記事の目次
基本的なスキンケアの役割と特徴
スキンケアに欠かせないのが基礎化粧品です。使う順番を知る前に、まずは、それぞれの役割について知っていきましょう。
化粧水の役割:肌に水分を補給する
化粧水の役割は、汚れや皮脂を洗い落とした肌の水分を補い、柔らかくなめらかにする事です。主に水溶性成分からなり、配合比率は少ないですが保湿成分も含まれています。
保湿成分としてはグリセリンが含まれているのが一般的です。また、ヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドが配合されているものは、より保湿力が期待できます。これらの成分によって肌表面の角質層に水分を与え、潤します。角質層が潤うと水分を逃さず保湿してくれるため、外からのダメージガード効果も期待できます。
とはいえ、あくまで化粧水なので、保湿にこだわるなら保湿力の高い乳液を選ぶのをおすすめします。
乳液の役割:肌に油分を補給する
乳液には、UVケアができるUVカット乳液や、くすみカバーのティント乳液などがあります。
目的によって選ぶ乳液は異なりますが、基本的には肌に水分と油分を補いつつ、潤いを保ちやすくするのが乳液の役割です。
特に保湿に期待するなら、高保湿タイプの乳液を選びましょう。その際は、セラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなど保湿成分が入っているか確認しましょう。
オールインワンゲルタイプ:保湿成分だけでなく美容成分も配合されている
初めてスキンケアをする人に優しいのがオールインワンゲルタイプです。保湿成分に加え、多くの美容効果が期待できる成分が含まれており、化粧水、乳液、美容液など複数の役割を1つでこなしてくれます。
中には、敏感肌や美白、エイジングケアや敏感肌などに特化したものもあります。保湿力は基本的に備わっていますので、目的別で選択すると良いでしょう。
一般的なスキンケアの順番は?
基礎化粧品のそれぞれの役割を活かすには順番も大切です。ここでは効果的に使う一般的な順番を紹介します。
はじめは化粧水を塗る
やっぱり、と思う人もいるかもしれませんが、最初は化粧水を塗ります。というのも、皮脂や汚れを落とした洗顔後の肌は、乾燥に弱くとてもデリケートです。まずは、水分を肌に浸透させて、補ってあげることが大切となります。
更に、次に続く美容液などの成分を浸透しやすくする働きもあります。化粧水を塗る事によって、肌に必要な成分を肌全体に行き渡らせることができるのです。
最後は乳液でフタをする
乳液の働きは、水分や美容成分を逃さずフタをする事です。もしも、乳液を使わず終わらせると、肌に与えた成分が蒸発してしまう恐れがあります。
また、長時間の保湿とはならない場合もあります。最後に乳液を使う事によって肌を覆い、塗った美容成分を閉じ込め、保湿状態を保つ事ができるのです。
保湿効果が高まる化粧水と乳液の塗り方のポイント
基礎化粧品は、塗り方ひとつで保湿効果に違いが出てくると言われています。ここでは、効果が高まる塗り方のポイントを紹介しましょう。
化粧水をコットンでつける場合は内側から外側に向けてつける
コットンで効果的に塗るなら、内側から外側に向かって塗り進めましょう。
額は真ん中から外側へ、皮脂が多い部分を念入りに優しくパッティングします。瞼は目頭から目尻へ、鼻は鼻筋に沿って上から下。口元、フェイスラインも優しく馴染ませましょう。
化粧水を手でつける場合は手のひらで温めてから
手のひらでつける場合、手に取ってささっと顔全体に塗ってしまいがちです。保湿効果や浸透力を高めるなら、一度手のひらで温めてから塗りましょう。
まず、手のひらに化粧水をのせます。
次に手のひらと指で軽く温めてから、顔全体に塗り広げます。
そして、顔全体を手のひらで包み込むようにしながら優しく肌にプレスしましょう。
押し込む時は、優しくそっとやると、肌深くまで浸透していきます。強く押し込まないようにするのがポイントです。
乳液をコットンでつける場合はこすらず肌に優しく押し込む
コットンを使って乳液を塗る場合も優しくこすらず滑らせながら押し込む事が大切です。
コットンに乗せた乳液を額や両頬、鼻の頭や顎に置きます。頬は円を描くように内側から外側へ塗りましょう。額は中間から外側に向かって円を描くように馴染ませます。フェイスラインは中心から耳元に向かってゆっくりすべらせてください。
乳液を手でつける場合は量を取りすぎないように注意する
手で乳液を塗る時には、手に取る分量を少なめにしましょう。大体10円程度の量を目安に取ります。化粧水と同様で、手で温めてから塗っていくと効果的です。
その後、手のひら全体を使って優しく円を描くように塗り進めます。内側から外側に持って行くように塗ると、まんべんなく塗れるでしょう。
プラスワンのスキンケアのタイミングは?
基礎化粧品では物足りない、肌にもう一押し欲しい時に使いたいのが美容液です。ここでは効果的に使うタイミングについて紹介しましょう。
美容液を使うなら化粧水の後
基本的には、基礎化粧品で十分に肌を守る事ができます。しかし、乾燥肌による保湿力強化、美白やしわ対策となるともうひとつアイテムが必要です。
美容液には基礎化粧品と違って、気になる部分を集中ケアする役割があります。目的に見合った美容液を使う事で、肌に必要な成分を与えることができます。タイミングは、美容成分が浸透しやすい化粧水の後に使うと効果的です。
パックのタイミングは種類で変わる
パックは、種類が豊富にあり、物によって使うタイミングに違いがあります。
中でもシートタイプには化粧水タイプと美容液タイプがあり、それぞれタイミングが異なります。化粧水タイプは洗顔後、美容液タイプは化粧水の後です。また、塗るタイプもジェルやクリーム、泥など種類もたくさんあります。洗い流す物もありますが、拭き取るクリームタイプは、美容液後に行うと効果的です。
全てが合わさったオールインワンゲルタイプは洗顔後そのまま使える
オールインワンは、基礎化粧品から美容液に至る全てを一度にできてしまう優れ物です。全部つけるのが面倒な人、忙しくて時間をかけられない人にはおすすめできるアイテムです。何も気にせず、洗顔後、すぐに使うことができます。
ただし、様々な美容成分が含まれていますが、集中ケアには向かない場合もあります。これで足りないと感じたなら、目的に合わせて使うアイテムを増やしましょう。
保湿効果の高いおすすめ化粧水3選
化粧水でも保湿効果に期待できるおすすめアイテムをまとめてみました。
ミューフル ナチュラル ローション
天然由来の成分を重視して作られているシリーズです。中でもローションは、保湿と浸透に優れ、ふっくらとした柔らかな肌へと導いてくれます。
ほんのりジェル状で、角質層の深くまで浸透し、内側からなめらか肌を実現します。肌のきめが気になる人や乾燥肌の人におすすめです。
館林産ボイセンベリー濃い化粧水
群馬県館林の名産のボイセンベリーを使ったローションです。天然成分配合で、さらっとした質感が肌を優しく浸透し、隅々までよく馴染みます。保湿力が高く浸透性もあり、潤いのある、もちっとした肌を実感できるでしょう。
セバメド モイスチャーローション
弱酸性のローションでデリケートな肌に水分を補給し、しっとり自然な潤い肌を作ります。価格もそこまで高くなく、手軽に使えるスキンケア商品です。
素肌と同じph.5.5の弱酸性なので、肌にも良く馴染み、必要な潤いを補ってくれます。特に日焼けした肌や肌荒れが気になる人、肌が弱くて敏感質の人におすすめです。
肌を潤しながら美容成分を閉じ込めるおすすめ乳液3選
潤い持続と美容成分を閉じ込める効果が期待できるおすすめの乳液をまとめました。
DEW エマルジョン
高い保湿力でもちもち感だけでなく、ハリや艶のある肌へ変えてくれる乳液です。カネボウが独自に開発した成分を配合して、保湿をより強化しています。肌にみっちりとしたハリと弾力性と感じられ、保湿力の高さを体感できるでしょう。
天然セラミド配合乳液
保湿効果が期待できるセラミドを細かな粒子にして配合しているため、肌の奥深くまで浸透します。乳液に含まれているセラミドは、動物性天然由来のものを使用。しっとりしつつべたつき感もなく、素早くよく馴染み、内側から保湿を強化してくれます。
なめらか本舗 乳液
大容量でとてもお得なのに、保湿もしっかりしてくれるコスパの高い乳液です。さらっとしつつも保湿力が高く、しっとり感がはっきりと実感できるでしょう。美白やUVなど特にこだわりがなく、とにかく乳液を使って保湿したい人におすすめです。
スキンケアの手間を減らせるおすすめオールインワンゲルセット3選
肌に必要な要素が全て詰まったオールインワンでおすすめのアイテムをまとめてみました。
水の天使 スキントリートメントゲル
保湿をしつつ、シミやそばかすなどを防いで美白効果も期待できるゲルです。天然由来の成分に加えトレハロースを配合し、含まれる水にも拘って作られています。優しく包み込み、ハリのある肌に変えてくれるでしょう。
EGF プラセンタ配合 濃密贅沢オールインワンジェル UFジェル
潤いを与えて肌の乾燥を防ぎ、美肌やエイジングケアも期待できるジェルです。肌にハリを与えるEGFやプラセンタ、保護するリピジュアなどが含まれています。セラミドやフルボ酸、天然アーブエキス効果で潤いとキメのある肌に仕上げてくれるでしょう。
ドクターシーラボ 薬用アクアコラーゲンゲル スーパーセンシティブ
無添加素材を使用し、デリケートな肌にも優しくスキンケアができるアイテムです。特徴的なのは、和漢植物混合エキスを配合している点です。独自に開発した植物エキスが肌本来の力を引き出すように内側から作用します。これによって、保湿だけでなく正常な状態に近づくよう肌をサポートしてくれるでしょう。
敏感肌の人や、刺激に弱い人、肌が荒れてしまいがちな人におすすめです。
まとめ
選ぶ化粧品だけでなく、使い方や塗り方ひとつで肌のコントロールが変わってきます。自分の肌の目的に合った適切なアイテムを使って、輝くお肌を目指しましょう。