保湿ジェルの選び方のポイント
美白効果がほしい時はトラネキサム酸配合ジェル
トラネキサム酸はシミを改善する効果があると期待されている美白成分です。トラネキサム酸には、シミの原因となるメラニンの生成を抑えシミの原因をブロックする働きがあります。もうひとつ、肌荒れを予防する働きも注目されています。
シミひとつない透き通るような透明感のある肌を目指したいなら、美白成分を配合した保湿ジェルを選ぶといいでしょう。
美白ケアなら浸透型ビタミンC配合ジェル
美白といえば、ビタミンCと言ってもいいくらい有名な成分です。実際に美白化粧品にも多く使用されていますし、高い抗酸化作用により酸化を防ぐ働きがあります。肌のハリや弾力を維持するのに欠かせない、コラーゲン生成をサポートする働きも有名ですね。
美白効果を求めて保湿ジェルを選ぶなら、浸透力のいい浸透型ビタミンC配合のものを選ぶといいでしょう。水溶性のため水に溶けやすい性質があります。肌にしっかりと届けたいときは、ビタミンC誘導体がおすすめです。
しっとり保湿したい時はセラミド配合ジェル
セラミドを配合した保湿ジェルは、不足しがちなセラミドを補い水分を蓄え、肌のバリア機能をサポートする効果が期待できます。
セラミドは、元々肌に存在している成分です。水分が蒸発しないようにサポートする働きを持っています。体内でも生成されていますが、年齢とともに減少していきます。乾燥肌や敏感肌の人は、セラミドが少ない状態となるため乾燥しやすい状態です。
アンチエイジングにはコエンザイムQ10配合ジェル
コエンザイムQ10は、細胞の中に存在している成分です。エネルギーを作るサポートや抗酸化作用で細胞を守っています。体内でも生成されますが、年齢とともに減少し不足し始めます。減少すると肌細胞にも影響を与えるので、乾燥しやすくなりシワやくすみの原因となってしまいます。
高い抗酸化作用は、アンチエイジングにも役立ちます。年齢サインが気になり始めたら。コエンザイムQ10配合の保湿ジェルをおすすめします。
自分にあった成分や特徴の保湿ジェルを選ぼう
お肌の年代の特徴に合わせた製品を選ぶ
保湿ジェルにもいろんな種類があって、配合されている成分やテクスチャーはそれぞれに違います。スキンケア用品を選ぶときの基本は、自分の肌質と年齢に合ったものを見極めることです。年齢とともに肌の状態は変化していきますので、人によりベストなものは異なります。
足りない成分を配合しているもの、肌質に合わせて刺激や負担をかけないものなど、今の自分に合った保湿ジェルを見極めることが大切です。
朝用・夜用のオールインワンジェルを上手に使い分ける
朝用・夜用と表記されているものは、使うタイミングを守って上手に使い分けましょう。
オールインワンジェルは、1つでいくつもの機能を兼ね備えているので時短になります。ただし配合されている成分によっては、使いタイミングが決まってくるので注意しましょう。
朝用は化粧水・乳液・美容液・クリーム・日焼け止め・化粧下地などの機能が含まれることが多いです。夜用は寝ている間にスキンケアができるよう、少し濃厚で贅沢な美容成分を配合しており、パックの効果なども含まれます。
朝用のオールインワンジェルを夜に使うと、日焼け止めや化粧下地という不要な効果があるのでおすすめできません。夜用は油分多めとなるため、肌質によってはメイク崩れの原因となってしまうこともあります。
お肌のタイプにあった保湿ジェル
肌質によって必要な成分は変わってきます。パッケージに○○肌用と書いてある場合は、自分の肌質に合ったタイプを選ぶのが基本です。
保湿ジェルにはしっとりタイプやさっぱりタイプなど、いくつか種類があります。乾燥しがちな人がさっぱりタイプを選んでしまうと、少し物足りないと感じることがあります。オイリー肌の人がしっとりタイプを使うと、肌のベタつきを感じるかもしれません。
お肌の年代の特徴に合わせた保湿ジェル3選
10代~20代はサッパリタイプ
10代~20代の肌には、ハトムギを配合した保湿ジェルがおすすめです。ハトムギにはニキビや肌荒れを改善する効果、美白効果などが期待できます。ハトムギは保湿力もあるので、乾燥しがちな肌にもおすすめです。続けやすいリーズナブルな価格もポイントです。
30代~40代は保湿や美白ケアを
30代~40代の人は、保湿をしつつ潤いを逃がさないようキープできるケアを目指しましょう。ニュートロジーナのハイドロブーストウォータージェリーは、ヒアルロン酸が水分を蓄え、オリーブエキスが水を育み、低下しがちな肌のバリア機能を整える効果が期待できます。
オールインワンジェルタイプ3選
エテュセ プレミアム 薬用 アミノホワイトジェル
オールインワンジェルは時短になって便利ですが、年齢サインの出始めた肌には少し物足りないと感じてしまうことがあります。年齢サインが気になる人は、エイジングケアができるオールインワンジェルを選ぶといいでしょう。普通のオールインワンの物足りなさも、エイジングケア成分がカバーしてくれます。
ドクターシーラボ 薬用アクアコラーゲンゲル
敏感肌の人や年齢サインが気になり始めた、肌のバリア機能が低下しがちな人にも安心の、低刺激処方のオールインワンジェルです。超敏感肌の人も安心して使えるよう、肌に負担をかける成分は一切使用していません。
ミランジェルオールインワンジェル 生美容液 無添加 無香料
59種類の栄養素を持つと言われるユーグレナエキス、2種類のヒアルロン酸やプラセンタといった19種類の美容成分を贅沢に配合した、ポンプ式のオールインワンジェルです。赤ちゃんも使えるように、肌に負担をかける成分は一切使用しない無添加化粧品です。化粧水・乳液・栄養クリームの3つの役割を兼ね備えていて、髪にも使えます。
お肌タイプ別保湿ジェル3選
混合肌のための高保湿ジェル
混合肌は部分的にベタつくのに、乾燥も気になるという特徴があります。サッパリを使うと乾燥するし、しっとりを使うとベタつく…という肌には、保湿しつつベタつかないものがおすすめです。
オイルやアルコール不使用で、肌に不足しがちな成分を補えるケアを目指すといいでしょう。ソフィーナのジェンヌは、混合肌用の保湿ジェルだから、ベタつかずにしっとりを実感できます。
乾燥肌用保湿ジェル
乾燥肌には濃厚な潤いが必要です。ドモホルンリンクルの保湿液は、分子の大きさが違う2種類のヒアルロン酸、3種類のコラーゲンが、乾燥した肌に潤いを与えるとともに、肌が自ら潤いをキープできるように導きます。
蜂屋柿エキスが角質層まで届き肌のキメを整え、バリア機能を高める効果も期待できます。
まとめ
保湿ジェルは肌質や悩みに合わせて、自分にとってベストなものを見極めることが大切です。単体でも使えますが、1ステップで済むオールインワンジェルは忙しいときに時短になって便利ですよ。朝用や夜用など配合されている成分によっては、使うタイミングが決まってくるので注意してください。