頭皮が乾燥する原因とは?
頭皮が脂っぽい事で悩む人も多いですが、乾燥して痒みを感じたり、フケに悩んだりする方も多いようです。なぜ?頭皮が乾燥するのでしょう。原因は様々ですが、原因を理解する事で対応策を考えることができます。
使っているシャンプーの洗浄力が強すぎる
シャンプーには様々な種類があり、最近はワックスなどの整髪料がしっかり落ちるように、洗浄力が強いタイプもあります。シャンプーに含まれている強い洗浄成分は汚れやワックスなどを落としてくれますが、頭皮の水分を蒸発させないようにしてくれている皮脂まで除去してしまう事があるのです。
頭皮から潤い成分が除去されてしまうことで乾燥が進み、様々なトラブルが発生します。シャンプーの成分を確認する事も、頭皮にとっては重要なことなのです。
シャンプーを使う頻度が多い
朝と夜1日2回くらいのシャンプーならまだしも、頭皮の脂っぽさを気にして、何度も洗うのはいただけません。頭皮を保護する皮脂がシャンプーの度に洗い流されてしまうため、皮脂で保護できなくなり乾燥してしまうのです。
またお風呂で熱いシャワーを浴びる事が好きという人もいますが、40度以上のお湯を使ってシャンプーを洗い流すことで、皮脂が除去され乾燥してしまう原因となります。
爪を立てて乱暴に洗っている
頭皮の汚れを落としたいと思うと、ついつい乱暴に強い力で洗ってしまいます。しかし、頭皮は敏感ですので、ごしごしと力任せに洗うことで乾燥することも考えられるのです。
シャンプーをするときには指の腹を利用し、良くシャンプー液を泡立てて、優しく泡を転がすように洗うのがポイントです。強く洗えば汚れが落ちるという事ではないのです。
ストレスや睡眠不足
生活習慣が乱れると自律神経が乱れ、それによってホルモンバランスが乱れます。毛髪はホルモンのバランスに強く影響されますので、毛周期のサイクルが乱れ頭皮の健康状態が悪くなることもあるのです。
睡眠不足、ダイエットによる栄養不足なども、毛髪の毛周期を乱すことになります。生活習慣が乱れてくると、毛髪にも影響するという事を理解しておきましょう。
乾燥するとどんなトラブルが起きるの?
頭皮が乾燥すると、かゆみ、フケ以外にも様々な症状が発生します。頭皮湿疹や頭皮のニキビなどができると、気になって掻き壊し、炎症を起こすこともあるようです。
かゆみ
頭皮は腕や足などと同じように皮膚の一部であり、乾燥が進むと皮膚にもかゆみがでてきます。それと同じように皮膚の一部である頭皮も乾燥すればかゆみがでてくるのです。
頭皮がかゆいと寝ているうちに掻き毟ってしまったり、掻いたりすることで傷ができ、そこから炎症を起こしてしまうこともあります。
フケ
フケには脂性フケと乾性フケの2種類があり、頭皮の状態が脂っぽくても乾燥していても、フケがでるのです。湿り気をもっている脂性フケ、肩に白い細かなものが落ちてくる乾性フケがあります。
乾性フケは頭皮が乾燥してしまい、表皮細胞が剥がれ落ちることで、白くぱらぱらと粉っぽさのあるフケがでるようになるのです。冬場は腕や足と同じように乾性フケが多くなります。
抜け毛
頭皮が乾燥して固くなってしまうと、毛髪の成長に必要な栄養素や水分などが届きにくくなります。これによって起こるのが毛周期トラブルです。乾燥して固くなってしまった頭皮は血液の流れが悪くなり、髪の毛が正常に成長できないため、抜け毛が多くなってしまうのです。
乾燥する季節になって抜け毛が多くなったな・・と思ったら、頭皮が乾燥しているかもしれないと対処法を考えることも必要なんですね。
乾燥を防ぎ、保湿するためには
頭皮が乾燥していることが分かったら、頭皮を健康的な状態に導くために対処を考えましょう。頭皮の乾燥への対処法もいくつかありますが、いずれも難しい事ではありません。今日からできることもあるのです。
アミノ酸系界面活性剤を使ったシャンプーで優しく洗う
今自分が利用しているシャンプーが洗浄力の強いタイプであれば、乾燥の原因がシャンプーかもしれません。そこで、刺激の少ないアミノ酸系界面活性剤のシャンプーに切り替えます。
頭皮の乾燥に良いといわれているシャンプーは、アミノ酸系、アマイドサルフェート系、タウリン系などです。アミノ酸系シャンプーには頭皮の健康を考えた商品も多いので、安心して利用できます。
シャンプーに保湿成分が入っていると◎
シャンプーに保湿成分が配合されているものも多くなっており、例えばシロキクラゲ等の保湿力が強い成分を利用している商品もあります。顔の皮膚が乾燥している場合、頭皮も乾燥している事が考えられますので、保湿成分が配合されているシャンプーを利用するといいでしょう。
頭皮ケア用の専用保湿剤を使う
頭皮ケア専用の保湿力があるケアローション等も多くなっています。男性用も女性用も色々な商品があり、保湿と共にフケ、かゆみを軽減してくれる商品等も好評です。
入浴後にこうした頭皮ケア用の専用保湿剤を利用すると頭皮の毛穴が温まり、きれいに洗浄されている状態になりますので浸透力がよくなります。
化粧水を冷蔵庫で冷やして使うと抜け毛予防にも
頭皮用の化粧水等も販売されていますが、こうした頭皮用の化粧水を利用する場合、冷蔵庫で冷やしてから利用します。保湿や毛穴の開きを引き締めることも期待できるのです。
アミノ酸系界面活性剤を使ったシャンプーおすすめ4選
頭皮にやさしいシャンプーを利用して頭皮の乾燥を予防、改善しましょう。アミノ酸系界面活性剤を利用している良質なシャンプーを紹介します。
すっぴん地肌 ナチュラルスカルプシャンプー
石油系界面活性剤やシリコン、合成ポリマーなど、頭皮に不必要なものを一切使用していないシャンプーです。すっぴん地肌 ナチュラルスカルプシャンプーは、頭皮に潤いを与えるカキタンニンやガゴメ昆布、アロエベラなど9種類もの自然成分が含まれています。毛髪のケア、頭皮の潤いケアができる刺激の少ないシャンプーです。
レラ・パルガ 原料アミノ酸100%シャンプー
プロ仕様でサロン専売品として人気があったこのシャンプーは、今本物にこだわっている人に選ばれています。天然由来のアミノ酸の中でも、上質なグルタミン酸を利用しているのです。アミノ酸オイル、ホホバオイル、コラーゲンなどと共に洗浄から補修、保護・保湿と、アミノ酸系サイクルを作り、頭皮や毛髪を健康な状態に導きます。
DANY シャンプー モイストスパ
3種類のヒアルロン酸を配合しているDANY シャンプー モイストスパシャンプーは、高品質なシャンプーとして人気があります。頭皮に必要な皮脂はそのままに、頭皮の汚れだけを除去してくれるやさしいシャンプーなのです。泡立ちが細かいので、その細かな泡が毛穴の汚れなどもすっきり落とし、健康的な頭皮に近づけます。
コーセー ジュレーム アミノ ノンシリコンシャンプー
傷んだ髪の毛、頭皮を改善する使い心地のいいシャンプーが、コーセー ジュレーム アミノ ノンシリコンシャンプーです。細かくふんわりとした泡が頭皮を優しく洗い上げ、刺激の少ないアミノ酸系ノンシリコンシャンプーとして高い人気を誇っています。ベルガモット、マスカット、マグノリア等の成分から生まれる香りも人気の秘訣です。
頭皮ケア用専用保湿ローションおすすめ4選
シャンプーのほかにも、頭皮をケアする商品として頭皮ケア専用保湿ローションもおすすめです。ローションには保湿成分のほか、毛髪にも力がある成分が配合されていますので、毛髪に悩みをお持ちの方にもおすすめできます。
薬用ユースキンS ローション
ユースキンといえば、お子さんも利用できる商品があることでも知られています。薬用ユースキンSローションは、乾燥した皮膚を優しく保湿してくれるのです。すべての商品にシソの葉エキスが利用されており、保湿力が強い商品として人気となっています。
ビーワン オールインローション
ビーワン オールインローションを乾いている頭皮に塗布し、優しく指の腹を使ってマッサージします。その後、4分ほど放置し、洗い流す必要のないローションです。
ビーワン原水にシルク含有アバタイト、抗触媒トリニティー等が配合されています。頭皮の臭いや汚れはスッキリ除去でき、それでいて低刺激で負担の少ないローションです。
ENZ-SQ エンザ エスキューfor スカルプ&ヘア
体内と同じ酵素で作られている酵素ローション、ENZ-SQ エンザ エスキューfor スカルプ&ヘアは、頭皮を健康な状態に導き、毛母衰退、頭皮の活力減退の原因となる活性酸素を分解してくれます。過酸化脂質を取り除くことで活性酸素を分解してくれますので、頭皮環境を良好にしてくれます。
パミロール ヘアートニック エキストラクト
パミロール ヘアートニック エキストラクトは乾いた状態の頭皮にと節、優しくマッサージする事で成分を浸透させ、頭皮環境を良くしてくれるローションになります。
ノズルが付いていますので、そのまま頭皮に塗布し、その後にマッサージをします。ローションをつける前に、アミノ酸系の刺激の少ないシャンプーで頭皮をきれいに洗浄します。その後、しっかりとドライヤーで乾かしてからローションを塗布しましょう。
まとめ
頭皮の環境が乱れるとフケ、かゆみなどの症状が出てきます。フケが多くなることで頭皮に汚れが溜まり、そのまま毛穴をふさいでしまえばニキビや炎症などのトラブルの元となるのです。皮膚の大きなトラブルにならないように、刺激の少ないシャンプーやローションを活用しましょう。