外として単身赴任などで別居しなければいけないことを除き、夫婦として暮らしていくことはもう出来ないといった状況での別居の実績があれば、婚姻関係の破綻が認められ、離婚を請求することが出来るのです。

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性格の不一致

価値観がズレていたり、気持ちがすれちがってしまうと相手に不信感を抱いたり、喧嘩になってしまう夫婦も多いでしょう。趣味などが合わないならまだしも、性格が合わないとなってしまったら一緒にいるのも辛いと思うかもしれません。

夫婦生活は恋人同士の頃とはまた一味違ってきます。恋愛関係ではなく、信頼関係が必要になってくるのに対し、そういった気持ちがすれ違ってしまえば寂しさや悲しみ、そして怒りの感情に襲われるのも無理はないでしょう。

育児をしない

育児とは本当に大変なものです。主に女性である妻が育児を担当し、夫が家族を養うために仕事を頑張る家庭は多いと思いますが、育児は出来れば分担するのではなく夫婦ふたりでやっていきたいと思うのが女性の気持ちです。

なぜかというと、育児をするというのは言葉で説明する以上に大変なことで、眠ることはもちろん休むことも許されず24時間常に子供を見ていなければなりません。もちろん生活もあるわけですから家事をしなければなりませんし、ひとりで育児をするのは大変なのです。

そういう状況でも育児を手伝ってくれないとなると、大変な時に何もしてくれない、となればパートナーとのこの先の将来が見えなくなってしまうことがあるのです。

どちらかの不倫

不倫は「魔が差した」なんて言葉で片づけられるほど軽いものではありません。結婚しているのに他の人間と恋愛関係に陥ることは男性であれ女性であれ、軽蔑される対象です。

結婚式での「誓い」とはなんだったのか。信頼を大きく裏切ることになった結果の先には離婚が待っていてもおかしくはありません。たった一度だけの過ちが、最も大事なものを壊してしまう事はあるのです。

裏切りによって心を傷つけられたわけですから、人として軽蔑されることはもはや当たり前の事でしょう。このような別れ方をさせてしまっては、円満離婚という言葉を使うのは相手にとって更に屈辱的な追い打ちをかけてしまうかもしれません。

義実家の軋轢

嫁姑問題という言葉があるように、パートナーとの仲は上手く行ってるのに、パートナーの家族と問題があって離婚してしまうというケースも少なくはありません。

特に、息子をとても可愛がっている母親は、息子を嫁に横取りされたと思って意地悪してしまう、という話はよくドラマでも題材にされている事もありますし、実際にそういった家庭の話を聞くと思います。

パートナーとの仲がどれだけ良くても、この先パートナーの家族と上手くやっていけないと思ってしまったら、パートナーとは離婚せざるを得ないという状況に追い込まれてしまうこともあるのです。

専業主婦が離婚したいと思う瞬間

夫が帰ってこない

夫は仕事に出かけ、専業主婦は家の事を任されており、それらがそれぞれのライフワークとなります。専業主婦には休みはありません。家は24時間そこにあり、それを任されている専業主婦は家事という仕事を年中無休でし続けなければなりません。

そうやって家庭を守り続けているのにも関わらず、夫が帰ってこない日があると不安になるでしょう。仕事が忙しかったりするのはもちろん、たまに呑みに行ってくるのも良いですが、頻繁に帰ってこない日が続くと不倫を疑ったりしてしまうこともあります。

家に帰ってこないパートナーを、パートナーと呼べるのでしょうか。家に取り残され、家事をし続けるしかない生き方に疑問をもち、離婚したいと思ってしまう専業主婦もいるのです。

子どもに興味を示さない

夫婦の愛で生まれた子どもですから、可愛がるのは当たり前のことですし、子育てをしていく義務があります。しかし、夫が子育てを手伝わないどころか、子どもに愛情を示さない、興味も向けないとなると頭にきて当然でしょう。

それは家族を大事に出来ない、愛せないということですから、この先子どもに対して悪い影響も考えられますし、不仲から暴力に走ってしまう親だっている時代ですので不安しかないでしょう。

ましてや子育てはひとりでは大変です。そんな時に手伝ってもくれないパートナーだと知ってしまったら、離婚するしかないと思ってしまう専業主婦も少なくはないでしょう。

家事をしてくれない

家事は専業主婦の仕事だと言ってしまえば確かに形式上ではそうかもしれません。しかし、そうやって全て押し付けて何もしないのはただの怠慢です。

頭の固い考えで家事を全てやってもらうとなると、専業主婦に休みはありません。自分は仕事をしてきていると偉そうに言われても、職種が違うだけで専業主婦だって毎日大変な仕事をしています。

それすら理解しようとせずに家事をなにひとつやってくれないパートナーに関しては不満がつのるばかりです。この先もずっとこの人の奴隷なのかと想像してしまうと、離婚を考えてしまう主婦も多いのではないでしょうか。

経済的に苦しい

どんなに夫婦仲が良くても、愛だけで生きていくのはとても難しい事です。生活にはお金が必要です。しかし、夫の給料が少なくてやりくりできない、夫がリストラされた、などといった理由で経済的に苦しくなってしまうと夫婦生活に不満は出てくるでしょう。

家に住むにも、食べていくにも、税金を払うにも、生きていくだけでお金はかかってきます。経済力が高いという理由でモテる人がいる世の中ですから、経済力がない人、なくなってしまった人からは人が去っていってしまうケースもあるのが現実です。

ねぎらってくれない

世間では「専業主婦は家で楽をしている」という風に未だに思われがちな所がありますが、専業主婦に休みはなく、一生家事に追われ続ける仕事です。家の掃除などはもちろん、夫の食事、夫の衣類の洗濯、夫の身の回りの世話。子供が居れば倍以上の仕事が専業主婦を待っているでしょう。

それなのに自分だけが仕事をしてきたような顔をし、家事をするのは当たり前だと思い込んでしまい、ねぎらいの言葉ひとつもくれない夫に「何のために家事をしているのだろう」と思い始めてしまうのも無理はありません。

どんなに小さなことでも日頃の感謝は互いにするものです。ですが、そういったねぎらいもない場合はパートナーとの未来も見えなくなってしまうのです。

子供ありで離婚するには

財産分与をきちんとする

円満に離婚するには欠かせないのが財産分与です。財産分与とは、これまでの結婚生活において、夫婦で協力して築き上げてきた財産を、夫婦で分配することを言います。

分配は、離婚の際にそれぞれの貢献度によって分配され、夫婦の経済力の弱い方の生活を保護するためにある制度です。こういった財産はもちろん、お金関係に関しては夫婦でなくてもスッキリさせたいものですから、円満離婚に向けてきっちりと話し合いをしていくことが大切です。

養育費を取り決める

離婚する際に子どもが居た場合は養育費が必要となってきます。養育費とは子供を教育させるために必要な費用で、これは親に経済的な余裕がなかったとしても必ず発生する費用です。
離婚は親のエゴですから、子供には何の罪もありません。子供は親に振り回される形で家庭を壊されてしまい、どちらか一方の親と離れ離れにさせられてしまいます。

このことをしっかり考えた上で、夫婦でよく話し合い、お互いに納得するだけでなく、子供にもこれ以上悲しい思いをさせないためにも、子供にとって一番良い結果になるよう相談しましょう。

子どもの監護者を決める

子どもの監護者、つまり親権ですが、これもしっかり話し合って決める事が円満離婚のポイントです。夫婦仲が悲しい結果に終わってしまっても、子どもとは離れたくないと思ってしまうのが親というもの。

しかし、離婚をするにはどちらか一方が引き取らなければなりません。その場合、自分たちがどうしたいかではなく、子どもにとってどちらが引き取ることによって幸せなのかをじっくり考えましょう。

子どもの意見を聞いてみるのも良いですし、経済力の大きさで決めるのも一般的です。一番に子どもが納得できるような離婚が、円満離婚と言ってもいいかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。円満離婚は、離婚をするに至った理由によっては一筋縄ではいきません。しかし、夫婦の終わりこそスムーズに、ずるずると引きずらないような終止符を打ち、これから別々の人生で幸せになっていくことを考えられるような離婚が出来るのは素敵な事です。

円満離婚をするためにはパートナーを尊重し合い、そして子どもがいる場合は一番に子どもの未来、そして幸せを考えてじっくり話し合っていくのが大事なのです。