アイライナーの種類
アイライナーは、ぼんやりしがちな目元をキリッと引き締め、印象的な目元を演出するのに欠かせないメイクアイテムです。数あるアイメイクアイテムのなかでもアイシャドウと並んで重要なポイントづくりに活躍するものと言えるでしょう。
目の形をすっきりと整えて際立たせるアイライナーのテクニックは難しい印象がありますが、ちょっとしたコツをマスターすれば、さまざまな印象の目元をつくり出すことができます。アイライナーにはさまざまな種類があり、それぞれに特長や使い勝手が異なります。3つのタイプのアイライナーの特徴について説明しましょう。
リキッドタイプ
リキッドタイプのアイライナーは、液状で線がはっきりと描かれることから、目元を強い印象に仕上げたいときに向いています。筆ペンに似た形状となっており、使い方次第で細くいライン、太いラインを自由に描くことができます。
ハリウッドスターのように太く描けばグラマラスな女性を演出することができます。はっきりとした線が描かれることから初心者向きとは言えず、アイライナーに少し慣れてからチャレンジするのにぴったりと言えるでしょう。
ジェルタイプ
ジェルタイプは、リキッド、ペンシルのちょうど間のような質感を味わえるアイライナーで、ナチュラル過ぎず、かといってはっきりもし過ぎないというほどよいラインを描くのに向いています。水や皮脂に強く長持ちするというメリットとともに、柔らかな質感でラインが引きやすいという使い勝手のよさも特徴となっています。
筆でジェルを取って描くのが一般的で、まつ毛の隙間を埋めるように描いたり、筆の寝かせ方によって線の太さを変えて描いたりと、自由自在に描くことができるのも大きな魅力です。
ペンシルタイプ
ペンシルタイプは、初心者に最もおすすめのアイライナーです。アイラインを引くことに抵抗がある人でも、自まつ毛が濃くなったような自然な仕上がりで目元の印象をよくすることができます。鉛筆と同じように芯にはさまざまな種類があるため、柔らかめのものを選べばまぶたへの刺激も少なく滑らかにラインを引くことができるでしょう。
アイメイクではアイシャドウと併用することが多いものですが、初めて使う場合はアイライナーでラインを引いた上からアイシャドウを乗せるようにするとラインが少しずれていても修正が可能です。
ナチュラルなアイメイクのコツ
ナチュラルなアイメイクとは、メイクの手を抜くことではなく、あくまでも自然な仕上がりにすることが目的となります。ばっちりメイクで盛った感じは全くないのに、さりげなく目元がはっきり、ぱっちりしていると感じさせるある意味高度なテクニックと言えるでしょう。
派手さを抑えながらも魅力的な目元はナチュラル美人メイクに欠かせない条件です。アイメイクのアイテムとして欠かせない、アイシャドウ、アイライナーの使い方を中心にナチュラルなアイメイクのポイントやコツについて説明します。
ブラウン系カラーのアイシャドウを使う
アイシャドウには、ブルー系、オレンジ系、イエロー系、グリーン系などさまざまなカラーバリエーションがあり、カラーによって与える印象には大きな違いがあります。以前は、奇抜で派手なカラーのアイシャドウをつけることがおしゃれというイメージがありましたが、ナチュラルメイクが人気の現在では敢えて色調を落とすメイクが人気となっています。
なかでもおすすめなのは、ブラウン系です。ブラウン系のアイシャドウは日本人の肌の色や目の色とも合わせやすく、ブラックよりもしっくりとなじむカラーです。アイシャドウをつけているという感じもあまりしないので、ビジネスシーンでも目立ち過ぎることがありません。
目尻は長めに描く
初心者にとってアイメイクの要となるアイライナーは、どのようなラインを引けばいいか迷うものです。顔の中心に近い目頭に意識が集中してしまいがちですが、目頭側を太く描くと作為的に見えてしまいます。それよりも目尻の方向に5ミリほどはみ出すように長めに描くことによって、目の横幅が広がって目尻を引き上げる効果が得られます。
輪郭にそってラインを描こうとするとどうしても下がり気味になるので、少し上向きにラインを足すことを心掛けるといいでしょう。
まつ毛の間をアイライナーで埋める
まつ毛は、目を縁取る役割をしています。まつ毛が多い人はキリッとした目元になりやすいのに対し、まつ毛とまつ毛の間隔が空いていると輪郭がぼやけてぼんやりとした目になってしまいます。アイライナーを使用する際には、まつ毛の間を埋めるように描くことがポイントとなります。
アイライナーを使用する際は、まぶたを上に軽く引っ張りながらラインを引くと失敗が少なくなります。また、描き終わった後に綿棒を使ってはみ出た部分を拭き取ったり、目の際をぼかしたりすることで、ナチュラルなアイラインとなります。
ナチュラルアイメイクにぴったりのコスメ
ギャルメイクやしっかりメイクに慣れている方がいきなりナチュラルメイクに変えるのは勇気がいることであり、メイクの仕方も根本的に変える必要があります。さりげないメイクであっても目元を魅力的に演出できなければナチュラルメイク美人は目指せません。
ナチュラルメイクの最も大切なポイントはアイメイクです。そこで、初めての方でも使いやすいナチュラルメイクにおすすめのアイライナー、アイシャドウを紹介しましょう。
キャンメイク アイライナーペンシル02 ナチュラルブラウン 0.2g
プチプラコスメでおなじみ、キャンメイクのペンシルタイプのアイライナーです。芯が細いためラインが引きやすいと同時に部分的に濃くしたいときにも便利です。芯が細い分、丁寧なラインを描くことができ仕上がりがきれいになります。ヨレたり崩れたりすることもないので、初心者の方にもおすすめです。
ノンケミカルで目の縁が痒くなったり、腫れたりすることもなく、石鹸だけで簡単に落とすことができるのも魅力と言えるでしょう。ワンコインでお釣りがくるほどのリーズナブルな価格からコスパ最高と大きな評判を呼んでいます。
ケイト アイライナー アイフレームデザイナー BR-1
はっきり、くっきりしたラインが欠けるリキッドとぼかし効果に優れたジェルの2つがひとつになった話題のアイライナーです。宇和まぶたは極細筆でくっきり、下まぶたはジェルペンシルでぼかして柔らかい印象に、など自由自在に目元の印象をつくりあげることができます。
派手過ぎず地味過ぎないブラウン系のカラーはビジネス、プライベートなどで使い分ける必要がありません。リキッドとペンシルをそれぞれ単品買いするよりもずっとリーズナブルであること、1本にまとまっているので化粧ポーチがかさばらず携帯に便利なこと、なども人気の理由となっています。
リンメル アイシャドウ ショコラスウィート アイズ 015 ストロベリーショコラ (4.5g)
パレットに出した絵の具を塗るように、簡単に色を重ねてグラデーションをつくることができるアイシャドウで、不器用な方、初心者の方でも上手に塗れると評判です。透明感の高いパウダーが配合されており、色を重ねてもくすんだり、にごったりすることがありません。
派手過ぎないカラーだけでなく控え目なラメ感もナチュラルメイクにぴったりです。また、甘いショコラの香りがするため、メイクする度に癒やされます。
まとめ
可愛らしいギャルメイクや外国人のように目立つしっかりメイクは、もはや過去のものになりつつあります。今、話題となっているのは、ほどよい自然な仕上がりのナチュラルメイクです。けばけばしさがなく落ち着いたクールビューティを演出できるだけでなく、男性、女性ともに受けがいいのも魅力となっています。
ナチュラルメイクの要はアイメイク。派手で奇抜なカラーのアイシャドウをたっぷりと乗せるのではなく、ブラウン系などの落ち着いたカラーのアイシャドウとアイライナーを駆使してナチュラルでありながらも魅力的な目元をつくることがポイントとなります。基本的なメイクテクニックを身につけてナチュラルメイク美人を目指しましょう。